特別講義「The Homeland ～故郷に帰還するシリア難民～」 小松由佳氏が語る　現地取材から見えたシリアの人々と今

麗澤大学(千葉県柏市/学長:徳永澄憲)は、ドキュメンタリーフォトグラファーの小松由佳氏を招き、Global Seminar Series：特別講義「The Homeland 〜 故郷に帰還するシリア難民〜」を2025年7月15日（火）に開催いたします。

「Global Seminar Series」は、国際的に活躍する専門家や、世界に発信したいアイデアや経験を持つゲストをお招きし、学生・教職員・卒業生・地域の皆さまと自由で活発な対話を展開するセミナーシリーズです。麗澤大学を〈知〉と国際交流のハブとして位置づけ、誰にでも開かれた出会いと学びの場を育てていくことを目指し、麗澤大学を運営する学校法人廣池学園の創立90周年を機に、国際交流センターの特別企画としてスタートしました。

今回は、昨年末、約半世紀に及ぶ独裁政権が崩壊した中東のシリアに焦点を当て、夫の故郷でもあるこの地を長年取材する小松由佳氏に、最新のようすを報告してもらいます。小松氏は取材対象者一人ひとりと深い関係を築き、目の前の事象にとどまらず、過去からの経緯についても丁寧に取材を重ねてきた方です。本特別講義では、その土地で生きる一人ひとりの具体的な個人や家族に視点をおき、国家や国際情勢といった大きなうねりとの関係についても議論を深めます。

■テーマ：「The Homeland 〜 故郷に帰還するシリア難民〜」
■講師：ドキュメンタリーフォトグラファー　小松由佳氏
■日時：2025年7月15日（火）15：00～18：30（開場14：30）
■会場：麗澤大学校舎「さつき」iArena
（千葉県柏市光ヶ丘2-1-1）
■主催：麗澤大学 国際交流センター
■協力：株式会社C's CREATIVE 大坪祐三子、今井尚
■後援：麗大麗澤会
※プログラム詳細・タイムテーブルは別紙をご覧ください。

小松由佳（こまつ・ゆか）/ ドキュメンタリーフォトグラファー
1982年秋田県生まれ。幼少時より山に魅せられ、2006年、世界第二の高峰K2(8611Ｍ/パキスタン)登頂。植村直己冒険賞受賞。次第に風土に根ざした人間の営みに惹かれ、写真家に転向。2012年からシリア内戦・難民を取材。著書に『人間の土地へ』 （集英社インターナショナル） 。第8回山本美香記念国際ジャーナリス ト賞受賞。

麗澤大学は昭和10年、創立者の廣池千九郎（法学博士）が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス（千葉県柏市光ヶ丘）に開塾したことから始まります。「知徳一体」という教育理念の下、心豊かな人間性を養い、国際社会に貢献できるグローバルリーダーの育成を目指し、教育改革を進めています。