報道関係者各位
    プレスリリース
    2014年3月27日 10:30
    日本コーンスターチ株式会社

    米国産非遺伝子組み換えトウモロコシの「直接契約栽培」を JA全農を通じ、業界で初めて実現

    ~米大手食品会社も採用、非遺伝子組み換え作物の安定調達が可能に~

    総合澱粉メーカーの日本コーンスターチ株式会社(東京都港区、代表取締役社長:倉地 聡一郎)は、非遺伝子組み換え(NON-GMO:NON Genetically Modified Organisms)トウモロコシの安定調達の為に、JA全農(全国農業協同組合連合会)を通じて、米国農家・種子会社と直接、生産委託契約を締結し、「直接契約栽培」を実現いたしました。 【契約締結の背景】 遺伝子組み換えトウモロコシは、商用栽培・流通開始後10年以上が経過し、生産農家にその優位性が認知され、作付比率は年々増加し、2013年には約90%まで拡大しております。そのため非遺伝子組み換えトウモロコシを安定的に調達することは、年々難しくなっています。 一方、我が国の非遺伝子組み換え製品へのニーズは根強く、年明け早々には、米国の大手食品メーカーのゼネラルミルズ社が人気主力商品に使用するコーンスターチを全て非遺伝子組み換えトウモロコシを原料にしたものに変更し、「遺伝子組み換え原料は不使用」と表示すると発表、遺伝子組み換え先進国の米国でも、非遺伝子組み換え品へのニーズが高まってきていることが伝えられています。 年々、難しくなる安定調達を実現するために、日本コーンスターチでは、JA全農を通じ、米国イリノイ州ローズビルのツーミー・ファミリー農場と直接、非遺伝子組み換えトウモロコシの栽培委託契約を締結し、その種子も直接種子会社から購入する契約を締結し、昨秋には、業界初となる「直接契約栽培」による非遺伝子組み換えトウモロコシを収穫しました。 またコーンスターチ業界内で、当社のみが非遺伝子組み換えトウモロコシを原料にした製品の製造ラインと、遺伝子組み換えトウモロコシを原料にした製品の製造ラインを完全に分離し、コンタミ「ゼロ」を実現しております。 《日本コーンスターチの非遺伝子組み換えトウモロコシの「直接契約栽培」》 ・米国において、直接、種子会社から種子を購入します。 ・直接、農家と生産委託契約を行い、「直接契約栽培」を実施します。 ・JA全農の米国子会社のCGB社、全農グレイン社の協力のもと、完全な分別輸送(IPハンドリング)で日本へ輸入します。 ・完全に分離された製造ラインで、非遺伝子組み換え製品を製造し、コンタミ「ゼロ」の製品を安定的にお客様へご提供します。 今回、トウモロコシでの「直接契約栽培」は、日本コーンスターチが最初で唯一となります。製造では、種子から生産農家まで生産に携わる関係者が一連して「顔が見える」体制を整え、一つ上のトレーサビリーティーも確立させることができました 当社では、これからも「安心・安全」な製品を安定的に、お客様へご提供させていただくよう努めてまいります。 【会社概要】 社名  : 日本コーンスターチ株式会社 代表者 : 代表取締役社長 倉地 聡一郎 所在地 : 本社 〒107-0052 東京都港区赤坂一丁目11番44号                赤坂インターシティ3階 創業  : 1867年 設立  : 1962年9月20日 資本金 : 1億円 売上高 : 730億円(2008年8月期) 従業員数: 344名(2012年8月現在) 事業内容: コーンスターチ、糖化製品、化工澱粉、コーンサラダオイル、       副産物およびその他関連製品の製造・販売 URL   : http://www.nihon-cornstarch.com/