プレスリリース
伊香保温泉の老舗旅館『明野屋』、 クラウドファンディングによるM&Aで再生へ 失われゆく地方の歴史と文化を「想い」でつなぐ、 新たな承継モデルが誕生
群馬県・伊香保温泉にて、創業から長年愛されてきた老舗旅館『明野屋』が、 クラウドファンディングとM&Aを活用した 地域再生プロジェクトとして再出発を果たしました。 支援者は全国の個人・企業・機関投資家まで多岐にわたり、 地域文化と観光資源の承継という新たなモデルケースとして注目を集めています。
株式会社Colors Japan(本社:東京都中央区、代表取締役:藤田 精)は、群馬県・伊香保温泉にて営業していた老舗旅館『明野屋』を、クラウドファンディングとM&Aを通じて再生させることに成功しました。
老舗旅館『明野屋』
旅館『明野屋』は、かつて観光地として栄えた伊香保温泉街にあり、創業から長年、地元住民と観光客に親しまれてきました。しかし、店主の高齢化や新型コロナウイルスによる影響を受け、約4,000万円を超える借入金を抱える状況に。2022年冬、代表の藤田が現地を訪れたことをきっかけに、再生プロジェクトが始動しました。
当時、旅館は店主1人で細々と営業を続けており、施設の老朽化も深刻。再生には約2億5,000万円の費用が必要とされました。公的金融機関や地元銀行による支援が得られない中、藤田は「地域の文化を風化させたくない」という想いから、クラウドファンディング型のM&Aという新たな承継モデルに挑戦。
須磨の部屋
本プロジェクトには、個人の支援者をはじめ、マーチャント・バンカーズ株式会社(本社:東京都港区)、株式会社ライブズ(本社:東京都新宿区)などの機関投資家も賛同。“想いでつなぐ承継”というコンセプトのもと、資金調達と運営基盤の構築を実現しました。
現在、伊香保温泉の旅館数は全盛期の6割以下となる約40軒にまで減少。芸妓文化や温泉まんじゅうなどの地域資源も存続の危機にあります。本プロジェクトは、こうした“地域の記憶”を次世代につなぐ一つの解決策として、地方創生・観光再生に携わる企業・団体から注目を集めています。
クラウドファンディング
Colors Japanでは今後、年間100件近く寄せられる地方M&Aの相談案件に対して、本件のような「共感型承継モデル」を積極的に展開してまいります。
【今後の展望】
再生された『明野屋』は、2024年12月より本格稼働。
地方創生を目的としたクラウドファンディングM&Aプラットフォームを強化。
【今回の地方創生の支援者】
・クラウドファンディングの支援者
・株式会社ライブズ様 クラウドファンディング提供事業者
https://lives-funding.com/fund/detail/29
・マーチャント・バンカーズ株式会社様