報道関係者各位
    プレスリリース
    2025年8月26日 10:36
    医療法人社団鴻愛会 こうのす共生病院

    病院が“居場所”になるという挑戦 : こうのす共生病院「井戸端会議」で地域にひらかれた空間を創出

    医療と地域をつなぐ新しい試み

    2025年8月23日(土)、医療法人社団鴻愛会 こうのす共生病院(埼玉県鴻巣市上谷2073-1)は、病院内の売店スペースを活用して「井戸端会議」を開催しました。
    この取り組みは、医療法人社団鴻愛会が推進する「ソーシャルグッドプロジェクト」の一環であり、病院という空間を“家以外の居場所”として地域にひらく試みです。

    開催概要

    項目 詳細
    開催日 2025年8月23日(土)14:00〜16:00
    会場 こうのす共生病院 1階売店スペース
    参加者 地域住民 約10名、病院職員4名
    内容 参加者同士や病院職員との座談会
    主催 こうのす共生病院
    備考 事前申込不要・参加費無料

    当日は、地域住民や患者さま、ご家族などがふらりと立ち寄り、病院職員とともにお茶を飲みながら語り合う時間を過ごしました。
    診察でも介護でもない、ただ「そこにいていい」と思える場所、それが井戸端会議の本質です。

    「用がなくても来ていい場所」があるという安心

    参加者からは次のような声が寄せられました:
    ・「病院なのに、話すだけで帰れるのが不思議で、うれしい」
    ・「家にいると誰とも話さない日がある。ここに来ると、誰かがいてくれる」
    ・「初めて会う人と話す機会が無くなったから、色んな人と話せて刺激をもらえる」
    ・「病院の人が、病気の話じゃなくて、世間話をしてくれるのがありがたい」

    こうした声は、医療者が“治す人”ではなく“そばにいる人”として関わることで生まれたものです。
    病院が「診療の場」から「居場所」へと広がることで、地域の孤立や不安に寄り添う力が育まれています。

    こうのす共生病院 ソーシャルグッドプロジェクトリーダー 小西健治のコメント

    「家にいると、テレビと向かい合うだけ。人と話すのは通院のときだけ。」
    そんな患者さまに対して、必要な医療処置が行われ、体の健康は守られています。
    けれども、それだけで本当に“幸せ”を実感できるでしょうか。

    私たちは、関わる全ての人に幸せを実感していただくために、医療という枠にとどまらず、治療以外の部分にも目を向けています。身体の支えだけでなく、社会的なつながりや心の安らぎも含めて、地域住民の皆さまのウェルビーイングに寄与したいと考えています。

    その想いから始まったのが「井戸端会議」です。

    病院の待合室を“まちの縁側”に変え、住民の皆さまにとって“もう一つの居場所”となることを目指しています。ここには決まったプログラムやアクティビティはなく、何をしなくても肯定される安心できる場でありたい。誰かと話したい時、ただそこにいたい時、用がなくても立ち寄りたい時、どんな時でも足を運べる、そんな居場所を病院の中につくりたいという想いからスタートしました。

    病院が地域の風景になるということ

    こうのす共生病院では、医療を「治す場」から「つながる場」へと再定義する取り組みを進めています。「井戸端会議」はその象徴的な活動として、病院の待合室や売店スペースを地域の交流拠点として開放しています。
    医療者は“おせっかい”な伴走者として、参加者の想いに寄り添います。

    この取り組みは、孤立や閉じこもりの予防にもつながり、地域包括ケアの新しいモデルとして注目されています。

    今後の展望

    こうのす共生病院では、今後も「井戸端会議」を定期開催し、地域の“居場所”として育てていきます。
    医療と地域の境界を越えた“共生”の実現に向けて、病院がまちの一部になる日常をつくっていきます。

    【本件に関するお問い合わせ】
    こうのす共生病院 広報室
    電話:048-541-1131
    メール:info@kouaikai.jp
    公式サイト:https://kouaikai.jp/
    ソーシャルグッドプロジェクト紹介:https://kouaikai.jp/sgpj-top/
    ※写真・動画素材、活動背景資料をご用意しています。
    取材・掲載をご希望のメディア関係者様は、広報室までお気軽にご連絡ください。