報道関係者各位
プレスリリース
2025年8月6日 14:00
株式会社ファーマフーズ

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博) 大阪パビリオン出展ブース 盛夏デザインへ設(しつら)え替(が)え

株式会社ファーマフーズ(本社:京都市西京区、代表取締役:金武祚)は、2025年4月13日に開幕した日本国際博覧会(大阪・関西万博)の大阪ヘルスケアパビリオンへ出展しています。展示テーマを「ひとと地球にやさしい繊維」として、当社が開発した卵殻膜由来の新繊維「ovoveilⓇ(オボヴェール)」を主役に、京都の伝統芸術を交えて五感に響くブース体験を提供しています。

この度、壁面のタペストリー展示について、盛夏デザインへの設え替えを行いました。タペストリー展示の生地には、田勇機業株式会社がovoveilとシルクで交織した丹後ちりめんを用いて、友禅作家・グラフィックデザイナーの川邊祐之亮氏がデザイン制作を担当しました。地球上の生命が生まれた場所であり、また京都の文化の源泉でもある水をイメージした青色を基調として、らせん模様や銀箔の水しぶきが奥行き感をもたらし、水の豊かさと涼を感じるブース空間へと装いを新たにしました。また、京都のお香の老舗・松栄堂が、設え替えに合わせて新たに調合したオリジナルの香りによる空間演出もお楽しみいただけます。

展示ブースの外観
展示ブースの外観

友禅作家・グラフィックデザイナー 川邊祐之亮氏のコメント

京町家には、季節に応じて建具や敷物を替える「設え替え」という生活文化があります。町人たちは春には春の設え、夏には夏の設えへと調度を替え、室内を快適に保ちながら、素材や色彩の工夫を通じて四季の移ろいを五感で味わい楽しんできました。本展示でも、この「設え替え」の要素を取り入れることで、来場者の皆様に季節の美しさを感じていただき、何度も足を運びたくなるような趣のある空間を目指しました。
記録的な暑さの中で開催されている今回の万博では、水をモチーフにしたタペストリーを設えることで、少しでも涼を感じていただけるよう工夫を凝らしています。京都を囲む山々から湧き出す豊かな水は、川となり伏流水となり、古くから人々の生活を支えてきました。生活用水としてはもちろん、茶の湯や清酒、友禅染といった京都文化の発展にも大きな恩恵をもたらしてきたのです。また、天下の台所大阪と京の都を結ぶ淀川を利用した水運はかつて、人や物資、文化の交流を支える重要な役割を果たしてきました。
そして、水は生物のからだを構成する基本的な要素でもあります。人の体の約50%以上、タマゴの約75%が水でできています。今回私たちが展示する「オボヴェール」は、タマゴから生まれた新しい繊維素材です。人にも、タマゴにも、そして社会や地球にとっても欠かせない「水」の美しさを文様に込めて、皆様をお迎えしたいと考えています。

当社展示ブースへの来場者が22万人を突破

開幕から7月末までに、延べ22万人が当社ブースへご来場されました。万博出展は、生活者への企業認知拡大に寄与するだけでなく、国境を超えたビジネスマッチングの場として繊維事業の可能性を広げています。アップサイクル素材であるovoveilは特に、circular economy(循環型経済)に注力する北欧諸国との相性がよく、積極的な営業活動を展開しております。今後も、大阪ヘルスケアパビリオンの来賓対応や海外パビリオン関係者との交流を通して、国内外への企業認知拡大と販路開拓に取り組んで参ります。

協力企業のご紹介

タペストリー展示のデザイン制作

有限会社ジャパンスタイルシステム
所在地:京都市上京区小川通中立売上る小川町216-2
担当:川邊 祐之亮 TEL: 075-451-7936 E-mail: kawabe.yunosuke@gmail.com
WEBサイト:https://jss-kyoto.jp/

タペストリー展示のovoveil生地制作

タペストリー展示のovoveil生地制作
田勇機業株式会社
所在地:京都府京丹後市網野町浅茂川112
担当:田茂井 勇人 TEL: 0772-72-0307 E-mail: info@tayuh.jp
WEBサイト:https://www.tayuh.jp/

ブース空間の香りの調合

株式会社 松栄堂
所在地:京都府京都市中京区烏丸通二条上ル東側
担当:営業部 TEL: 075-212-5588 E-mail: incense@shoyeido.co.jp
WEBサイト:https://www.shoyeido.co.jp/

※当社の万博展示に関するお問合せは、下記担当者までご連絡ください。

株式会社ファーマフーズ 万博担当:原田   
Email: seiyu-harada@pharmafoods.co.jp