プレスリリース
近畿大学生物理工学部が第3回公開講座を御坊市で開催 「生体分子解析」と「微生物の力」について解説

近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)は、令和8年(2026年)7月18日(土)、御坊商工会議所(和歌山県御坊市)にて、令和8年度 第3回近畿大学生物理工学部公開講座「BOST Science Cafe」(後援:和歌山県教育委員会・御坊市教育委員会)を開催します。
【講演内容】
プログラム①「質量分析による生体分子解析」
講師:生物理工学部生命情報工学科 教授 財津桂
内容:質量分析は、分子をイオン化し、その質量を測定することで分子を同定する分析技術です。身近な例として新生児の代謝異常を診断する「新生児マススクリーニング」にも利用されています。この技術を用いることで、代謝物などの生体分子を網羅的に測定し、生体内の分子プロファイルを得ることができます。こうした分子情報は、生命現象の理解や病態の解析にも応用されています。本講演では、質量分析の基本原理を概説するとともに、私たちの研究グループの最新の研究成果も含め、生体分子解析の研究例を紹介します。
プログラム②「微生物の力~知る!変える!使う?~」
講師:生物理工学部生物工学科 講師 岡南政宏
内容:人類がこれまでに発見し、扱える微生物は、全体の1%程度だと言われています。たった1%の微生物から得られる力によって発酵食品や抗生物質などさまざまな恩恵を人類は受けています。一方で、人類の知らないさまざまな力をもつ微生物が数多く存在することを意味します。新しい微生物を発見したり、扱える微生物の力を変化させたりすることは無限の可能性を秘めています。本講演では、変わった性質をもつ微生物やある酵素をつくる微生物の話(知る)と、その酵素の性質を改良する話(変える)を紹介します。
【開催概要】
日時 :令和8年(2026年)7月18日(土)13:00~16:00(12:30受付開始)
場所 :御坊商工会議所(大会議室)※オンラインでの参加も可
(和歌山県御坊市薗350-28、紀州鉄道「市役所前駅」から徒歩約2分)
対象 :一般の方(要事前申込、対面参加は定員100人、先着順、入場無料)
申込方法:Webサイトから事前申し込み https://x.gd/p1rgz
※対面参加は、定員に空きがあれば当日開始時間まで受け付けます。
※オンライン参加は、申込完了後に参加URLをメールで送付します。
後援 :和歌山県教育委員会、御坊市教育委員会
お問合せ:和歌山放送内 近畿大学生物理工学部公開講座係 TEL(073)428-1431
【開催の背景】
近畿大学生物理工学部は、「人間」「医療」「食」「生活」「環境」「福祉」をテーマに、理学・農学・工学・医学を融合させた、先進的で多彩な教育と研究を行っています。教育・研究の成果を広く一般の方々に紹介するため、平成11年度(1999年度)から公開講座を実施しています。
生涯学習の機会として参加する方から、科学に興味をもつ子どもまで、幅広い年齢層の方々にご参加いただいており、これまでの受講者数は3万4千人を超えています。今年度も、各地で教育委員会の後援のもと開催します。
【講師プロフィール】
財津桂(ざいつけい)
所属 :生物理工学部生命情報工学科 教授
学位 :博士(工学)
専門分野 :バイオインフォマティクス、分析化学、質量分析
研究テーマ:1細胞RNAシーケンスとメタボローム解析の統合データ解析法、リアルタイム計測技術の開発や、プログラミング言語Rを用いたオミクス解析用データパイプラインの開発に取り組んでいます。
岡南政宏(おかなみまさひろ)
所属 :生物理工学部生物工学科 講師
学位 :博士(理学)
専門分野 :分子生物学(遺伝子発現制御)
研究テーマ:PGPR(植物生長促進根圏微生物)という微生物が、いかに植物の生長を促進するのか、逆に、植物がいかに微生物からの働きかけに応答するのかについてシグナル伝達の観点から研究しています。
【関連リンク】
生物理工学部 生命情報工学科 教授 財津桂(ザイツケイ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2758-zaitsu-kei.html
生物理工学部 生物工学科 講師 岡南政宏(オカナミマサヒロ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/898-okanami-masahiro.html