報道関係者各位
    プレスリリース
    2013年12月9日 16:30
    京都芸術劇場

    四代目市川猿之助襲名記念/京都芸術劇場 春秋座 芸術監督就任記念 「猿之助への軌跡展」

    ■今回の内容

    猿之助展示会
    この度、京都芸術劇場 春秋座では四代目市川猿之助襲名ならびに当劇場芸術監督就任を記念する「猿之助への軌跡展」が12月5日より開幕いたしました。

    1975年に市川段四郎の長男として誕生し、1983年には二代目市川亀治郎を名乗り、2012年6月に四代目を襲名した市川猿之助。2013年5月に市川猿翁(三代目猿之助)の跡を継ぎ、当劇場の芸術監督に就任いたしました。猿之助にとって春秋座は亀治郎時代にこけら落し公演における「春秋三番叟」(2001年5月)への出演をはじめ、自身の研鑚の場である「亀治郎の会」を第1回から計5回開催するなど、大変縁の深い場であるということから、当劇場での展覧会開催に至りました。

    今回の展覧会では、二代目市川亀治郎時代から四代目猿之助襲名に至るまでのその足跡を辿り、大型写真パネルや貴重な舞台衣裳の展示、「義経千本桜・川連法眼館」の稽古から本番までを収めた貴重なフィルム「KABUKU」を上映いたします。凛々しい立役から優美で妖艶な女方、そして強烈な隈取で変化した姿まで、変幻自在にあらゆる役を演じる市川猿之助の魅力と、猿之助歌舞伎の奥深さをお伝えいたします。


    ■アンケートやお客様からの感想
    ・写真パネルは迫力があり、見ごたえがありました。(60代・女性)
    ・映像が分かりやすくてとても良かったです。(40代・女性)
    ・大好きな猿之助さんを学内で見られて最高です。期間中もう1回見に来ます。(10代・女性)
    ・京都には南座以外本格的な歌舞伎舞台がないと思っていたが春秋座を見て驚いた。今度は舞台を見に来たいと思います。(70代・男性)
    ・猿之助さんの今までの活躍や、映像による「四ノ切」の舞台裏が観ることができ嬉しかったです。(50代・女性)
    ・躍動感溢れる時間を体感しました。内装の朱色に輝く写真展示がとても美しかったです。若い世代を含め、幅広い層に興味を持ってもらえる催し物だと感じました。(20代・男性)


    ■開催にあたり市川猿之助のコメント
    「この劇場は第1回の亀治郎の会をやらせていただいた、縁のある場所で、今回このような催し物を、しかも顔見世公演の同時期にやらせていただき、大変嬉しく思っています。何よりも今を大事に生きている自分にとって、このような過去を辿ってきたんだなと改めて認識できる場となりました。私が春秋座の芸術監督になることによって、学生や劇場の起爆剤となっていきたいと思います。」


    ■劇場のご紹介
    京都芸術劇場(春秋座・studio21)は、2001年に京都造形芸術大学内に開設された、日本初の大学運営による本格的な劇場です。伝統芸能を新世紀へと受け継ぐことはもとより、新たな創作活動を通じてさらなる表現の可能性を追求し「実験と冒険の場」として建立されました。これからも伝統と創造の復興を京都から全国へ、さらに世界へと発信していく拠点として展開していきます。

    春秋座は歌舞伎のみならず、能、狂言、落語といった伝統芸能からオペラ、ミュージカル、最先端のマルチメディア・パフォーマンスまで、現代の多様な舞台芸術を幅広くカバーできる施設を誇っており、過去にも多くの著名人が出演しています。今後も日本の伝統芸術・現代芸術の魅力をたくさんの方へ発信する楽しみなスケジュールが数多く予定されています。


    ■猿之助出演公演
    2001年5月30日    京都芸術劇場 春秋座 こけら落し
    2002年8月2日~6日  第1回亀治郎の会
    2003年8月26日・27日 第2回亀治郎の会
    2004年8月6日~8日  第3回亀治郎の会
    2006年7月29日~31日 瓜生山歌舞伎(第5回亀治郎の会)
    2010年8月24日~27日 第8回亀治郎の会
    2013年5月3日     Team申番外公演II~今、僕らが出来ること~
               朗読劇「お文の影・野槌の墓」


    ■四代目市川猿之助襲名記念
    京都芸術劇場 春秋座 芸術監督就任記念
    『猿之助への軌跡展』

    会場  : 京都芸術劇場 春秋座(京都造形芸術大学内)
    会期  : 2013年12月5日(木)~23日(月・祝)
          ※12月9日(月)、10日(火)、16日(月)休館
    開場時間: 10:00~17:30<17:00受付終了>
    入場料 : 500円(中学生以下無料) 当日券のみの販売
    お問合せ: 京都芸術劇場チケットセンター
          TEL:075-791-8240(平日10時~17時)
    主催  : 京都造形芸術大学
    特別協力: 喜楽會、松竹株式会社
    企画協力: 株式会社第一通信社、株式会社スーパースタジオ
    協力  : 株式会社コスギ
    後援  : 京都市、KBS京都、京都新聞社
    舞台写真: 齋藤芳弘
    URL   : http://www.k-pac.org/index.html