プレスリリース
石垣刻印科研研究集会「刻印機能論を考える:生産地・作業集団・普請プロセス」
開催趣旨
近世初期の公儀普請において、石垣刻印からは石材の生産地や大名家、作業工程などの重要情報を読み取ることができる。しかし、これらの刻印が普請の現場においていかなる実務的機能を果たしていたのか、その具体的な運用実態や機能については十分に解明されていない。原因として、刻印は断片的で数が膨大なため扱いが難しいことが挙げられる。さらに、全国の城郭石垣刻印の研究成果が城郭ごとに完結しており、通覧できる環境がないことも大きな課題である。結果として、刻印研究は新たな展開が求められている。
そこで、本科研研究においては、主要城郭の刻印にIDを付与し、コード表を整備することで全国レベルでの調査研究環境を整えた。さらに昨今の3D記録技術を用いることによって、従来は観察が困難であった高所や水堀沿いの刻印についても記録が可能となり、発見数の増加および記録の客観化が進んだ。
本研究集会では、デジタル時代に適した刻印研究をいかに進めるか、記録手法のあり方、刻印の機能とは具体的にどのようなものか、普請プロセスの解明にいかに寄与できるか、文化財としての価値や社会的活用のあり方などについて議論し、刻印研究のリバイバルを目指す。
主催
科学研究費 挑戦的研究(萌芽)24K21382「石垣刻印データベースによる城郭普請の解明:生産地・作業集団・普請プロセス」(研究代表者:高田祐一)
日程
2026年3月20日(金・祝)9:00~16:30(開場8:40)
※リアルタイム配信のオンラインはありません。
場合によって後日のアーカイブ配信をいたしますが未定です
場所
奈良文化財研究所 平城宮跡資料館 講堂(奈良市佐紀町)
(近鉄大和西大寺駅下車 東へ徒歩10分)
<専用駐車場はありません。公共交通機関でお越しください。>
定員
先着100名(先着順・出入り自由)
※入場無料・事前申し込み不要
参加資格
石垣刻印に関心がある方(文化財専門職・一般等を問いません)
※研究集会であり、一般向け講演会ではありません。基礎的内容の解説ありません。参加者にある程度の知識がある前提で進めますが、参加を阻害するものではありません。
関心さえあれば参加歓迎します。
その他
お子様連れの参加を歓迎します。若干の子どもの騒音も許容します。預かりサービスはありません。
チラシ等の「ご自由にお取りくださいコーナー・見本展示コーナー」を設けます。参加者の皆様で周知したいことがありましたらチラシ等をお持ちください。城郭に関するテーマに限ります。無関係のものはお断りする場合があります。終了時は持ち込み者で撤去願います。
バリアフリー:会場の設備に準じます。こちらからご確認ください
発表者(五十音順)
いなもと かおり(城マニア・観光ライター)
岩村孝平(岡山県備前市)
大村 陸(名古屋城調査研究センター)
坂井清春(唐津市教育委員会)
高田祐一(奈良文化財研究所)
武内樹治(奈良文化財研究所)
冨田和気夫(石川県金沢城調査研究所)
原田雄紀(沼津市教育委員会)
森岡秀人
森山由香里(芦屋市文化推進係)
矢野定治郎(佐賀県文化財保護・活用室)
問い合わせ先
高田祐一
Eメール:soran_nabunken☆nich.go.jp (☆を@に変更してください)
※緊急時を除き電話はお断りしております。不在時に電話をお受けできませんのでご理解願います。