報道関係者各位
    プレスリリース
    2006年2月15日 09:30
    株式会社日本ブランド戦略研究所

    デジタル家電のブランド支持状況について

    報道関係者各位
    News Release                       2006年2月15日
                        株式会社日本ブランド戦略研究所

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               日本ブランド戦略研究所調べ
      ―ブランド支持状況調査2006デジタル家電編(2006年1月実施)より―
            薄型テレビでシャープのブランド力が強い
             ノートパソコンではソニーブランド健在
          松下は比較検討段階、東芝は購入直前での選択が多い
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    日本ブランド戦略研究所(本社:東京都港区、代表者:榛沢明浩)は、
    注目されるデジタル家電6品目(薄型テレビ、ノートパソコン、デジタルカメラ、
    携帯電話、DVDレコーダー、インクジェットプリンタ)の購入者に対して、
    ブランドの選択行動に関する調査「ブランド支持状況調査2006デジタル家電編」
    を実施した。この調査は、過去1年以内に調査対象のデジタル家電製品を購入
    した人に対して行ったもので、今回が初めての調査となる。
    (インターネット調査、2006年1月実施、回収数500通)

    調査の結果、買おうと思った当初からメーカーを決めていて、そのまま同じ
    メーカーの製品を購入した人が最も多い製品はノートパソコンであった。
    次いでインクジェットプリンタで同様の購買行動を取る人が多かった。
    一方、薄型テレビやDVDレコーダーでは、多くの人が比較検討段階や買う直前に、
    その人が実際に購入したメーカーを検討対象としていた。

    メーカー別に見ると、全製品を通じて、購入の当初からその企業の商品を
    買おうと決めいて、実際にその通りに行動した人が最も多いのはシャープで
    あった。同社は特に薄型テレビでの支持が高く、指名買いされるブランドと
    なっている。近年ブランド力の低下が懸念されるソニーだが、実際に購入した
    人の行動を見る限りソニーブランドは健在であり、特にノートパソコンでは
    実に3分の2以上の人が最初からソニー製品を購入しようと決めていたことが
    明らかとなった。

    このように指名買いする消費者は、その企業ないしは商品ブランドが好き
    だから購入する、という傾向が強く、価格を重視する度合いが低い。
    また、購入のきっかけとなった情報として、テレビ・新聞・雑誌などのマスメ
    ディア以外にメーカーのホームページが重要な位置を占めていることが明らか
    となった。

    一方、比較検討段階で検討対象となり、そのまま購入につながる人が多いのは
    松下電器(パナソニック)であった。消費者は、比較検討段階でデザイン、
    機能、性能を比較吟味する傾向があり、この段階で松下製品を優れていると
    評価する人が多いようである。また、東芝を購入した人には購入直前に選んだ
    人が多い。

    比較検討および購入直前の段階では店頭で実物を見たり、あるいは店員の説明
    を聞いたりして選択する傾向が強くなる。松下や東芝は販売力がシェア獲得に
    大きく貢献している様子が窺える。

    本調査の詳細は当社Webサイトに掲載中。
    http://japanbrand.jp/cBR/80103/1.html

    【本調査に関するお問合せ】
    株式会社日本ブランド戦略研究所(担当:高田)
    〒107-0062 東京都港区南青山2-22-18 TYビル5F
    TEL:03-5412-8671 FAX:03-3408-0654
    URL  : http://japanbrand.jp
    e-mail: takada@japanbrand.jp