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プレスリリース
2025年5月23日 11:00
株式会社マクニカ

マクニカ、NECの12万5千台の端末に CrowdStrike Falcon Identity Protectionを導入

~Falcon Identity Protectionの国内最大規模となる導入を、 マクニカ、クラウドストライク、NECセキュリティが支援~

株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、CrowdStrike(NASDAQ: CRWD)の日本法人であるクラウドストライク合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長:尾羽沢 功、以下クラウドストライク)及びNECセキュリティ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中谷 昇、以下NECセキュリティ)協力のもと、日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田 隆之、以下NEC)へアイデンティティベースの攻撃からの保護を目的として、CrowdStrike Falcon®︎ Identity Protection(以下Falcon Identity Protection)およびCrowdStrike Falcon®︎ Insight XDR(以下Falcon Insight XDR)を提供したことを本日発表いたします。AIネイティブのCrowdStrike Falcon®︎ サイバーセキュリティプラットフォーム(以下Falcon サイバーセキュリティプラットフォーム)およびクラウドストライクの柔軟なFalcon Flexライセンスプログラムを通じて提供されるこれらのサイバーセキュリティソリューションは、NECの12万5000台の端末に採用され、国内最大規模のFalcon Identity Protectionの導入となります*1。

■背景
近年、サイバー攻撃の高度化に伴い、企業ネットワークの中核であるActive Directory(AD)が攻撃の主要なターゲットとなっています。ADが一度侵入されると、広範囲に渡るユーザー情報やアクセス権限が奪われるリスクが高く、堅牢なアイデンティティ保護が不可欠となっています。NECでは、これまで様々なセキュリティ対策を講じてきましたが、オンプレミスのADの多要素認証については、ドメイン全体のセキュリティ強化における重要な課題として捉えていました。
このような背景から、NECはAzure MFA(多要素認証)をオンプレミス環境でも適用できるアイデンティティ保護ソリューションの導入を検討し、Falcon Identity Protectionを採用しました。Falcon Identity Protectionは、導入対象のオンプレミスADの状況によらず、多要素認証が適用できるよう様々なオプションを提供しており、これが大きな選定理由となりました。

■CrowdStrike Falcon Identity Protectionのメリット
現在、初期侵入攻撃の79%がマルウェアを使用しない手法で行われており、攻撃者は信頼された人間のIDを悪用して組織内に気づかれずに侵入するケースが増えています。同時に、エージェント型AIの台頭により、マシンID(非人間ID)も急増しています。Falcon サイバーセキュリティプラットフォームは、ハイブリッド環境全体にわたり、攻撃ライフサイクルの初期侵害から特権昇格、ラテラルムーブメント(横展開)に至るまで、人間と非人間の両方のアイデンティティを保護できる唯一のプラットフォームです。
Falcon Identity Protection は、攻撃者の戦術や進化するアイデンティティ脅威の状況に関するクラウドストライクの深い知見に基づいて構築されています。このインテリジェンスはAIネイティブなFalconプラットフォームに組み込まれており、ハイブリッド環境全体にわたる人間および非人間の両方のアイデンティティに対する包括的な保護を提供します。Falcon Identity Protection は、エンドポイントやデバイスからのリアルタイムシグナル、最前線の専門家による脅威インテリジェンス、そしてFalconプラットフォーム上で日々処理される数兆件規模のイベントデータを活用しています。この圧倒的なデータの優位性により、AI駆動の保護が実現し、脅威ライフサイクル全体にわたってIDベースの攻撃を防止・検知・対応することが可能になります。



■複数製品を組み合わせた統合アプローチによりセキュリティを強化
NECは今回、CrowdStrike Falcon Flex(以下Falcon Flex)を活用してFalcon Identity Protectionを導入しました。Falcon Flex は、Falcon プラットフォームが提供する最高水準の各種モジュールを柔軟なライセンス体系で利用可能にするソリューションです。必要な機能を、必要なときに導入できる柔軟性をお客様に提供します。Falcon Flex は、NEC の進化するセキュリティ要件を的確に支援し、セキュリティ投資に対するリターンを最大化します。

今回、Falcon Identity Protectionに加え、Falcon Insight XDRを導入したことで、「認証情報の窃取」から「エンドポイントの侵害」「ネットワーク内での拡散」まで、攻撃のライフサイクル全体を監視・防御することが可能となりました。
今後、セキュリティ体制をさらに強化するため、包括的なデータセキュリティソリューションである CrowdStrike Falcon® Data Protectionなどのクラウドストライク製品の導入を進めていきます。

本発表にあたり、日本電気株式会社 Corporate Executive CISO 淵上 真一氏は、次のように述べています。
「サイバー攻撃の高度化が進む中、なりすましによるリスクを低減する多要素認証は極めて重要な取り組みの一つです。今般、NECはクラウドストライクの提供するアイデンティティ保護ソリューションCrowdStrike Falcon Identity Protectionによって、オンプレミスActive Directoryの多要素認証を実現するとともに、アイデンティティ利用状況の可視化や不正利用の検知強化を図りました。さらに、CrowdStrike Falcon Insight XDRなどとも連携し、インシデント対応に必要な時間を大幅に短縮することができました。今後も“クライアントゼロ”の考え方のもと、これら社内の取り組みで得られた知見を元にお客様に価値あるサービスをご提供し、安全・安心なデジタル社会の実現に貢献していきます。」

マクニカはNECにおけるクラウドストライク製品導入後の支援に尽力し、長期的な製品活用をサポートしています。今後も、日本初となるクラウドストライクコミュニティサイトの運営等を通じて、より一層の製品サービスの利活用支援を強化してまいります。

*1:2025年5月時点における日本国内での導入規模およびユーザー数に基づき、クラウドストライクにより確認されたものです。

【製品に関するお問い合せ先はこちら】
株式会社マクニカ CrowdStrike担当
TEL:045-476-2010
E-mail:crowdstrike_info@macnica.co.jp

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株式会社マクニカについて

マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界28か国/地域90拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp