プレスリリース
Qlik、組み込み AI 機能を拡張し、 より的確な意思決定と洞察の高速化を実現
ディスカバリーエージェント、高度な予測分析、データ準備、ライトバック機能を 1つのプラットフォームに統合し、洞察を成果に即時に転換
2025年5月13日、フロリダ州オーランド - データ統合、データ品質、データ分析および人工知能(AI)のグローバルリーダーであるQlik(R)( https://www.qlik.com/ja-jp )は本日、Qlik Connect 2025において、Qlik Cloud Analytics(TM)に近日中に追加予定の拡張機能群を発表しました。これにより、異常検出、複雑なトレンド予測、迅速なデータ準備、そして組み込みの意思決定ワークフローを通じて即座に行動するためのツールを提供します。
組織がAIとデータへの投資を継続する中、多くの企業は依然として洞察を成果に結びつけることに苦戦しています。ダッシュボード上には膨大な情報が可視化されますが、リアルタイムでの処理は依然として課題が残されています。AIを大規模に導入している企業は26%に過ぎず、そのうち業務プロセスにAIを組み込んでいる企業はさらに少数です。問題は静的な情報へのアクセスではなく、それを活用する能力にあります。ダッシュボードは意思決定のためのエンジンではなく、予測モデルだけではリスクの防止や成果を促進することはできません。企業が真に必要としているのは、追加のツールを導入したり、遅延や業務上の摩擦を生じさせたりすることなく、予測や状況を説明、そして行動に移すための情報です。
Qlikの副社長兼データ分析事業部ジェネラルマネージャーであるブレンダン・グレイディ(Brendan Grady)は、次のように述べています。「企業はユーザーが情報に簡単にアクセスでき、有効活用できるようにすることに苦労しています。多くのシステムは、事後に洞察や答えを提供します。しかしQlikは、AIが重要な情報を検出し、それをコンテキストとともに表示して、ユーザーが対応できるようにする、まったく新しい分析環境を提供するプラットフォームを構築しています。」
これらの提供予定の機能により、Qlik は、プラットフォーム全体に高度なインテリジェンスを新たに導入します。これは、単に現状を報告するだけでなく、次の動きを予測し、その瞬間にアクションを実行できるようにします。新たにDiscovery Agent、Multivariate Time Series Forecasting、Write TableおよびTable Recipeが組み込まれた単一の課題解決ソリューションにより、断片化された洞察を大規模かつシームレスに実行へと転換します。
これらの新機能およびQlik AutoMLから「Qlik Predict(TM)」へ、Qlik Application Automationから「Qlik Automate(TM)」への名称変更は、Qlikのプラットフォーム全体にわたり、より直感的で成果重視のエクスペリエンスへの幅広い移行が反映されています。各機能は、認識の遅れ、不正確な予測、データ準備のボトルネック、ワークフローの断絶といった企業の重要な課題に対応し、データと意思決定のギャップを埋める一貫したソリューションを提供します。
● Discovery Agent は、重大な見落としを防ぎます。経営幹部は、ビジネス上の変化を手作業で追跡したり、データを詳細に確認する必要がなくなります。Discovery Agentは、アプリケーションやデータセット全体のパフォーマンスを継続的にスキャンし、重大なリスクや機会が深刻化する前に自動的に検出します。洞察は、何が起こっているのか、なぜそれが重要なのか、そして推奨される次のステップを明確に示す、パーソナライズされたフィードを通じて提供されます。
● Multivariate Time Series Forecastingは、トレンドだけでなく、実際の状況を予測します。Qlik Predict(旧 AutoML)に組み込まれたこの機能は、単一の変数による予測を超えて、ビジネス状況の複雑さを完全にモデル化します。価格設定、キャンペーン活動、季節性、経済シグナルなど、相互に依存する変数間の関係を分析することで、現実のダイナミクスを反映したより正確な予測を提供します。その結果、より確信を持った計画、迅速なシナリオテスト、優れた意思決定が可能になります。
● Write Tableは、データに注釈を付けながら、リアルタイムで更新します。Write Tableは、ユーザーが分析テーブルに直接データレコードのコンテキストを追加することができ、セッション間で瞬時に同期されるため、再読み込みは不要です。これにより、コンテキストに応じたデータレビューが強化され、SAP、Salesforce、Snowflake などのシステムに対する管理されたライトバックを可能にする基盤を築きます。これはQlikが掲げる統合された、実行可能な分析に向けた長期的ビジョンの一環です。
● Table Recipeは、コードを一切使用せずにデータをより迅速に準備します。Table Recipe は、スクリプトや複雑なモデリングを一切必要とせず、単一のテーブルのデータセットを準備するためのスプレッドシートのような合理化されたエクスペリエンスを提供します。ユーザーは、60 以上のビジュアル機能を使用してデータをクリーンアップ、変換、フォーマットし、変更をリアルタイムで確認できます。これにより、技術的な知識がなくても高品質のデータを迅速に準備でき、信頼性の高い洞察を得るまでの時間を短縮します。
BT GroupのData Visualizationのリードマネージャーであるオルガ・ガラゴニッチ(Olga Garagonich)氏は、次のように述べています。「これまで、すでに起きた事象への対応に多くの時間を費やしてきたため、次の展開を見越して行動する余裕が十分にありませんでした。しかし Qlik のこれらの新機能により、ワークフローの断絶や遅延を発生させることなく、問題を早期に発見し、より正確な予測を立て、対応策を講じることができるようになります。これは、当社の業務運営に画期的な変化をもたらすでしょう。」
これらの機能を組み合わせることで、Qlikは洞察システムから実行システムへと進化し、エンタープライズ AI の次の段階、つまりインテリジェントであるだけでなく、コンテキストに応じて自動化され、必要な場所に組み込まれた意思決定のための基盤を構築します。
Discovery Agent、Multivariate Time Series Forecasting、Write TableおよびTable Recipe は、2025年に一部の顧客向けにプライベートプレビューとして提供され、一般提供は、2025年夏から段階的に開始される予定です。(※1)
Qlik Connect(R)にご参加の皆さまは、ライブデモンストレーションとエグゼクティブブリーフィングを通じて、これらの機能を体験することができます。早期アクセスをご希望される場合やQlikの担当者との相談をご希望の場合は、こちらまたはQlikの担当者までご連絡ください。
※1:Qlikのロードマップおよび戦略は変更される場合があり、Qlikは将来の製品または機能の提供について、いかなる約束、誓約、義務も負いません。機能や機能の開発、リリース、およびタイミングはQlikの独自の判断によるものであるため、ロードマップ情報は購入の決定に依拠すべきものではありません。
■Qlikについて
クリックテック・ジャパン株式会社は、米国 Qlik Technologies Inc.の日本法人です。Qlikは、複雑なデータ状況を実用的なインサイトに変換し、戦略的なビジネス成果を促進します。世界40,000社以上の顧客にサービスを提供しているQlikの製品ポートフォリオは、最先端かつエンタープライズ水準のAI/機械学習、データの統合と分析を提供します。さらに、実用的で高度な拡張性を備えたQlikのAI/機械学習ツールで、適切で迅速な意思決定を可能にします。また、優れたデータ統合およびデータ統制、多様なデータソースに対応する包括的なソリューションを提供しています。Qlikの直感的でリアルタイムの分析は、隠れたパターンの発見や複雑なビジネス課題の解決、新たなビジネスチャンスの獲得を支援します。Qlikは顧客の戦略的パートナーとして、プラットフォームに依存しないテクノロジーと専門知識で、顧客の競争力を高めます。
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