プレスリリース
徳島市内に完成した海ぶどうの養殖工場「水産生物工場」について
報道関係者各位
プレスリリース 2006年6月20日
有限会社テクニカルオフィス
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徳島市内に完成した海ぶどうの養殖工場「水産生物工場」について
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2006年6月に徳島市に完成した「海ぶどう養殖工場」は、有限会社テクニカル
オフィスと国立大学法人鹿児島大学教授の門脇秀策との共同研究の成果である
同大学との共同出願「特願2004-124711号 藻類の促成栽培装置と栽培方法」に
基づいた養殖工場です。同社と同大学は、特許出願を契機として、その共同
研究の成果を同社の事業展開に反映すべく協議していくことに合意しております。
海ぶどうの養殖工場システムは2006年3月高知市で開催された日本水産学会で
有限会社テクニカルオフィス代表取締役の加山浩之が初めて、「水産生物工場」
と言う名称を発表しました。
「水産生物工場」とは、生産環境の制御および生産ラインの自動化という
ハイテクを導入した水産生物を周年にわたって養殖生産するシステム工場と
定義されます。この水産生物工場は、国立大学法人鹿児島大学との共同研究の
成果に基づいて有限会社テクニカルオフィスにより、開発されたものであり、
水温、光量、光質、流速、溶存ガス濃度、栄養塩類および水中微生物の除去
など生産環境を制御し、海藻への付着生物を除去した衛生的で高品質の海藻を
短期間で栽培する養殖生産システムです。
本システムは世界的にも例がなく、農業における「植物工場」に価する次世代
の画期的な海藻養殖システムです。海ぶどうを養殖対象にした本システムに
よる「水産生物工場」は、これまでの屋外での海藻養殖業とは異なり、屋内で
衛生・品質管理を施した安定した生産と利益を確保することを目的としている
ことから、海藻養殖業の飛躍的な発展が期待されます。
今後、水産生物の養殖工場システム技術が海苔などの海藻類を含む水産生物の
安全・安心・安価・安定した養殖生産に応用され、21世紀の食料資源の確保と
自然環境の保全に貢献することを目指しております。
販売する海ぶどうの特徴は、従来の海ぶどうの商品では困難であった付着生物
等の夾雑物の除去および養殖海水の循環殺菌など衛生管理を徹底しております
ので安全かつ安心してお召し上がりになれます。
海ぶどう養殖工場は実証工場として、採算面などを検証していきます。
完成した徳島工場での月間生産規模は700kg栽培面積50m2です。
「海ぶどうの生鮮食品」ならびに「養殖工場システム」の販売を行って参ります。
お問い合わせ先
有限会社テクニカルオフィス(本社)
大阪市大正区三軒家西2丁目20-9
TEL06-6556-3331 FAX06-6556-3332
Eメール kayama@orchid.plala.or.jp
担当 加山浩之
有限会社テクニカルオフィス徳島事業所
徳島県徳島市津田海岸町1125-52
TEL088-663-0750 FAX088-663-0751
共同特許出願に関するお問い合わせ先
国立大学法人鹿児島大学
産学官連携推進機構知的財産部門 教授小池保夫
〒890-0065 鹿児島市郡元一丁目21番40号
TEL:099-285-3881 FAX:099-285-3886
※有限会社テクニカルオフィス会社概要
設立 :平成14年5月31日設立
資本金 :300万円
代表者 :代表取締役 加山浩之
従業員数:5名
業種 :食品コンサルタント業
営業内容:
食品コンサルタント
平成18年4月度より新規事業として食品の販売(総合営業部新設)を開始
新規事業として水産養殖業並びに関連設備・サービスの販売(水産科学事業部
新設)を開始予定