報道関係者各位
    プレスリリース
    2013年10月28日 16:30
    やっとかめ文化祭実行委員会、公益財団法人 名古屋市文化振興事業団

    人間国宝・常磐津一巴太夫らが名古屋の伝統芸能を披露する 『やっとかめ文化祭』を10月31日から25日間 開催

    ~名古屋に眠っていたお宝が、この秋、目覚める。~

     名古屋市・株式会社中日新聞社などで構成される「やっとかめ文化祭実行委員会」及び公益財団法人 名古屋市文化振興事業団は、長い歴史と豊かな文化をもつ名古屋の魅力を掘り起こし、全国に向けて広く発信するため、下記のとおり「やっとかめ文化祭」を初めて開催します。

    [ やっとかめ文化祭ホームページアドレス http://www.yattokame.jp ]


    1) 企画趣旨
     名古屋は、芸どころ名古屋と称されるように、豊かな歴史文化を基礎として優れた伝統芸能を育んできた、文化の薫り高い都市です。しかしながら、近代工業都市としての側面が強調されることが多く、都市の文化的特性が見失われがちで、これまで「文化のみえない都市」と揶揄されてきました。
     名古屋城本丸御殿の一部が公開された本年、名古屋に息づく本物の伝統と文化を全国に向けて発信するため、本催事を開催します。


    2) 期間
    2013年10月31日(木)~11月24日(日) 25日間


    3) 見どころ
    本イベントの概要と見どころを、抜粋してご紹介いたします。イベントの日程詳細は、下記ホームページからご確認いただけます。

    「やっとかめ文化祭」日程詳細 http://www.yattokame.jp/


    ■オープニングイベント/実施日:10月31日
    ・文化祭のはじまりを告げる華やかなステージを開催。
    能・狂言・長唄(ながうた)をはじめ、オアシス21に伝統芸能が集結します。


    ■芸どころまちなか披露/実施日:11月1~14・16~18・21・22日
    ・狂言、箏曲(そうきょく)、長唄など、名古屋ゆかりの伝統芸能がまちなかに飛び出します。

    <辻狂言>
    ・庶民の笑い‘狂言’を、ナナちゃん人形イベントスペースほか、まちなかで披露します。全20回。

    <平成殿様踊り>
    ・初代藩主義直が、家光の御前で披露した‘殿様踊り’がよみがえります。市役所本庁舎他で披露。


    ■古典の日 邦楽名古屋舞台/実施日:11月1日
    ・人間国宝・常磐津一巴太夫(ときわづいちはだゆう)が、名古屋心中事件をもとにした「睦月連理玉椿(むつまじきれんりのたまつばき)」を上演します。
    ・その他、平曲(へいきょく)・三曲(さんきょく)・長唄・小唄(こうた)・名古屋甚句(じんく)の踊りなど、名古屋に伝わる邦楽が一堂に会します。


    ■やっとかめ 能楽舞台/実施日:11月4・15・16日

    <四百年の時をつなぐ 十一世藤田六郎兵衛(ふじたろくろびょうえ) 笛の世界>
    ・江戸時代から伝わる藤田流の笛の演奏会。十一世藤田六郎兵衛氏が、初めて祭り囃しの皆さんと共演します。

    <和泉流狂言づくし ~名古屋は狂言のまちじゃ~>
    ・和泉流狂言から、「二人袴(ふたりばかま)」「口真似(くちまね)」「佐渡狐(さどぎつね)」を上演します。「口真似」では子方が活躍します。

    <御殿能(ごてんのう) ~尾張名古屋は芸でもつ~>
    ・江戸時代に名古屋城で演じられた演目から、二代藩主光友ゆかりの半能「石橋(しゃっきょう)」、七代藩主宗春ゆかりの能「葵上(あおいのうえ)」を上演します。「石橋」では、久田勘おう(※)(ひさだかんおう)氏、勘吉郎(かんきちろう)氏による親子共演が見ものです。
    ※「おう」は鴎の旧字体


    ■やっとかめ 大須舞台/実施日:11月9・12日

    <元禄なごや事件帖 ~朝日文左衛門(あさひぶんざえもん) 元禄御畳奉行日記より~>
    ・尾張藩士・朝日文左衛門が残した膨大な日記「鸚鵡籠中記(おうむろうちゅうき)」をもとに、名古屋の老舗劇団「劇座(げきざ)」が新作コメディを上演します。

    <受け継がれる大衆芸能>
    ・庶民のまち大須で、熱田神戸節(あつだごうどぶし)・都々逸(どどいつ)・名古屋甚句・平成殿様踊り・お座敷芸など、名古屋の大衆芸能が一堂に会します。


    ■まちなか寺子屋/実施日:11月2・3・9・10・16・17・23日
    ・歴史的建造物で、名古屋の歴史と文化を学ぶ大人の寺子屋を開催します。建中寺で井沢元彦氏「逆説の日本史 名古屋編」、相応寺で千田嘉博氏「名古屋城は名城か」など、全16講座。


    ■歴史まち歩き/実施日:11月1~24日
    ・歴史の面影や知られざる物語を訪ねて、まちをじっくり歩きます。「東海道宮宿」「堀川・納屋橋・円頓寺界隈」など全23コース。各2回開催。


    ※名古屋おもてなし武将隊、古池鱗林の出演日については、公式プログラムまたはホームページをご確認ください。
    [ やっとかめ文化祭ホームページアドレス http://www.yattokame.jp ]


    4) 申込方法
    各プログラムの観劇・参加には事前のチケット購入・申込が必要です。
    詳細は、ホームページの各プログラムページをご確認ください。
    ※オープニング、芸どころまちなか披露(一部プログラムを除く)は無料でお楽しみいただけます。


    5) プロデューサー
    ■総合プロデューサー 茶谷幸治(ちゃたにこうじ)氏
    南紀熊野体験博、しまなみ海道'99、長崎さるく博'06、大阪あそ歩など、数多くの地域活性化イベントをプロデュース
    ■Co.プロデューサー 中野公雄(なかのきみお)氏


    6) 主催
    やっとかめ文化祭実行委員会
    <構成>名古屋市(文化振興室・観光推進室・歴史まちづくり推進室)、公益財団法人名古屋市文化振興事業団、公益財団法人名古屋観光コンベンションビューロー、中日新聞社