報道関係者各位
    プレスリリース
    2022年6月21日 10:30
    ものがたり酒店

    武道家に贈る昇段の酒「鍛錬」ビンテージ純米大吟醸 2021の 販売を開始しました

    完全ドメーヌ方式の瓶内熟成日本酒で新たな価値を提供します。

    ものがたり酒店(代表:三浦 尚城、所在地:東京都港区)は、合名会社渡辺酒造店(代表:渡辺 吉樹、所在地:新潟県糸魚川市)の協力で、武道家に贈る昇段の酒「鍛錬」ビンテージ純米大吟醸をプロデュースし昨年より販売していますが、好評のため、2021年産酒米で醸した「鍛錬」ビンテージ純米大吟醸 2021を2022年6月1日より販売開始いたしました。


    「鍛錬」ビンテージ純米大吟醸 2021


    「鍛錬」ビンテージ純米大吟醸 2021は、新潟県糸魚川市根知谷の厳しい環境の中、露地栽培で苗を育てた酒米「越淡麗」のみを使用した完全ドメーヌ方式のビンテージ日本酒で、瓶内熟成ができるようになっています。



    ■開発の背景

    武道家には、日々の稽古の成果として段位・称号があります。

    現在、誕生日、結婚式などの御祝用のお酒はいろいろなところで造っていますが、武道家の昇段時に贈るためのお酒は、どこも製造していません。


    しかし、武道においては昇段祝いとしてお酒を贈ることが多いため、厳しい修行に耐え、見事昇段した時に相応しいお酒を開発いたしました。


    初代「鍛錬」ビンテージ純米大吟醸 2020の開発費用をクラウドファンディングで募ったところ、開始1週間ほどで目標金額を達成し、出来上がったお酒も熟成用に取り置いたもの以外は全て完売するほど好評だったため、「鍛錬」ビンテージ純米大吟醸 2021の開発に着手し、2022年6月より販売を開始できることになりました。



    ■商品の特徴

    自然豊かな根知谷で米作りから精米、醸造、瓶詰めまですべて一貫して同じ酒蔵でつくられるため、完全ドメーヌ方式の日本酒になります。

    また、1度の火入れで瓶内でお酒が熟成できるようになっており、5度から10度の冷蔵庫で3-5年寝かせることで味に深みが出る辛口の純米大吟醸に仕上げています。


    毎年数量限定で生産され、1本1本に製造年とシリアルナンバーが付与されるため、ビンテージものの日本酒としてもお楽しみいただけます。


    「鍛錬」ビンテージ純米大吟醸 2021の発売に合わせて、1年半熟成させていた初代「鍛錬」ビンテージ純米大吟醸 2020も一般販売を開始いたします。

    年毎に味が異なるため、初代「鍛錬」ビンテージ純米大吟醸 2020と飲み比べてお楽しみいただければと思います。



    ■楽しみ方

    「鍛錬」は、一期一会のお酒です。

    気候条件、土地の状態、苗の生育などで毎年酒質が変わり、それによって味はもちろん、精米歩合や販売価格も異なるビンテージワインのようなお酒です。


    また、「鍛錬」ビンテージ純米大吟醸には、氷点下の厳しい環境にも耐えられる酒米と、4億年の地層に沁み込んだ雪解け水が使われています。

    厳しい環境下でつくられたからこそ出せる深い味わいのお酒を、厳しかった修行に想いを馳せながら、お飲みいただければと思います。


    3-5年と瓶内熟成が出来るように1度火入れとなっていますので、熟成させる場合は冷蔵庫で保管してください。



    ■「鍛錬」ビンテージ純米大吟醸 2021

    日本酒  内容量 720ml アルコール分 16度 精米歩合 50%

    原材料  米(新潟県根知谷産「越淡麗」一等米100%) 米こうじ(新潟県産米)

    価格   6,600円(税込)



    ■「鍛錬」ビンテージ純米大吟醸 2020(1年半熟成タイプ)

    日本酒  内容量 720ml アルコール分 17度 精米歩合 39%

    原材料  米(新潟県根知谷産「越淡麗」特等米100%) 米こうじ(新潟県産米)

    価格   13,200円(税込)



    ■名前の由来

    剣聖宮本武蔵の『五輪書』にある「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」から鍛練という言葉が生まれたと言われています。

    鍛錬を努力と捉えるなら、お酒造りはまさに鍛錬です。

    良いお酒を造るには良いお米が、良いお米を作るには良い田んぼが、良い田んぼを作るには良い土地が必要です。

    お酒造りは、千年万年の努力の上に成り立っています。


    酒造りも武道も、一日にしてならず。まさしく「千年の努力を鍛とし、万年の努力を錬とす」。

    ここから武道家に贈る酒『鍛錬』が名付けられました。



    ■テロワールの取組み

    通常は酒米作りと酒造りを分けて行う酒蔵が多い中、渡辺酒造店が米作りから醸造まで一貫して行う理由は、地元での雇用を生み出すためでもあります。

    四月から九月まで米を作り、十月から三月まで酒造りをすることで、年間を通して雇用できる体制を整え、地元に住む人たちが故郷で働くことのできる環境をつくっています。


    「鍛錬」がつくられている根知谷は、日本海の海岸まで10キロほど、山と川と海、大自然に恵まれた富山県と長野県に隣接する山あいの集落で、1600年前の地層と4億年前の地層が接する糸魚川静岡構造線(フォッサマグナ)の上にあります。

    また、冬には雪が2メートル以上も積もる大変厳しい環境の土地でもあります。


    人が作る技術は、どの様なものでもコピーされますが、自然が作り出すその土地が持つ個性は誰にもコピーされません。

    根知谷というこの厳しい環境下だからこそ造ることができる特別な日本酒を、厳しい修行を乗り越えて得た昇段の時に飲んでいただくお酒としてプロデュースすることで、地域に住む方が地元を誇りに思い、地域活性化の一端も担いたいと思っています。


    製造者:合名会社渡辺酒造店

        新潟県糸魚川市根小屋1197番地1


    販売者 : ものがたり酒店

          東京都港区芝2丁目16番3号

    website: https://monogatari-sake.com/tanren/