報道関係者各位
    プレスリリース
    2025年10月10日 10:00
    株式会社マクニカ

    マクニカ、セキュリティ運用の自動化・可視化・一元化のため、S&JへSwimlaneを提供

    ~属人化が解消され、業務効率や運用品質の向上を実現~

    株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、S&J株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三輪 信雄、以下S&J)へセキュリティ運用の自動化プラットフォーム「Swimlane」を提供したことを本日発表いたします。これによりS&Jでは、セキュリティ運用の属人化が解消され、業務効率やPlaybook*の開発スピード、運用品質の向上を実現することができました。

    ■導入の背景
    S&Jは、ベンダーフリーを基本方針とし、製品の提供にとどまらず、コンサルティングからセキュリティ監視、事故対応までを一貫して提供しているサイバーセキュリティカンパニーです。
    同社の提供するSOC(セキュリティオペレーションセンター)サービスは、顧客の導入製品を限定せずに監視できる、顧客ニーズに合わせて最適な製品を用いたサービスを提供できる、といった点が評価され、顧客が年々増加しています。一方で、運用においてはオペレーションがそれぞれ異なるため、工数の増加や、管理・保守の複雑化/属人化といった課題を抱えていました。運用負荷を軽減するためのSOAR(Security Orchestration, Automation and Response)のような仕組みもありましたが、それぞれの担当者が案件ごとにPythonやC++などで独自開発したものであったため、かえって管理・保守に多くの工数がかかっていました。以前は、このような人手に依存した運用でも対応できていましたが、組織の拡大に伴いオペレーションも煩雑になってきていたため、開発者ではないアナリストでも扱える自動化基盤と、可視化に優れたプラットフォームの導入を検討することにしました。

    ■Swimlane選定理由
    同社では、複数のセキュリティ製品を併用しているため、他製品との柔軟な連携機能を備えていることを要件としました。加えて、運用保守の属人化を解消するため、Playbookができる限りローコードで開発しやすいことも重視していました。
    Swimlaneは、多種多様な製品との連携実績があり、連携コネクタの柔軟性が高い点、ローコードでPlaybook開発ができ、開発者だけでなくアナリストも活用できる点など、すべての要件をクリアしていることが評価されました。また、新たなコネクタが必要な際も数週間程度で迅速に開発が可能といった体制、イベント単位の課金体系であることも選定のポイントとなりました。

    ■導入効果
    Swimlaneの導入によって、セキュリティ運用の可視化と一元管理が実現しました。誰が何を行ったのか明確になり、対応履歴が統合されたことによって業務プロセスの可視化が進み、アナリスト一人ひとりの対応状況や成果を明確に把握できるようになりました。また、アラート管理が一元化されることで、アナリストの業務工数や精神的な負荷の軽減にもつながりました。
    さらに、ローコードでのPlaybook開発が可能になったことで、開発者ではないアナリストも自動化に取り組めるようになり、開発のスピード向上と品質改善にもつながっています。

    ■今後の展望
     S&Jは、今後生成AIの利活用を視野に入れており、Swimlaneの「Hero AI」機能を活用し、お客様ごとのエスカレーション内容や分析履歴など、蓄積されたデータを活用した最適な対応案の生成に役立てていきたいと考えています。
    マクニカは、今後もセキュリティ運用のプラットフォームとして評価が高いSwimlaneを提供するとともに、お客様の導入後の利活用支援にも注力することで、MSSP事業者やエンタープライズのセキュリティ運用の高度化、効率化の実現に寄与してまいります。

    *:Playbook・・・・業務オペレーションの対応手順を自動化するためのワークフロー

    【事例の詳細はこちら】
    URL:https://www.macnica.co.jp/business/security/manufacturers/swimlane/case_01.html

    【製品に関する無料セミナーはこちら】
    URL:https://go.macnica.co.jp/Entry-MNC-OS-Swl-20251104-BasicSoar.html 

    【製品に関するお問い合せ先はこちら】
    株式会社マクニカ Swimlane担当
    TEL:045-476-2010
    E-mail:swimlane@macnica.co.jp

    ※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカ及び各社の商標または登録商標です。
    ※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。

    S&J株式会社について

    2008年11月設立のサイバーセキュリティカンパニー。「お客様の期待を常に考え『ありがとう』と言われるセキュリティサービスを提供する。」という企業理念のもと、サイバーセキュリティのエキスパート集団として、国内企業に最適化されたMXDRサービスに加え、インシデント対応の実行支援や影響分析、CSIRT組成支援など、幅広いセキュリティサービスを提供。事業成長のインフラとして機能することを目指しています。
    S&Jについて:https://www.sandj.co.jp/

    株式会社マクニカについて

    マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界28か国/地域91拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
    マクニカについて:www.macnica.co.jp