報道関係者各位
    プレスリリース
    2021年9月29日 11:00
    株式会社博報堂アイ・スタジオ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社

    博報堂アイ・スタジオとDAC、Google提供ツールを活用した 「Rich Creative Promotion Service」の提供開始

    ~第一弾として、広告接触者の反応を詳細に分析できる リッチクリエイティブフォーマットを提供~

     株式会社博報堂アイ・スタジオ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:神戸 純、以下 博報堂アイ・スタジオ)とデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 執行役員CEO 兼 CCO:島田 雅也、以下 DAC)は、データ活用による最適なクリエイティブ選定を行い、広告体験を損なわずにエンゲージメントの最大化を目指す「Rich Creative Promotion Service(RCPS)」の提供を開始しました。第一弾として、Googleが提供するツール「Display & Video 360(DV360)」と「Google Web Designer(GWD)」を活用した広告接触者の反応を詳細に分析できるリッチクリエイティブフォーマットを提供します。



    ■背景

     広告効果に起因する要素は、ターゲティングやリーチを抜いてクリエイティブが約50%あると言われる(※1)一方で、データによる裏付けや分析をもって最適なクリエイティブ選定を行うには、経験に基づく感覚的な判断に頼る部分があることに加え、広告表示のされ方や表現(※2)、クリエイティブ制作から広告配信までの進行の煩雑さなど多くの課題があるのが現状です。

     これらの課題を解決するため、DACの運用型広告の知見や分析力、博報堂アイ・スタジオの実績豊富なクリエイティブ制作力を活かして共同のクリエイティブチームを発足し、「DV360」と「GWD」を活用したサービス「RCPS」の提供に至りました。



    ■サービス概要

     「RCPS」は、広告体験を損なわず、データによる最適なクリエイティブ選定を行い、エンゲージメントの最大化を目指すサービスです。具体的には、広告体験を意識したクリエイティブ制作から配信準備、配信、分析までをワンストップで提供し、独自指標を含めて配信データを活用しクリエイティブのPDCAを回す環境提供をすることで広告接触者の能動的な反応や関心度、クリエイティブデザイン改善などを行います。


    「RCPS」サービス概要図


    今回「RCPS」における第一弾メニューとして「Rich Creative」を提供します。


    ▼「Rich Creative」について

     「Rich Creative」は、Googleが提供するツール「DV360」と、ノーコードのHTML5コンテンツ作成ツール「GWD」を用い、リッチクリエイティブフォーマットの制作から配信、GWDを用いるからこそ取得できる独自指標を活用した分析環境を提供します。従来のディスプレイ配信と比較し、より広告接触者の反応を細かく可視化してデータドリブンにPDCAを回すことが可能となります。


    「Rich Creative」概要図


    ▼「Rich Creative」の特長

     「Rich Creative」では、「GWD」を活用することでシームレスな「DV360」への連携に加え、スワイプモーション回数やスライド毎のクリック数、平均表示時間やカーソル合わせ時間など、これまでディスプレイ広告では取得しづらかった細かなレポート指標の確認が可能です。これらの指標を活用することで、広告接触者の能動的な反応や興味関心度、クリエイティブのデザイン評価など、より深いクリエイティブ分析と活用が可能です。


     なお、先行して実施した「パノラマ」フォーマットの自社トライアル配信においては、通常バナー広告と比較しCTRが約200%向上したほか、広告接触者のスワイプ行動による内容理解の傾向も把握でき、エンゲージメントに効果があることが確認できました。



    ■今後の展開

     今後は、インタラクティブ性の高いフォーマットの提供や、APIを活用した1to1コミュニケーションが取れる広告配信、機械学習モデルを活用した分析や配信など、「RCPS」のサービスを拡大していきます。

     博報堂アイ・スタジオとDACは今後も、各企業のブランドストーリーや商品の世界観を生活者一人ひとりに届け、広告体験を損なわずエンゲージメントを向上させるべく、業界に貢献してまいります。


    ※ Google、Display & Video 360、Google Web Designerは、Google LLCの商標です。

    (※1)NCS Nielsen「Nielsen Catalina Solutions (C) 2017 Five Keys To Advertising Effectiveness」

    (※2)一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)「2020年インターネット広告に関するユーザー意識調査(定性)」



    <フォーマットサンプルは以下をご参照ください。>

    ▽サンプルクリエイティブ

    「パノラマ」

    複数のイメージをスライドで表示できるフォーマット。スワイプ数やスライド毎のクリック/タップを計測でき、細かい分析と評価が可能。商品訴求やサービスの深い理解を促す訴求など多彩な活用ができる。

    https://www.atpress.ne.jp/releases/277448/img_277448_3.gif


    「ブランクスレート」

    ブランドのロゴ・背景画像・コピー・CTAボタン等の要素に動的表現をプラスしたフォーマット。

    動的要素による質感表現を活かし、飲料や自動車など、視覚表現による効果的な訴求が可能。

    https://www.atpress.ne.jp/releases/277448/img_277448_4.gif


    「キューカード」

    訴求部分を複数スライドで表示できるフォーマット。紙芝居のようなストーリー表現を活かし情報を伝える訴求への活用ができる。商品・サービスの紹介や、キャンペーン等の詳細を詳しく訴求することが得意。

    https://www.atpress.ne.jp/releases/277448/img_277448_5.gif


    「パララックス」

    モバイル向け設計のインタラクティブなフォーマット。レイヤ形式のパララックスアニメーション効果を活用しスクロール毎に表現が変わる。ブランドや新商品訴求等、視覚体験を与え広告を見る人を惹きつける。

    https://www.atpress.ne.jp/releases/277448/img_277448_6.gif


    ▽デモ

    より詳細な動きは下記のURLからご体験ください。

    http://rc-demo.g-age.jp/



    ■DACについて

     DACは、インターネット広告黎明期である1996年の設立以来、情報や生活のデジタル化とともに事業を拡大し、市場形成と業界成長を牽引してまいりました。

     現在は、デジタルを軸とした広告・マーケティングビジネスを国内外で展開しています。コンサルテーションからプランニング、広告枠の仕入れ・販売、運用、結果解析までのトータル支援、メディアの特性を活かしたクリエイティブ制作、豊富なデータと高度なテクノロジーを掛け合わせたソリューション開発・提供や、グローバルなプロモーション支援などを行っています。

     今後もDACは、“Empowering the digital future デジタルの未来に、もっと力を。”というミッションのもと、広告やマーケティングの新しい形の創造をリードし、新たな価値を社会へ提供し続けていきます。


    ━━ 会社概要 ━━

    【社名】   デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社

    【所在地】  東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー

    【URL】    https://www.dac.co.jp/

    【代表者】  代表取締役社長 執行役員CEO 兼 CCO(Chief Compliance Officer)

           島田 雅也

    【設立年月】 1996年12月

    【事業内容】 メディアサービス事業、ソリューションサービス事業、

           オペレーションサービス事業



    ■博報堂アイ・スタジオについて

     博報堂アイ・スタジオは、オウンドメディアを中心に、データを起点としたマルチタッチポイントでの顧客体験(CX)設計とUIデザイン、企画制作、テック活用、システム開発、PDCAマネジメント運用までをクロスボーダーで提供することで、クライアント企業の「ブランド創造」と「顧客創造」に貢献するデジタル領域のスペシャリスト集団です。

     また、蓄積したノウハウからイノベーションを吹き込み最適なクリエイティブを提供する研究開発と新たなビジネスを生む自社事業にも積極的に取り組んでいます。


    ━━ 会社概要 ━━

    【社名】   株式会社博報堂アイ・スタジオ

    【所在地】  〒100-0006

           東京都千代田区有楽町1丁目10番1号 有楽町ビルヂング5階

    【URL】    http://www.i-studio.co.jp/

    【広報Fb】  https://www.facebook.com/hakuhodoistudio.pr

    【代表者】  代表取締役社長 兼 CEO 神戸 純

    【設立年月】 2000年6月

    【資本金】  2億6,000万円

    【事業内容】 インタラクティブ・クリエイティブ業務、

           システム開発業務、CRM業務