報道関係者各位
    プレスリリース
    2024年6月4日 11:00
    株式会社カンゼン

    中東の動向は世界の経済に直結している『中東の経済学』6月4日発売

    中東の経済事情を知るために

    株式会社カンゼンは、中東経済の仕組み、成り立ちを説明し、世界との関係性を考えることができる入門書『中東の経済学』(細井長 著)を6月4日に刊行いたします。

    『中東の経済学』書影
    『中東の経済学』書影

    中東の動向は世界の経済に直結している

    日本にとって、石油を通じて中東は重要な地域です。しかし日本で中東政治や文化についての出版物はありますが、経済関連のものは皆無といえます。本書は、トレンドをおさえつつ学術的な観点から中東経済のしくみ・成り立ちを説明し、世界との関係性を考えるための入門書です。

    サンプルページ

    石油産業の構造:上流と下流
    石油産業の構造:上流と下流
    石油と天然ガスはまだまだ主役
    石油と天然ガスはまだまだ主役
    レンティア国家とは?
    レンティア国家とは?
    サウジアラビアとUAEが中東貿易の二強
    サウジアラビアとUAEが中東貿易の二強
    中東の労働市場の特徴
    中東の労働市場の特徴
    次世代エネルギー供給地をめざす中東
    次世代エネルギー供給地をめざす中東

    目次

    『中東の経済学』目次①
    『中東の経済学』目次①
    『中東の経済学』目次②
    『中東の経済学』目次②
    『中東の経済学』目次③
    『中東の経済学』目次③

    はじめに 中東の経済事情を知るために

    ■プロローグ 中東の基礎知識
    中東という地域
    主要な中東の国ぐに①
    主要な中東の国ぐに②
    主要な中東の国ぐに③
    イスラム教の基本
    アラブ人は空気を読める?
    ホフステードの五次元モデル

    <中東経済こぼれ話①>
    中東ビジネスの要諦

    ■Part.1 石油産業の歴史としくみ
    石油産業の構造:上流と下流
    世界的大企業サウジ・アラムコ
    「後出しジャンケン」で石油を買う日本
    大きくなりすぎたスタンダート石油
    イランからはじまる中東の石油産業
    我々以外は仲間に入れぬ:赤線協定
    アラビア半島での石油発見
    サウジアラビアで世界最大の油田発見
    メジャーが支配する中東の石油
    メジャーに暗雲立ちこめる60年代
    資源ナショナリズムの動きとOPEC結成
    メジャー支配からOPECへ
    盟主サウジアラビアの苦悩
    価格低迷の90年代、市場過熱のゼロ年代
    産油国「アメリカ」への対応
    脱炭素時代の石油産業

    <中東経済こぼれ話②>
    日本に石油メジャーが生まれなかったワケ

    ■Part.2 世界と日本のエネルギー事情
    石油と天然ガスはまだまだ主役
    化石燃料依存度が高い日本
    日本の弱点はエネルギーの海外依存
    石油はあとどれくらい採れるのか?
    石油の生産量・消費量
    世界最大の産油国アメリカ
    世界経済を左右する石油価格の推移
    石油の貿易:中東の得意先はアジア
    天然ガスはあとどれくらい採れるのか?
    天然ガスの生産量・消費量
    世界最大の産ガス国もアメリカ
    日本の石油中東依存度は9割超
    アジア主要国の石油中東依存度
    石油市場における中東の重要性

    <中東経済こぼれ話③>
    中東の統計の信頼性

    ■Part.3 オイルマネーの循環
    中東経済でもっとも重要なのは石油価格
    中東産油国の財政の柱は石油
    サウジアラビアの財政はラクじゃない
    レンティア国家とは?
    「課税なくして代表なし」
    レンティア国家における石油収入の循環
    みんな公務員
    国が相手じゃ勝負にならない
    民間企業も地主さん
    石油価格が低いと王様もツラいよ
    国民にも負担してもらいます
    新興勢力の地代の生み出し方
    資源があると経済成長しない?

    <中東経済こぼれ話④>
    オランダ病:工業化できない産油国
     
    ■Part.4 中東の貿易構造
    中東の貿易:お隣さんとは少ないよ!
    サウジアラビアとUAEが中東貿易の二強
    NOイスラエル:アラブ・ボイコット
    イスラエルとの経済関係
    カタール断交問題と経済関係
    カタール経済は断交でダメージを受けた?
    棚からぼた餅のオマーン
    トルコがリードする地域経済統合
    域内貿易が少ないGCC
    もともとのドバイは地域の物流拠点
    ドバイの再輸出先はどこか?
    海外直接投資の状況
    世界競争力ランキングからみた中東

    <中東経済こぼれ話⑤>
    世界銀行報告書の不正とサウジアラビア
     
    ■Part.5 労働構造と人的資本
    中東の労働市場の特徴
    外国人だらけの湾岸諸国
    男だらけの湾岸諸国
    稼いだお金を故郷に送る
    外国人労働力に頼りつづけられる?
    公務員での雇用も限界?
    課題山積の労働力自国民化
    「働かざる者食うべからず」になるか?
    湾岸諸国の学力は高くない
    なぜ学力が低いのか?

    <中東経済こぼれ話⑥>
    経済成長は外国頼み

    ■Part.6 中東経済の未来
    中東経済の新たな針路
    サウジアラビアの「ビジョン2030」
    投資を通じた国づくり
    スポーツを通じた産業育成
    趣味がビジネスに:競馬
    世界から脚光を浴びる観光開発
    利子という言葉は使わない:イスラム金融
    イスラム圏市場へのパスポート:ハラル認証
    次世代エネルギー供給地をめざす中東

    <中東経済こぼれ話⑦>
    中東にお金もちは多いのか?

    プロフィール

    細井長(ほそい・たける)
    1977年生まれ、秋田県出身。立命館大学国際関係学部、同大学院国際関係研究科博士前期課程、同大学院経営学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。現在、國學院大學経済学部教授。専門は国際経済、中東経済、エネルギー経済。著書に『中東の経済開発戦略』(ミネルヴァ書房)、『アラブ首長国連邦(UAE)を知るための60章』(明石書店)。

    書誌情報

    書名:『中東の経済学』
    ISBN:978-4-86255-728-5
    著者:細井長
    (國學院大學経済学部教授)
    ページ数:192P
    判型:四六判
    定価:1,980円(本体1,800円+税)
    発売日:2024年6月4日
    出版社:カンゼン
    商品URL:https://www.kanzen.jp/book/b10084686.html

    【この件に関する問い合わせ先】

    株式会社カンゼン
    宣伝プロモーション部
    担当:伊藤真
    TEL:03-5295-7723
    MAIL:ito@kanzen.jp