プレスリリース
こども施設向け業務連絡ツール「せんせいトーク」提供開始~口頭・回覧による「言った言わない問題」、 プライベートのチャットツール使用による情報漏洩の懸念も解消~
株式会社コドモン(本社:東京都品川区、代表取締役:小池義則、以下「コドモン」)は、7月8日より、こども施設向け業務連絡ツール「せんせいトーク」の提供を開始します。職員間で1対1のトークから複数人のグループチャット、施設全体へのお知らせを利用できるコミュニケーションアプリで、保育所や幼稚園などのこども施設における職員間の連絡、施設全体への情報共有が簡単な操作で気軽に行えるようになります。
現在、多くのこども施設では業務連絡を口頭や回覧板で行っており、「言った・言わない」といった伝達ミスが発生するケースがあります。また、職員がプライベートのチャットツールの個人アカウントを利用して業務連絡を行うことで、情報漏洩のリスクも懸念されています。「せんせいトーク」は、これらの課題を解消し、安全かつ円滑な業務連絡を実現します。
■ 「せんせいトーク」開始の背景
こども施設における職員同士の連絡手段はさまざまで、口頭による伝達や紙の回覧による情報共有を行っている施設も少なくありません。しかし、口頭や紙での情報共有にはいくつかの課題があります。例えば、「言った・言わない」といった伝達ミスの発生や、大切な情報の所在がわからなくなる、最新情報がわかりにくいといったトラブルが起こりがちです。また、こども施設ではシフト勤務が一般的なため、「帰宅後に翌朝伝えるべきことを思い出した」「遅番の職員に保護者への伝達を伝え忘れてしまった」といった、情報の伝達漏れや遅れが生じることもあります。
一方で、プライベートでも利用しているチャットツールにグループをつくって職員間で業務連絡を行っている施設もあり、セキュリティ面での課題が浮かび上がっています。多くの施設では、職員のプライベートの個人アカウントを利用してそのまま業務連絡を行っており、「本当は教えたくなかったけれど、個人アカウントを使わざるを得なかった」という声も少なくありません。また、個人アカウントの使用によって、園児に関する情報を誤って外部に送ってしまうリスクも高まり、実際に誤送信が発生したという事例もあります。
コドモンでは、こども施設の職員と定期的にコミュニケーションを重ねる中で、業務連絡に関する課題を多く聞いてきました。こうした課題を解決するためには、こども施設に特化した業務連絡ツールが必要だと考え、「せんせいトーク」の提供を開始しました。
■ 75.2%の施設で業務連絡に個人チャットアカウント使用
コドモンでは2025年1月に、「施設内コミュニケーションに関するアンケート」(回答数:保育ICTシステム「コドモン」を利用する全国の施設、1086施設)を実施しました。それによると、LINEでのやりとりにおいて「職員個人のプライベートアカウントを利用」していると回答した施設が75.2%にのぼることが分かりました。連絡ツールの使用頻度は、約4割の施設が「毎日使用している」と回答しており、そのうち20.8%の施設では「休日や業務時間外も含めて毎日使用している」ことが明らかになり、業務外の時間にも業務連絡が行われている実態が浮き彫りになりました。

一方で、連絡や情報共有に関する課題については、約7割の施設が「課題がある」と回答しており、多くの施設が職員間の連絡に問題を抱えていることが明らかになりました。具体的には、「誰にどこまで伝わったかの確認が難しい」「職員全体への周知が難しい」といった情報伝達に関する課題のほか、「行事やクラス単位など任意のグループでのコミュニケーションがしづらい」「特定の職員と1対1でやり取りできるツールがない」といったツール機能に関する課題も多く挙げられました。また、「職員のプライベートアカウントを利用していること自体が問題だ」と感じている施設も少なくありません。
このような課題があるにもかかわらず、プライベートのチャットツールの利用が続いている背景には、施設内の連絡に適したツールが限られていることや、導入しても使いこなすのが難しいといった事情があると考えられます。
■ 「せんせいトーク」の機能
①トーク
・テキストメッセージや画像、動画、気持ちを伝える絵文字も利用可能
・リプライ機能もあり
・大切なメッセージをトーク上でピン留めしておくことが可能
・トークでやりとりしたメッセージや画像、動画などを、他の職員やグループに簡単に共有可能
②グループトーク
・特定の複数の職員と同時に会話するときにグループを作成することが可能
・グループに追加できるメンバーの人数制限はなし
③掲示板
・メンバー全員に対して一斉に情報を共有することが可能
・投稿に対してコメントやリアクションをすることができる
・誰が投稿内容を読んだのか既読を確認することも可能
④保育研修サービス「コドモンカレッジ」の研修動画
・保育研修サービス「コドモンカレッジ」の研修動画を視聴することが可能

■ 「せんせいトーク」の特徴
①こども施設特化だからシンプルで使いやすい
・保育・教育現場に特化しており、機能がシンプルで使いやすい
②業務専用でご送信防止&退職者管理も安心
・プライベート兼用の場合に起こりやすい誤送信や異動者・退職者への情報漏洩を防ぐ
③パートや非常勤を含む職員全員への情報共有が可能
・何人で利用しても料金(月額:1施設あたり5,500円~)の変更はなし
・職員全員への情報共有や既読確認も簡単
④アプリ内で研修動画が視聴できる
・「学び動画」のアイコンから研修動画を簡単に視聴できる
・動画の職員への共有もでき、通知が届くので見逃しが減る
■ 今後の展望
今後、「せんせいトーク」の利用園が広がることで、業界内で「プライベートとビジネスは分けよう」という大きな流れが生まれることを期待しています。オン・オフを切り分けられる環境は、職員の働きやすさ向上にもつながります。
また、年内には施設外の先生ともグループでやり取りができる「コミュニティ機能」のリリースを予定しており、姉妹園の職員同士のコミュニケーションや地域の園長会での連絡ツールとしての活用など利用シーンが広がる予定です。
■ コドモンについて
コドモンは、「子どもを取り巻く環境をテクノロジーの力でよりよいものに」というミッションを掲げ、業界シェアNo.1(※)の保育・教育施設向けICTシステム「CoDMON(コドモン)」 を提供しています。園児情報と連動した成長記録や指導案のスマートな記録、登降園管理、保護者とのコミュニケーション支援機能などを通して、先生方の業務負担を省力化します。これにより、こども施設で働く職員と保護者の方々が、子どもたちと向き合うゆとりをもち、より質の高い保育ができる環境づくりを支援しています。
また、ICTによる支援だけでなく、保育施設向けECサービス「コドモンストア」、全てのこども施設職員が利用可能な優待プログラム「せんせいプライム」、保育施設向けオンライン研修プラットフォーム「コドモンカレッジ」も展開しています。これらの多角的な取り組みを通じて、「子どもの育ちや学びを社会全体で支えられる世の中へ」というビジョンの実現を目指します。
※「SaaS型業務支援システムの導入園調査 2024」 株式会社東京商工リサーチ(2025年1月)
■株式会社コドモン 会社概要
◆所在地:東京都品川区西五反田八丁目4番13号 五反田JPビルディング10階
◆資本金:6,825万円
◆代表者:代表取締役 小池 義則
◆設立:2018年11月
◆事業内容:保育・教育施設向けICTサービス「コドモン」の運営、写真販売サービスの運営、決済代行サービス、採用支援事業、園児募集支援事業、保育施設向けECサイト「コドモンストア」の運営、オンライン研修事業
<<お問い合わせ・ご質問等>>
株式会社コドモン 広報
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