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プレスリリース
2025年7月17日 14:00
医療法人医誠会

動画公開『IVR(画像下治療)ってなに?~知ってほしい! 身体に負担の少ない治療法~』/第209回ホロニクス公開医学講座

がん治療の第4の柱 IVR治療について学ぼう

会場の様子
会場の様子

医療法人医誠会(本社:大阪府大阪市、代表者:谷幸治)は、第209回ホロニクス公開医学講座『IVR(画像下治療)ってなに?~知ってほしい! 身体に負担の少ない治療法~』をテーマにi-Mall医誠会国際総合病院 さくらテラス2階サロンで開催し、その模様を7月10日(木)に動画配信いたしました。

一般的にレントゲンやCT、超音波と聞くと、「検査や診断のために使うもの」というイメージがあるかと思います。しかし、それらの画像診断を治療として使用するのがIVR(画像下治療)です。IVRは医療機器の進歩とともに急速に普及し、現在医療の現場では認知されるようになってきていますが、一般にはあまり知られていないのが現状です。今回はそんなIVRについてぜひ知っていただくために、IVRはどのような治療か、どのようなことができるのか、分かりやすく解説しています。ぜひご覧ください。

YouTubeリンク

ホロニクス公開医学講座の詳細

「IVR」をご存じでしょうか?インターベンショナルラジオロジー (Interventional Radiology;IVR) 日本語では「画像下治療」とよばれる治療方法の略称です。レントゲン、CT、超音波などの画像を見ながら、体の中に細い管(カテーテル)や針を入れて治療する比較的新しい治療方法です。具体的には血管をふさぐ(塞栓術)、血管の詰まりを広げる(血管形成術)、体内の液体や膿などのたまりを抜く(ドレナージ)、腫瘍を熱や冷却で壊す(アブレーション)などが代表的な手技です。IVR は、切らずに身体の奥の血管や臓器を治療するため、傷が残らず、回復も早いという特徴があります。そのため、高齢者や持病のある人にも適応しやすく、特にがん治療では、手術、抗がん剤、放射線治療と並ぶ 4 番目の柱が IVR 治療と言えます。今、急速に発展し注目される治療として IVR 専門医の解説講座をお届けします。

目次

1.IVR(画像下治療)とは
2.IVRの内容(穿刺・塞栓術・形成術・ドレナージ・アブレーション)
3.がん診療におけるIVRの役割
4.まとめ

講師

医療法人医誠会 医誠会国際総合病院
放射線科(IVR) 井隼 孝司 医師
・放射線診断治療センター センター長
・日本医学放射線学会 放射線科専門医・放射線診断専門医
・日本インターベンショナルラジオロジー学会 IVR専門医
・日本がん治療認定医機構 認定医
・厚生労働省健康局 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了

医療法人医誠会

医療法人医誠会は1979年に大阪市で創立され、ホロニクスグループとして大阪を中心に全国で病院、クリニック、介護老人保健施設などを運営しています。医誠会国際総合病院は46診療科、総職員数1,971 名の体制※で、低侵襲治療、先進・先制医療、医療DX、本格的タスクシフト・タスクシェア、中央管制システム導入に取り組み、先進的かつ国際標準の総合病院を目指しています。
地域医療に貢献するとともに、2024年12月にはJCI認証を取得、国際医療ツーリズムにも挑戦します。
また、救急医療では、24時間365日の体制で救急医療を提供しています。初期救急から2.5次救急患者を対象に診療を行い、必要に応じて各診療科が支援する救急医療体制をとっています。救急車6台(ドクターカー4台・救急車2台)、医師9名、看護師30名、救急救命士25 で、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、様々な救急患者さんを受入れ、重症度によって医師・看護師が同乗する救急救命士3名体制の医誠会「病院救急」搬送システムで、広域医療に取り組んでいます。
※ 2025年4月現在