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プレスリリース
2025年5月13日 14:00
学校法人近畿大学

東大阪市指定文化財「旧河澄家」を地域活性の場に 炊き込みご飯作りイベントでコミュニティ形成を学ぶ

東大阪市指定文化財「旧河澄家」
東大阪市指定文化財「旧河澄家」
近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)キャリア・マネジメント学科教授 峰滝和典ゼミ(コミュニケーション論)は、令和7年(2025年)5月18日(日)に東大阪市指定文化財の旧河澄家にて、旧河澄家で古くから使用されてきたかまどを使用した炊き込みご飯作りイベントを開催します。

【本件のポイント】
●東大阪市指定文化財「旧河澄家」を地域コミュニティ活性化の場として活用
●東大阪市指定文化財の一部であるかまどを使い、炊き込みご飯作りイベントを開催
●学生はイベントの企画・運営を担い、実践的なコミュニティ形成について学ぶ

【本件の内容】
経営学部の峰滝ゼミは、東大阪市指定文化財「旧河澄家」の指定管理者である株式会社アスウェル(大阪府羽曳野市)と共に、平成27年(2015年)から地元の再認識と文化の発信を
コンセプトに、旧河澄家が地域コミュニティ活性化の場となるようなイベントを定期的に行っています。
今回は、旧河澄家で古くから使用されているかまどを使い炊き込みご飯を作ります。炊きあがるまでの間には、旧河澄家で使用されていた石臼や火打石、綿操り器といった昔の道具の体験会も行います。学生は、地域イベントの企画と運営を担い、コミュニティ形成を実践的に学びながら、地域活性化に貢献します。

【開催概要】
日時:令和7年(2025年)5月18日(日)13:00~15:00
場所:東大阪市指定文化財「旧河澄家」
   (大阪府東大阪市日下町7丁目6-39、近鉄奈良線「石切駅」から徒歩約20分)
対象:一般の方(3歳以上、未就学児は保護者同伴)約20人、参加費100円
   ※定員に達したため受付終了
運営:経営学部峰滝ゼミ 学生15人

【旧河澄家】
河澄家は、南北朝時代の応安2年(1369年)に入滅した日下連(くさかむらじ)河澄与市大戸清正に遡り、江戸時代には代々作兵衛を名乗って日下村の庄屋を務めた旧家です。明治時代初期には第19代当主の河澄雄次郎が私財を投じて小学校を設立するなど、地域の発展に貢献しました。住宅は増改築を繰り返しながらも江戸時代初期の様相を残した主屋があり、その西側に数奇屋風書院造りの棲鶴楼(せいかくろう)と呼ばれる奥座敷があります。棲鶴楼は、寛政10年(1798年)に「雨月物語」の作者で知られる上田秋成が訪れた史跡であり、近郷文人たちの文芸サロンとなっていました。

【参加学生のコメント】
経営学部会計学科3年 竹原康太(たけはらこうた)さん
子どもたちにとって、かまどを使用して炊き込みご飯を炊くという体験はワクワクを与えてくれるとともに、大学生と協力して活動することもよい経験になると思います。私たちも地域の皆さんとの交流を通して、地域の活性化に貢献したいと思います。

【関連リンク】
経営学部 キャリア・マネジメント学科 教授 峰滝和典(ミネタキカズノリ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/105-minetaki-kazunori.html

経営学部
https://www.kindai.ac.jp/business/