報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年7月31日 10:30
    川北輝アトリエ

    AIが人類を永遠に保存する50年後の世界を体験する、メディアアートおばけ屋敷「人類保存アーカイブ 幽宮場」岩手県宮古市で開催

    宮古市民文化会館では、2026年8月4日(火)から11日(火)まで、メディアアート×おばけ屋敷「人類保存アーカイブ 幽宮場」を開催します。

    人類保存アーカイブ 幽宮場 ポスター表
    人類保存アーカイブ 幽宮場 ポスター表

    本企画は、AIによる社会の変化が急速に進む現代から50年後の未来を舞台に、人類とAIの関係を、メディアアート・インスタレーション、怪談・演劇によって体験するイベントです。

    会場には、メディアアーティストで現代美術家の川北輝が想像する、AIによって人類の意識がデータとして保存された未来の世界が出現します。来場者は特殊な光を使って、普段は見えない「人々の痕跡」を辿りながら、作品をご覧いただけます。

    さらに、その世界観をもとに演劇ユニットせのび主宰の村田青葉が書き下ろした創作怪談「ヒトの怪」を、俳優・菊池佳南の出演によるリーディング公演として上演します。

    人類保存アーカイブ 幽宮場 ポスター裏
    人類保存アーカイブ 幽宮場 ポスター裏

    人類を「守る」ために、AIは私たちを永遠に閉じ込めた

    意識をデータとして保存することを選んだ50年後の世界へ、ようこそ。暗闇の中を進むとき、あなたはもう観客ではない。あなたは今、ASIという超知能に収集される標本だ。伝統文化と制御不能なバグが融合する歪んだ空間で、美しさと恐怖の境界が溶けていく。あなたが最後に残すのは、叫び声か。それとも、ただのデータか。この夏、眠らない知性の恐怖が、あなたの意識を狙っている。

    AIが当たり前になった未来では、何が「怪異」になるのか

    生成AIをはじめとする人工知能は、すでに私たちの日常や仕事、教育、創作の中で身近な存在となっています。それでは、AIの活用がさらに進んだ50年後、あるいは100年後、人間とAIはどのような関係を築いているのでしょうか。AIが人類を支える存在となるのか、あるいは脅威となるのかというテーマについて探究します。

    本企画では、そうした問いを、説明や議論だけではなく、実際に身体を使って歩く「おばけ屋敷」という形式で提示します。

    インスタレーション「Strange Time −移ろひのまにまに−」

    川北輝によるメディアアート・インスタレーションでは、人類の意識が保存されたアーカイブ空間、AIの制御から外れて生まれたバグ、データと化した人々の記憶、日本の伝統文化を思わせる造形など、過去と未来、人間と機械、美しさと恐怖が交錯する空間を体験できます。

    川北輝がこれまで制作してきた作品を組み合わせ、鑑賞者自身の存在や行動によって、作品の意味や見え方が変化する空間をつくり出します。技術が発展した未来においても、人は祈り、物語をつくり、理解できない存在を「怪異」として語り続けるのかを問いかけます。

    アーティストによる解説付き回遊も実施

    2026年8月4日(火)から7日(金)までは、各日15時から、川北輝による解説付き回遊を実施します。作品の世界観や制作背景、空間に隠された物語などを解説しながら会場を巡ります。怖い表現が苦手な方や、メディアアートの構造、AIと人間をめぐるテーマをより深く知りたい方にもおすすめです。

    開催概要

    名称: 人類保存アーカイブ 幽宮場「Strange Time −移ろひのまにまに−」
    期間: 2026年8月4日(火)~11日(火)
    開場時間: 10時~19時
    会場: 宮古市民文化会館 中ホール
    入場料: 500円
    未就学児: 無料

    ※2026年8月10日(月)は休館日です。
    ※8月8日(土)および9日(日)は、リーディング公演中にご入場いただけない時間があります。
    ※最終日の8月11日(火)は15時までです。

    創作怪談 リーディング公演「ヒトの怪」

    人々は古くから、人ならざる者によって引き起こされる不可解な現象を「怪異」として語り継いできました。それでは、AIが人間と同じように会話し、創作し、判断することが当たり前となった50年後の世界では、何が怪異として語られるのでしょうか。創作怪談「ヒトの怪」は、「人ならざる者=AI」が日常の一部になった未来を舞台に、人間そのものの不確かさや恐ろしさを描くリーディング公演です。

    演劇ユニットせのび主宰の村田青葉が脚本・演出を担当し、俳優の菊池佳南が出演します。観客は客席に座って作品を鑑賞するのではなく、メディアアートおばけ屋敷の空間を回遊しながら、声と物語を体験します。

    メディアアートの世界と、生身の俳優による言葉や身体表現が重なり、現実と虚構、人間とAIの境界が揺らぐ時間をつくり出します。

    公演概要

    公演名: 人類保存アーカイブ 幽宮場「創作怪談 リーディング公演『ヒトの怪』」
    脚本・演出: 村田青葉
    出演: 菊池佳南
    会場: 宮古市民文化会館 中ホール
    定員: 各回20名

    公演日時:

    2026年8月8日(土)
    ①16時30分~
    ②19時~

    2026年8月9日(日)
    ③15時~
    ④17時~

    入場料:

    一般:1,000円
    U18:500円
    未就学児:無料

    ※当日券は各料金に500円を加算します。
    ※メディアアートおばけ屋敷を回遊しながら鑑賞する公演です。
    ※各回定員に達し次第、受付を終了します。

    オンラインチケットはPeatixから購入できます。

    チケット購入ページ:

    アーティストプロフィール

    菊池佳南|出演

    宮城県岩沼市出身。青年団/うさぎストライプ、(有)レトル所属。桜美林大学総合文化学群演劇専修卒業。文学座の坂口芳貞氏、高瀬久男氏らに師事。2010年劇団青年団に入団。平田オリザ作品をはじめ国内外の舞台に多数出演。2016年に客演した作品『彼らの敵』(ミナモザ)は第23回読売演劇大賞作品を受賞。現在仙台を拠点に、全国で朗読や演劇の手法を用いたワークショップに取り組む。一人芝居で全国踏破にチャレンジ中。 NHKドラマ『おかえりモネ』岩井俊二監督『ラストレター』など出演。

    村田青葉|脚本・演出

    演劇ユニットせのび主宰/脚本家、演出家 1994年生まれ。宮城県出身。盛岡市在住。大学進学時に岩手に移り、演劇活動を開始。 2016年に演劇ユニットせのびを旗揚げ。以後、ほとんどの作品で脚本と演出を務める。 「演劇は触媒であり、主役(変化が起きるもの)は観客自身である」という考えのもと、“ささやかな記憶”を題材に取り上げ、手触り感と温もりのある質感で立ち上げる。 『@Morioka(僕=村田青葉の場合)』が、かながわ短編演劇アワード2021 戯曲コンペティションにおいてグランプリを受賞。 首都圏での演劇コンクールへの出場や、全国各地の演劇祭に参加するなど、東北を拠点に活動の場を広げている。

    川北輝|美術・メディアアート

    1998年生まれ、広島県出身。メディアアーティスト、現代美術家、京都芸術大学 専任講師。臨床心理修士 (専門職)、修士 (知識科学)。公認心理師、VR技術者。感性のインフラをつくることを掲げ、AI (人工知能) やVR (バーチャルリアリティ) などのテクノロジーを活用し、感性や心に関する研究・メディアアート制作・教育等に従事。芸術や研究関連の受賞多数。川北輝のメディアアート展 in MIYAKO (岩手県)、UNKNOWN ASIA 2025 「Flow -龍神-」(大阪府)、Art Island Akane Biennale 2026 「Flow Cats」 (山口県)、Flow to Strange (広島県) など各地で展示を行う。

    ■開催概要

    会場: 宮古市民文化会館 中ホール

    場所: 岩手県宮古市磯鶏沖2-22

    会期: 2026年8月4日(火)~11日(火)

    入場料: インスタレーション「Strange Time ―移ろひのまにまに―」一般 500円。創作会談「リーディング公演『ヒトの怪』」一般 1000円/U18 500円

    主催: 特定非営利活動法人いわてアートサポートセンター

    共催: 宮古市

    助成: 文化庁文化芸術振興費補助金 (劇場・音楽堂等機能強化推進事業) (地域の中核劇場・音楽堂等活性化事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

    企画: 宮古市民文化会館|令和8年度芸術文化事業

    本件に関するお問い合わせ先

    宮古市民文化会館
    電話: 0193-63-2511