報道関係者各位
    プレスリリース
    2023年11月7日 10:00
    Studio Tabby やなせなな事務所

    シンガーソングライター・やなせななの楽曲をテーマにした 短編映画『蜜柑』制作向け、クラウドファンディング開始

    認知症と向き合う人々をあたたかな視点で描く

    Studio Tabby やなせなな事務所は、シンガーソングライター・やなせななの楽曲をテーマにした短編映画『蜜柑』制作に向けて、クラウドファンディングを開始いたしました。


    クラウドファンディングメイン画像


    シンガーソングライターと、お寺の住職という2つの顔を持つ奈良県在住の“歌う尼さん”やなせなな。

    公演でも人気が高い代表曲「蜜柑」は、認知症の主人公〈あなた〉と共に暮らし見守る〈わたし〉の心の動きを、庭に実る蜜柑を通して描いた作品です。

    人生の終焉に向かう大切な人への想いを綴った歌は、発表からおよそ20年という長きにわたり、各地で感動を呼んできました。


    高齢化が進み、ますます多くの人が家族の認知症と向き合うことになる中で、改めてこの曲が持つあたたかなメッセージを、より多くの人に知ってもらうために、やなせなな個人が企画・立案を行い、この歌をテーマにした短編映画を制作します。

    監督に迎えたのは、日本テレビNNN'ドキュメント11『歌う尼さん~がん闘病から奏でるいのち~』のディレクターとして、やなせななを取材した吉田陽です。

    取材以降、長年交流を深めてきた二人がタッグを組み、吉田監督の故郷である和歌山県有田市を舞台に、監督の書き下ろし脚本による、心あたたまる新たな世界を作り上げます。


    必要経費の総額は、約300万円。

    そのうちのおよそ半分に当たる150万円を、Motion Galleryでのクラウドファンディングを通じて、皆さまに応援していただきたいと考えています。


    クラウドファンディングページ

    https://motion-gallery.net/projects/mikan-movie-y77



    【やなせななプロフィール】

    シンガーソングライター/僧侶(浄土真宗本願寺派教恩寺住職)

    1975年奈良県・教恩寺に生まれる。

    2004年5月シングル『帰ろう。』でCDデビュー。

    これまでに5枚のシングルと7枚のアルバムを発表し、CMソングや、ゲームのテーマソング、劇中歌などに起用される。

    その一方で、YAMAHA『音遊人』や朝日新聞奈良版でのエッセイ連載、仏教エッセイ・絵本の出版、ラジオのパーソナリティ(2012年~Date fm「やなせなな はじまりの日」/提供:株式会社ごんきや)、映画『祭りのあと』(主演・大塚まさじ、監督・渡辺和徳)の脚本・企画など、多彩な活動を展開。

    30歳で子宮体ガンを克服した経験と、寺院に暮らす僧侶という視点を生かし、いのちの尊さを訴える歌を数多く制作。慈しみに満ちた唯一無二の世界観、美しいメロディ、包容力のある歌声が持ち味で、年代・性別を超えた幅広い層から確かな支持を獲得し、全国47都道府県約600ヶ所での公演において成功を収めた実績を持つ。


    オフィシャルホームページ https://yanasenana.net



    【吉田陽プロフィール】


    監督 吉田陽


    1984年  和歌山県・有田市に生まれる。

    2005年  株式会社クリーク・アンド・リバー社に入社後、読売テレビに配属。

         ニュースディレクターとして多くの特集を手掛ける。

    2010年  NNNドキュメント「歌う尼さん」でやなせななを取材。

    2013年  YTV開局55周年特番「ミヤネと学ぶ南海トラフ巨大地震」

    2016年~ 報道番組「かんさい情報ネットten」内コーナー「恩人」にて、

         北野武・坂本龍一・広瀬すず・トータス松本・山中伸弥 etcを担当。

    2020年~ ドキュメント「死ぬまで生きてやろうじゃないか」YTV・NTVで放送。

         今作はヒューストン国際映画祭にて銀賞を受賞した他、

         ニューヨークフェスティバル・日本賞ファイナリストに選出された。

    2021年からは、テレビに留まらずMV監督としての活動も開始。デビュー作のSABOTEN「アサインブレーカー」や、四星球「君はオバさんにならない」などが注目される。



    【映画あらすじ】


    蜜柑畑


    国内有数の蜜柑の生産地・和歌山県有田市。

    この町で蜜柑農家をつづけていたカズノリは、3年前に認知症を患い、現在は息子家族と同居しながら介護を受けている。

    進行する病と共に、自室から見える庭の蜜柑の木を虚ろな目で眺める日々。

    ホームヘルパーとしてカズノリの介護を担当しているカナデは、だんだんと家族のことも曖昧になっていくカズノリが、時々話す「蜜柑畑の“たからもの”を掘りに行こう」と言う言葉が気になっていた。

    広大な蜜柑畑、しかも現在は地元企業に譲渡しているということもあり、あまり積極的ではない家族ではあったが、カナデの助力で、時々カズノリが発する単語や落書きを頼りに“たからもの”を発見。その正体とは…