報道関係者各位
    プレスリリース
    2005年9月26日 09:30
    特定非営利活動法人日本臨床美術協会

    学・民ジョイントによるアートと福祉の新たな学習プロジェクト授業開始

    報道関係各位                              2005年9月26日             内閣府認証/特定非営利活動法人日本臨床美術協会 ┏━埼玉県の学・民ジョイントプロジェクト始動━━━━━━━━━━━━┓ 埼玉県公立小学校とNPO日本臨床美術協会の協働による福祉教育プロジェクト    「実感する」をキーワードにアートと            福祉を融合させた新しい授業がスタートします。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 特定非営利活動法人日本臨床美術協会(本部:東京都千代田区、理事長: 渡辺 信英)は、埼玉県の「学校と民間との協働プラン開発事業」に参画し、 春日部市立幸松小学校(埼玉県春日部市、校長:元山 清博)と協働で授業を スタートします。 臨床美術という独自のアートプログラムを活用した福祉学習プログラムを 同小学校の「総合」の授業の中で実施いたします。 芸術療法「臨床美術」とは… 脳活性化による認知症の予防とリハビリを目的として開発された非薬物療法。 数ある芸術療法のなかでも、美術家が考案した本格的なアートプログラムを 大きな特徴としています。個の輝きを大切にし、参加者から自己表現の喜びを 引き出すそのアプローチは世界にも例をみないユニークなものです。 現在も、医師、科学者、美術家チームによる研究開発が進められています。 全国初の小学生「臨床美術サポーター」誕生 日本臨床美術協会では臨床美術を実施する専門家の育成を支援し「臨床美術士」 として認定しています。 今回のプロジェクトでは、子供たちが臨床美術を介して年齢や障害を越えて人 と人とのコミュニケーションを自然に、かつ自主的に行うことまでを目標とし ています。少子高齢化社会の中で、子供たち自らが社会貢献の積極的な担い手 して活躍する学習プログラムです。 全課程修了後には、生徒を小学生臨床美術サポーターとして認定します。             ◆学習プロジェクト概要◆ 名    称:学校と民間との協働プラン開発事業        (学・民ジョイントプロジェクト) 詳細URL   : http://www.pref.saitama.lg.jp/A20/BP00/core.html 授業実施期間:2005年9月27日(火) ~ 2006年2月10日(金) 授 業 時 間 :「総合」の授業時間から29時間(約1300分) 対    象:埼玉県春日部市立幸松小学校に通う4年生(全4クラス 約120名) 教 育 分 野 :福祉・ボランティア教育 プログラムの内容と特徴: ◆「習う」より「実感する」授業が大きなポイント まずは基本的な理解を深めるために、アーティストや脳外科専門医が来校して 認知症や美術と脳活性化の関係についてわかりやすく講義したり、高齢者疑似 体験を行います。しかし、今回のプログラムでは、「理解」にとどまらず、 それを「実践」につなげます。臨床美術の楽しさを知る体験授業、アートを介 してコミュニケーションするロールプレイング授業を経験した後、実際に 地域の高齢者に対して臨床美術を生徒たちが中心となって実施します。こうした 一連のプログラムを通じ、子供たちが自ら目覚めていくことを狙いとしています。 <日本臨床美術協会 概要> 名   称: 特定非営利活動法人日本臨床美術協会 理 事 長: 渡辺 信英(東北福祉大学総合福祉学部長) 本部所在地: 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-1 OCCビル7F URL    : http://www.arttherapy.gr.jp/ E-mail  : association@arttherapy.gr.jp/ TEL/FAX  : 03-5282-0226 学習プログラムの詳細や臨床美術、当協会の資料を提供いたします。 また、授業や担当者に対する取材をアレンジいたします。 下記までご連絡ください。 <資料請求・問い合わせ先> 日本臨床美術協会 事務局 担当:佐藤、慶本 E-mail  : association@arttherapy.gr.jp/ TEL/FAX  : 03-5282-0226