プレスリリース
モバイルバッテリー火災想定、 妊婦・新生児避難の消防訓練を医誠会国際総合病院で実施
産科病棟で新生児避難シミュレーション。 医療複合施設i-Mall合同 約130名参加の防災訓練
医療法人医誠会(本社:大阪府大阪市、代表者:谷 幸治)は、大阪市北区南扇町の医療複合施設i-Mallにおいて、2026年2月24日に消防訓練を実施しました。今回の訓練では近年発生事例が増えているモバイルバッテリーからの出火を想定し、医誠会国際総合病院の職員をはじめ、i-Mall内の医療・保育・運動施設の関係者など約130名が参加しました。産科病棟では妊婦と新生児の避難シミュレーションも実施し、医療施設ならではの避難対応や複合施設としての連携体制を確認しました。

医療複合施設における防災体制と施設連携の確認
医療施設では入院患者や来院者など多くの人が施設内に滞在しているため、火災などの災害時には迅速で適切な初動対応と避難誘導が求められます。特に医療機関を含む複合施設では、施設ごとの役割を理解しながら連携して対応する体制づくりが重要になります。
医誠会国際総合病院を含む医療複合施設「i-Mall」では、防災体制の確認と施設間の連携強化を目的として消防訓練を実施しています。今回の訓練では、南棟7階の医局でモバイルバッテリーから出火したという想定のもと、初期消火、通報、避難誘導までの一連の対応を訓練しました。
モバイルバッテリーなどリチウムイオン電池を搭載した製品による火災は近年増加しており、東京消防庁によるとリチウムイオン電池関連火災は過去10年間で大きく増加しており、消防機関からも注意喚起が行われています。今回の訓練ではこうした火災を想定することで、職員が具体的な危機対応を共有し、防災意識の向上を図りました。
産科病棟における妊婦と新生児の避難シミュレーション
今回の消防訓練では、医療施設の中でも特に対応が求められる産科病棟の避難対応について確認しました。
火災発生場所となる南棟7階の直上階には南棟8階の産科病棟があり、入院中の母親と新生児の安全確保が必要になります。訓練では、新生児室にいる赤ちゃんを母親へ引き渡したうえで、母親を車椅子に乗せて避難する流れを実施しました。
新生児の避難では、災害時用新生児避難具「レスキューママN」を使用し、赤ちゃんを専用の抱っこ紐で抱えて避難する方法を確認しました。医療スタッフが付き添いながら避難を行うことで、母親と新生児双方の安全確保を想定した対応をシミュレーションしました。
産科利用者の増加に伴い、妊婦や新生児の安全確保は重要な課題の一つとなっています。今回の訓練では、こうした医療現場特有の状況を想定した避難対応を実践的に確認しました。




約130名参加の合同訓練と今後の防災体制
消防訓練では、初期消火訓練、通報訓練、避難訓練を実施しました。火災発生後の初動対応から避難誘導までの流れを確認し、各施設からアートストリートへの避難を行いました。
訓練には医療従事者だけでなく、保育園の保育士や園児、フィットネス施設のスタッフなども参加し、施設利用者を含めた避難誘導の流れを確認しました。避難後には約130名が集合し、誘導方法や避難経路の確認など、防災上の課題について共有しました。
医誠会国際総合病院では、入院患者や来院者が安心して利用できる医療環境を維持するため、消防訓練を定期的に実施しています。今後も医療複合施設i-Mallにおいて、年2回の消防訓練を継続的に実施し、災害時の対応力向上と安全な医療環境づくりに取り組んでいきます。
医療法人医誠会
医療法人医誠会は1979年に大阪市で創立され、ホロニクスグループとして大阪を中心に全国で病院、クリニック、介護老人保健施設などを運営しています。医誠会国際総合病院は46診療科、総職員数1,971名の体制※で、低侵襲治療、先進・先制医療、医療DX、生成AI、本格的タスクシフト・タスクシェア、中央管制システム導入に取り組み、先進的かつ国際標準の総合病院を目指しています。地域医療に貢献するとともに、2024年12月にはJCI認証を取得、国際医療ツーリズムにも挑戦します。
また、救急医療では、24時間365日の体制で3次救急を目指して救急医療を提供、必要に応じて各診療科が支援する救急医療体制をとっています。救急車6台(ドクターカー4台・救急車2台)、医師9名、看護師30名、救急救命士25名で、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、様々な救急患者さんを受入れ、重症度によって医師・看護師が同乗しお伺いする救急救命士3名体制の医誠会「病院救急」搬送システムで広域医療に取り組んでいます。※ 2025年4月現在