報道関係者各位
プレスリリース
2025年7月23日 10:00
サイファーマ株式会社

サイファーマ、サイバー脅威とリスクを可視化する サイバーセキュリティプラットフォーム 「DeCYFIR(デサイファー)」をユーザベースに提供

東京 - 2025年7月23日 - 外部脅威情勢管理プラットフォームを提供するサイファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、以下 サイファーマ)は、本日、株式会社ユーザベース(本社:東京都中央区、以下 ユーザベース)がサイバー脅威とリスクを包括的に可視化するプラットフォーム「DeCYFIR」を採用したことを発表いたします。同プラットフォームは外部のサイバー脅威情勢を可視化し、起こり得る攻撃やサイバーリスクに備え、組織のサイバーセキュリティの強化のために活用されています。


「DeCYFIR(デサイファー)」をユーザベースに提供

「DeCYFIR(デサイファー)」をユーザベースに提供


【ユーザベースの導入の背景】

ユーザベースは、経営のスピードを上げる情報プラットフォーム「スピーダ」や、今では国内最大級の経済ニュースプラットフォームとして確固たる地位を築いている「NewsPicks」などを展開しています。2008年の創業より築き上げてきた経済情報基盤を活用して、日本のみならず、北米や中国、東南アジアでビジネスを拡大しています。

同社では、サイバーセキュリティの本質が事業と組織の持続性を守ることであると捉え、サイバーレジリエンスを強化してきました。これまでのような「防御偏重」のアプローチから一歩進んで、「防御は突破されるもの」という考え方を前提として「検知・対応・復旧」の体制整備に重心を移しています。

経営の観点でも、サイバーインシデントが起きた時にビジネスへのインパクトを最小化することをレジリエンスの核と考え、そのためにIT部門だけでなく業務や組織、意思決定プロセス全体の回復力を高める施策を推進しています。

同社では、以前までは従来の「防御重視」の考え方に偏りがちでした。具体的には、外部からの攻撃をいかに防ぐかに焦点を当てていましたが、万が一、防御が突破された場合の「検知」「対応」「復旧」といったフェーズで、具体的な準備や体制に課題を抱えていました。

加えて、クラウドサービスの急速な拡大や新規事業の展開により、IT資産の構成が動的かつ複雑化していました。そんな中で自社のアタックサーフェスを正確かつ網羅的に把握できていないというリスクにも直面。意図せぬ公開資産、過去に構築されて放置された外部向けエンドポイントなど、“見えていないもの”が最大の脅威となり得る状況でした。「守る範囲が見えていない」「変化に追随できていない」「優先度が定まらない」という構造的な課題を認識し、対応の必要性を強く感じていました。



【DeCYFIRを選択した理由】

同社ではサイバーレジリエンスを高める取り組みの一環として、市場における最新のセキュリティソリューションを幅広く調査する中で、脅威インテリジェンスとアタックサーフェスの可視化を統合的に提供する製品であるDeCYFIRを知りました。サイファーマの「攻撃者の視点」から自社のリスクを捉え直すというアプローチに注目し、脅威インテリジェンスとアタックサーフェスの可視化を統合的に提供する製品として、DeCYFIRの導入を検討しました。

ASM(Attack Surface Management)や外部脅威インテリジェンス(ETI)の領域で、同社のサイバーレジリエンス戦略との整合性や、運用現場における実用性という観点から、慎重に評価を行い、DeCYFIRを導入しました。選定のポイントは以下の4点でした。


(1) 攻撃対象領域の網羅的な可視化が可能であったこと

(2) 実効性の高い脅威インテリジェンスを提供

(3) 優れたカスタマーサポート

(4) ユーザベースの戦略との親和性



【導入による効果】

同社が導入後に最も大きく感じた変化は、自社のデジタル資産の全体像と、そこに含まれるリスクが“攻撃者視点”で明確に可視化されたことです。これまで把握しきれていなかった外部公開中サービスの脆弱性、設定ミス、機密性の高い情報の漏洩状況などが継続的に検知され、“何が狙われ得るのか”を先回りして理解できるようになりました。

この変化により、インシデントが発生する前に、能動的かつ優先度の高いリスクに集中して対処する体制が整いつつあります。例えば、DeCYFIRは重要なパッチの適用漏れや誤設定といった、潜在的に重大なリスクを早期に提示し、対応を加速させることに貢献しています。

結果として、セキュリティ対策が「対応型」から「予防・能動型」へと進化し、サイバーレジリエンス全体の底上げに直結する効果を実感しています。



【お客様の声】

ユーザベース 上席執行役員 CIO/CISO 王佳一様は次のように述べています。

「ユーザベースはサイバーセキュリティを経営の最重要課題の一つと位置づけています。DeCYFIRの持つ“攻撃者視点”の可視化と実効性の高いインテリジェンスは当社のレジリエンス戦略と極めて親和性が高く、経営リスクへの先手対応を可能にする存在です。今後も事業の持続性と信頼を支える中核パートナーとしてその価値に大いに期待しています。」



【導入事例全文】

ユーザベース導入事例: https://www.cyfirma.com/jp/news/usecase_uzabase/



【DeCYFIRについて】

DeCYFIR(デサイファー)は、お客様組織に対するサイバー脅威、及びサイバーリスクに関する「7つの脅威インサイト」を、1つのプラットフォームで統合的に提供します。アタックサーフェス管理、攻撃者が悪用する脆弱性、ブランドへのなりすましリスク、情報漏洩などのデジタルリスク、サイバー情勢認識、サイバー脅威インテリジェンス、サードパーティリスクといった多角的な視点で情報を収集・分析し、相互に関連付け。お客様にパーソナライズされたインテリジェンスにより、セキュリティ管理者や担当者が状況を直感的に把握し、迅速かつ効果的な対応を取ることを可能にしています。



【サイファーマについて】

CYFIRMA(サイファーマ)は、外部脅威情勢管理に特化したサイバーセキュリティプラットフォームを提供するグローバル企業です。サイバー脅威インテリジェンス、アタックサーフェスの可視化、デジタルリスク保護などを統合し、攻撃者の視点から脅威に関する多層的な洞察を提供しています。AIと機械学習を活用した独自のクラウドプラットフォームにより、サイバー攻撃の“計画段階”から脅威を先読みし、脅威に対する能動的な対策を支援しています。

サイファーマは、フォーチュン500企業を含む多数のグローバル企業と取引があり、東京、シンガポール、APAC、EMEA、米国に拠点を展開しています。