報道関係者各位
    プレスリリース
    2002年6月20日 09:30

    福岡市域における光レーザー通信と無線LANを用いた日韓共同実験の開始について

                                    平成14年6月 20日        福岡市域における光レーザー通信と無線LANを用いた             日韓共同実験の開始について 福岡市及び(株)アリスネット、ニシム電子工業(株)、サンヨン情報通信(株) 他4社は、下記のとおり、福岡市早良区の百道地区及び西新地区において、光ファイ バをバックボーンとし、最近脚光を浴びている無線LAN(ローカル・エリア・ネッ トワーク)のホットエリア間を光レーザー通信で繋ぐことにより、W-MAN(ワイ ヤレス・メトロポリタン・エリア・ネットワーク)を構築する日韓共同実験を本年8 月より開始する。  既に、光レーザー伝送技術を使用した無線ISP(インターネット接続事業者)事 業が、IT関連企業の集積地である韓国ソウル市ヨイド地区の27ヵ所のビルにおいて 行われているが、本実験のような広いエリアを対象としたW-MANの環境を整備し 、無線ISP事業の他、VoIP(ボイス・オーバー・インターネット・プロトコル )、動画配信等のサービス配信を含めた実験は世界初である。なお、本実験は、日韓 共同プロジェクトとして、福岡市百道地区・西新地区、ソウル市ヨイド地区において 同時に開始する予定。  本実験では、インフラ、ISP、アプリケーション、システム、各種端末、コンテ ンツなどを各企業・団体が協力して提供する。  福岡市は、著しく進展するITを効果的に活用することにより、市民が、いつでも 、どこでも、ITを利用できる環境が整えられ、また、市民の関心が高い様々なコン テンツが地域に流通することを期待し、地域情報化の先進的モデルの一つとなるよう 、本実験を積極的に支援するものであり、具体的には、市が有するコンテンツの提供 等を行っていく予定。 記 1 実験期間   平成14年8月から平成14年末までを予定 2 実験概要   後述「W-MANの日韓共同実験概要」参照 【問い合わせ先】  福岡市総務企画局情報化推進室IT活用推進課 桜井    電話 092-711-4356(内線1302)  株式会社アリスネット 近松   電話 092-534-3800 「W-MANの日韓共同実験概要」 1.参加企業・団体   福岡市   ?螢▲螢好優奪函▲縫轡狹纏匚?業?蝓?   ファイネストコミュニケーションズ?蝓∧_?コミュニティ放送??   SsangYong情報通信?蝓↓?YDC、Aerocom Inc.  その他多くの企業・団体等の参加を呼びかけ、各企業・団体でコンソーシアムを設 立する。  同コンソーシアム設立に向けた事務局は以下のとおり。   韓国側:?蝪截庁?   日本側:(コンテンツ提供)?螢▲螢好優奪?        (インフラ構築) ニシム電子工業??  なお、シーサイドももち関係施設協議会を始め、地元商店街、自治連合会等にも協 力を依頼していく予定。 2.実験地区   福岡市早良区百道地区及び西新地区   ソウル市ヨイド地区 3.システム概要  無線LANのホットエリア間を光レーザー通信で繋ぐW-MANを構築。光レーザ ー通信システムは、韓国エアロコム社が開発し、2001年に韓国政府国防部が正式採用 したものであり、同システムを利用することによって、光ファイバの敷設が困難な地 域に対して、簡単な施工で安価にインフラを提供することが可能。  実験においては、各建物の屋上等に同システムのアクセスポイントを約20ヵ所設置 し、これらを繋ぐことで広範囲(東西約2Km、南北約1.5Km)をカバーする。 4.その他  実験では、福岡県が高速インフラ網として整備した福岡ギガビットハイウェイ(F GH)を利用する予定であることから、本実験は、FGHとW-MANを組み合わせ たモデルとして、今後の県内における地域インフラ整備、具体的なサービスの提供等 に貢献するとともに、全国各自治体のラストワンマイルの解決にも貢献することが期 待される。 5.実験に関する問い合わせ先   株式会社アリスネット 近松   電話 092-534-3800