若手アーティストの中でも特に輝きを放つ才能を紹介するシリーズ企画！

フランス語で「星」を意味する「エトワール」。若手アーティストの中でも、ひときわ輝きを放つ才能を紹介してきたシリーズ企画が、2024年に新たなステージへと踏み出し、「エトワール・シリーズ プラス」として始動しました。
本シリーズでは、ピアノをはじめとする多彩な楽器が登場し、アーティストが「リサイタル」と「室内楽」という異なるスタイルで意欲的なプログラムに挑みます。

今回登場するのは、若手の中でも類まれな知性と感性で注目を集めるピアニスト、務川慧悟。
6月開催のPart.1ではヴァイオリンとクラリネットとの共演で「ジャズ」をテーマにした新感覚の室内楽プログラムを展開し、大きな反響を呼びました。そしてPart.2となるリサイタルでは、『革新のベートーヴェン』と題し、3つのピアノ・ソナタを軸に、その音楽の変遷と挑戦の軌跡を辿ります。
常に既存の枠組みを越え、ピアノという楽器の可能性を誰よりも早く押し広げてきたベートーヴェン。3つのソナタが描くのは、秩序と自由のせめぎ合い、構造と詩の融合、そして音楽が向かおうとした未来の姿です。
シューマンの夢想と、現代の先鋭ラッヘンマンの視点を交えながら、 俊英・務川慧悟が一つひとつの作品に潜む「問い」と向き合い、音楽が変わり続けてきたその核心を鮮やかに描き出します。

ベートーヴェンの音楽は、古典派音楽という語のイメージからか「厳格な」音楽とのイメージを持たれる向きも多いように思いますが、同時に彼は音楽の中で様々な変革と挑戦を行った、真の「革新者」でもありました。
ピアノによる新たな響きを追究した『月光ソナタ』はもちろんのこと、まるでシューマン的ロマン派の先駆けとも言えそうな美しき第28番ソナタ、そして、その歩みを更に一歩押し進めた最後のソナタ第32番では、破壊と融合の狭間…形式の垣根を超えた特別で宇宙的な世界へと辿り着きます。そこには、いわゆる現代音楽の幾つかの萌芽のようなものすら、既に感じることができます。
今回のプログラムでは、これら3つのベートーヴェンのピアノソナタに、シューマンとラッヘンマンの作品を挟み込み、ベートーヴェンの革新の音楽に迫ります。 　　

■日時
2025年11月24日（月・祝）15:00開演

■会場
彩の国さいたま芸術劇場　音楽ホール

■出演
務川慧悟（ピアノ）

■曲目
ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2「月光」
シューマン：花の曲 変ニ長調 作品19
ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 作品101
ラッヘンマン：子供の遊び（ピアノのための7つの小品）
ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 作品111

■チケット
【全席指定】
正面席：4,000円（SAFメンバーズ：3,600円）
バルコニー席：3,000円（U-25*：1,500円）
＊U-25･･･公演時、25歳以下の方対象/ご入場時、身分証明書をご提示ください。
※バルコニー席はステージが見づらいお席です。予めご了承ください。

■チケット取り扱い
［Web］
SAFオンラインチケット https://www.saf.or.jp/t/
［電話］
SAFチケットセンター　0570-064-939（劇場休館日を除く10:00～18:00）
［窓口］
彩の国さいたま芸術劇場（休館日を除く10:00～18:00）　
埼玉会館（休館日を除く10:00～18:00）
［プレイガイド］
イープラス https://eplus.jp/　
チケットぴあ https://t.pia.jp/

■お問い合わせ先
SAFチケットセンター 0570-064-939（10:00～19:00／劇場休館日を除く）
※一部IP電話からは、ご利用いただけません。

■発売日
【一般】2025年6月28日（土）10:00
【SAFメンバーズ】2025年6月21日（土）10:00

■主催
公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団

■助成
文化庁文化芸術振興費補助金
劇場・音楽堂等機能強化推進事業（劇場・音楽堂等機能強化総合支援事業）
独立行政法人日本芸術文化振興会

■託児サービス
０歳6か月以上の未就学児に対して託児のご予約を承ります。
（本公演への未就学児の入場はご遠慮いただいております）

【託児お申し込み先】
株式会社明日香
お電話又は問合せフォームへご連絡ください。
[電話] 0120-165-115（予約受付：土・日・祝を除く10:00～17:00）
[問合せフォーム] https://ws.formzu.net/dist/S8221706/
※お子さま1人につき2,000円の負担金をいただきます。
※公演1週間前の17:00までにお申し込みください。
※定員になり次第、締め切らせていただきます。