報道関係者各位
    プレスリリース
    2023年8月22日 10:30
    特定非営利活動法人まど

    九州初の完全オフグリッド自家発電装置「まど発電所」稼働開始  子どもたちに自家発電・充電した電動キックボードを貸与し 電動キックボード通学を9月1日(金)より運用開始

    障がい児・障がい者の福祉サービスや、通信制高校、子ども食堂、学習支援、おもちゃ図書館などを行う特定非営利活動法人まど(本社:大分県中津市、理事長:中村 康範、以下「当法人」)は、完全オフグリッド自家発電装置「まど発電所」を、当法人運営の困難を抱える子ども若者向け複合型施設「KOMADO STREET(こまどストリート)」に設置し7月1日(土)より稼働を開始しました。また、9月1日(金)より「まど発電所」で充電した電動キックボードの貸与を当法人の利用者向けに開始します。


    完全オフグリッド自家発電装置「まど発電所」と連携して使用する電動キックボード


    特定非営利活動法人まどURL: http://www.npo-mado.net


    電動キックボードの利用者は、当法人代表の中村が同じく代表を務める学校法人 山口精華学園精華学園高等学校大分校の生徒なども含まれ、通学などの移動手段に使うことができます。新しいことへ挑戦する経験が、子ども若者たちの人生の糧となることを期待しています。また、完全オフグリッド発電所は九州初となり、通学で電動キックボードを利用する学校は大分県初となります(自社調べ)。



    ■「まど発電所」設置と電動キックボード導入の背景

    当法人はかねてより当法人利用者を含めた地域の子ども若者たちに新しい経験をさせたいと考えていました。2023年7月に法改正があり、気軽に乗れるようになった新しい移動手段である電動キックボードを体験してほしいと思うと同時に、通学や移動手段に使用できれば、不登校や引きこもりの子どもたちの新しい体験として刺激となり、なにかしら変化を与えることができるかもしれないと考え、この度の導入に至りました。

    また、現在大分県中津市では、観光分野における電動キックボードの導入が進められています。それに先駆け、子ども若者たちも使用できる電動キックボードを導入することで、地域観光の後押しも行いたいと考えています。


    なお、「まど発電所」の設置は、当法人と長くから付き合いのあるT-PLAN株式会社(所在地:大分県中津市、代表:寺下 満)の協力により叶いました。T-PLANは太陽光発電のみを電源とする小型EV用蓄充電ステーション「青空コンセント」を提供しており、「第13回EST交通環境大賞」において「大賞 国土交通大臣賞」を受賞した企業でもあります(※1)。大分県唯一の一島一村である大分県姫島村において、「青空コンセント」を活用してエネルギーの地産地消を行い、島民の生活利便性の向上や観光客の交通手段確保に貢献しています。

    当法人は「まど発電所」の設置によって、子ども若者たちに自然エネルギーや自家発電を身近に感じてもらうことで、地球環境問題への積極的な関与を勧めたいと考えています。


    ※1 日経BP「新・公民連携最前線」 https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/news/053102932/



    ■施策概要

    <完全オフグリッド自家発電装置「まど発電所」について>

    稼働開始日:2023年7月1日(土)

    所在地  :大分県中津市大字上宮永395番地

          複合型社会資源施設「KOMADO STREET」駐車場内

    製品名  :再エネ蓄電システム「青空コンセントガレージ」(製造:T-PLAN株式会社)

    概要   :イナバガレージ「ガレーディア」に太陽光パネル、

          パワーコンディショナー、蓄電池を搭載

    基本仕様 :発電能力 2.18kW/蓄電能力 11.5kWh/定格出力 3000VA

    特徴   :・クリーンエネルギーによる独立型電源システム

          ・電線が来ていない場所での設置に最適

          ・AC200V機器の使用も可能

          ・重塩害仕様にも対応

    用途   :電動キックボード、電気自動車、宿泊施設、災害時に利用

    備考   :「まど発電所」は、太陽光発電と蓄電池のオフグリッドによる

          充電システムとして大分県エコエネルギー導入支援事業費補助金事業に

          採択されています。


    <自家発電電動キックボードについて>

    運用開始日:2023年9月1日(金)

    導入台数 :4台

    対象者  :・当法人の利用者(困難を抱える子ども若者や居場所・学びの場を求めている子ども若者)

          ・MIX JUICE株式会社が運営する、学校法人山口精華学園精華学園高等学校大分校の生徒

          ・各法人職員

    利用方法 :KOMADO STREET1階カウンターにて予約

    利用料  :無償

    利用条件 :16歳以上で、当法人の主催する講習会に参加した方

    問合せ先 :0979-64-6104(特定非営利活動法人まど 中津事務所)


    「まど発電所」の蓄電池(左)と太陽光パネル(右)


    ■今後の展望

    「まど発電所」では今後、当法人が運営する障がい福祉施設の送迎車の充電も行う予定です。また当法人の位置する大分県中津市は、水害が発生しやすい地域であることから、災害時には地域に開放して活用いただくことも想定しています。災害時に携帯電話等の充電に使用できる施設として地域に貢献するとともに、エネルギー問題に対する地域の皆さまの意識向上に向け、広く呼びかけてまいります。当法人は今後、「まど発電所」と自家発電電動キックボードから始まる新しい暮らしを発信し、地域の活性化につなげたいと考えています。



    ■「KOMADO STREET」について

    「KOMADO STREET」は、就学児童~就労までの切れ目ない支援をみんなで行う施設です。1階を通信制高校・フリースクール・学習支援・子ども食堂・おもちゃ図書館等の法人独自の活動場所として、2階を多機能型福祉事業所「こまどカレッジ」・障害児通所支援施設「放課後等デイサービス」・障がい者通所支援施設「自立訓練・就労移行支援」の場所としています。


    「KOMADO STREET」新設に関するプレスリリース(2023年3月10日発表): https://www.atpress.ne.jp/news/348504



    ■会社概要

    商号  : 特定非営利活動法人まど

    代表者 : 理事長 中村 康範

    所在地 : 大分県中津市大字上池永237番地2(本社)

          大分県中津市大字上宮永395番地(中津事務所)

    設立  : 2014年2月4日

    事業内容: 障がい児・障がい者福祉サービス、通信制高校、

          子ども若者居場所事業等

    URL   : http://www.npo-mado.net



    ■関連団体概要

    会社名          : MIX JUICE株式会社

    代表者          : 代表取締役 中村 康範

                   (特定非営利活動法人まど・精華学園高校大分校 代表)

    所在地          : 大分県中津市上池永237-2(本社)

    設立           : 2009年2月

    事業内容         : 音響・照明・映像等舞台関係の機材レンタル/

                   販売、設置、オペレーション、企画、デザインなど/

                   学校法人山口精華学園 精華学園高等学校 学習センター運営

    資本金          : 500万円

    MIX JUICE URL       : http://www.mix-juice.co.jp/pg193.html

    精華学園高等学校 大分校URL: http://www.mix-juice.co.jp/