報道関係者各位
    プレスリリース
    2012年7月5日 09:30
    NPO法人理科カリキュラムを考える会

    NPO法人理科カリキュラムを考える会  教育シンポジューム「科学をどう教えるか」開催のお知らせ

    ~米国物理学会・物理教師学会の推進する新しい教育方法と日本~

     NPO法人理科カリキュラムを考える会(所在地:東京都小金井市、理事長:滝川 洋二)は、2012年7月15日(日)に「科学をどう教えるか」をテーマに、教育シンポジュームを東海大学教育開発研究所(東海大学 代々木校舎)にて開催いたします。

    シンポジューム詳細URL: http://www.rikakari.jp/sympo/

     本会の全国大会やシンポジュームは、現状を批判することだけを目的としてはいません。文部科学省の方や大学の教員、研究者、幼小中高の教員、一般の方々、政治家も招き、どうすれば日本を良くすることができるのか提案をしていきます。
     このような運動が不可欠であると考え、現場の優れた実践をしている先生が多く会員となって、年間を通じてその研究を続けています。先生たちが本気で発言し、良い教育に全力で貢献できるような環境を作ることを目的としています。

    【本会開催について】
     1970年代から、米国では教育を認知科学に基づいて科学的に追及しようとする物理教育研究(Physics Education Research; PER)が行われてきました。またそれに基づく教育改善が大学、高校、中小学校の現場で成果を上げ始めています。今回のシンポジュームでは、E. F. Redish氏による入門書(Teaching Physics with the Physics Suite; TPPS)の和訳書(日本物理教育学会監訳「科学をどう教えるか―アメリカにおける新しい物理教育の実践」)出版を機に、米国でPERに基づく教育改善を実践している土佐 幸子氏(ライト州立大学、オハイオ)をお招きし、国際的な交流を通して日本の教育の在り方を考えていきます。

    【NPO法人理科カリキュラムを考える会 教育シンポジューム 概要】
    テーマ : 「科学をどう教えるか」
    日時  : 2012年7月15日(日) 10:00~17:40
    会場  : 東海大学 代々木校舎 4号館5階 講堂

    講師  : 滝川 洋二、清原 洋一、土佐 幸子、覧具 博義、山崎 敏昭、谷口 和成、植松 晴子、合田 正毅

    主催  : NPO法人理科カリキュラムを考える会
    共催  : 東海大学教育開発研究所
    後援  : 日本物理学会、日本物理教育学会
    協賛  : 株式会社島津理化、株式会社ナリカ、KEEPAD JAPAN株式会社、株式会社朝日ネット

    参加費 : 無料
         ※お茶・菓子代300円と、弁当代実費800円程度(注文者のみ)が必要。
         ※参加費は当日会場にてのお支払い
    定員  : 200名
    詳細URL: http://www.rikakari.jp/sympo/

    【参加お申込みについて】
    以下の内容を記載の上、電子メールまたは郵送にてお申込み下さい。
    (事前にお申込みをされると、参加費が割引となります)

    「お名前」「ご所属」「Eメールアドレス」「お電話番号」「弁当要/不要」

    <お申込み先>
    受付名称 : 「科学をどう教えるか」企画・実行委員会事務局
    電子メール: sympo@rikakari.jp
           (メール件名:7月15日シンポジューム申し込み)
    郵送   : 〒195-0063 町田市野津田町2094-8 小川 慎二郎

    【教育シンポジューム プログラム概要】
    10:00~10:15 開会の辞、日本の高校・大学の授業を変えよう
           滝川 洋二(NPO法人理科カリキュラムを考える会理事長、東海大学教育開発研究所)
    10:15~10:45 日本の教育改革に求められるもの
           清原 洋一(文部科学省)
    10:45~11:40 米国での「物理教育研究 PER」に基づく教育改革と日米の理科教育の相違
           土佐 幸子(ライト州立大学)
    11:40~11:55 ティータイム
    11:55~12:35 「科学をどう教えるか」出版に至る経緯と「物理教育研究 PER」への期待
           覧具 博義(元東京農工大学)
    12:35~13:35 企業展示「能動的学習を支援する教育機器」+ランチタイム
    13:35~14:40 日本の高校・大学での「相互作用型演示実験講義 ILDs」の実践とその意義
           山崎 敏昭(同志社中学校・高等学校)、谷口 和成(京都教育大学)
    14:40~15:35 日本の大学での「物理教育研究 PERに基づくチュートリアル」の実施から学んだこと
           植松 晴子(東京学芸大学)
    15:35~16:20 協賛企業による展示の説明
           企業展示「能動的学習を支援する教育機器」+ティータイム
    16:20~17:35 総合討論 米国との国際比較から見て、日本の教育に求められているものは何か?
    17:35~17:40 閉会の辞 合田 正毅(元新潟大学)

    【出展企業】
    株式会社ナリカ
    株式会社朝日ネット

    【NPO法人理科カリキュラムを考える会 概要】
     理科カリキュラムを考える会は、日本各地の研究者や教師、市民の力によって、理科カリキュラムに関する自主的な研究開発や提案が活性化し、そして理科教育全体が発展することを願って、2000年12月に発足しました。
     これまでに日本の教師たちが積み上げてきた優れた実績を集積・共有して草の根のカリキュラムづくりを進めることで、世界の科学教育に大きく貢献すると共に、日本の将来のカリキュラムの変更に実際的な影響を与えることを目的として活動しています。

    名称 : NPO法人理科カリキュラムを考える会
    所在地: 〒184-0002 東京都小金井市梶野町2-3-3
    理事長: 滝川 洋二
    設立 : 2000年12月
    URL  : http://www.rikakari.jp