プレスリリース
「ヒアルロン酸じゃダメ?」敏感肌の保湿でセラミドが注目される理由を医学博士が解説
ヒアルロン酸とセラミドはいずれも保湿成分として知られていますが、敏感肌の乾燥対策では、肌のどこで働き、どの機能を支えるかに違いがあります。
この違いについて、医学博士が解説します。
解説:医学博士 高岡(セラミド化粧品 シェルシュール開発者)
セラミドはなぜ“敏感肌の保湿”で重視されるのか
敏感肌の乾燥対策では、セラミドが欠かせない成分として注目されています。
一方で、セラミドは化粧品原料の中でも比較的高価な部類に入り、「他の保湿成分で代替できないのか」と疑問を持つ方も少なくありません。
保湿成分も数多くありますが、それぞれ価格や特性の異なっています。乾燥対策を考えるうえでは、コストだけでなく、成分が肌にどのように働くかを見極める必要があります。
そこで次に、代表的な保湿成分であるヒアルロン酸と、セラミドの役割の違いを見ていきます。
安価な保湿成分で乾燥対策は可能か
保湿成分として広く知られているのがヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸はセラミドより安価で、保水力は高く、1gで6リットルの水を抱えると言われ、お肌内部にも存在する保湿成分です。
ヒアルロン酸とセラミドの働く場所の違い
ヒアルロン酸やコラーゲンは主に「真皮」に存在する成分です。真皮では弾力などに関係しています。
しかし、化粧品に配合されたヒアルロン酸は、基本的に分子が大きいため肌の内部までは届きにくく、肌表面で水分を保持し、保湿性を発揮します。
一方、セラミドは、お肌の水分の蒸発を防いでいる「表皮の角質層」にて、元から保湿成分として働いている成分です。
ヒアルロン酸やコラーゲンと比べて、「保湿」を担っている角層に非常になじみやすく、留まってくれます。
乾燥肌に不足しがちなセラミドを直接的に補い、肌が持つバリア機能を高めてくれるのです。

セラミドの働きを支えるーラメラ構造の重要性

セラミドは、単に“配合されている”ことだけが重要なのではなく、ラメラ構造を形成することで強力なバリア機能と保湿作用を発揮します。
重要なのは「化粧品の中」できちんとその構造になっていることであり、セラミドを配合するだけでは十分とはいえません。
細胞間脂質のセラミド・コレステロール・脂肪酸などが、層状のラメラ構造をとることで水分を保持し、バリア機能として働きます。
セラミドに加えて、重要なNMFの役割
肌のバリア機能は、セラミドなどの細胞間脂質だけが担っているわけではありません。
角質細胞に存在する天然保湿因子、NMF(Natural Moisturizing Factor)もとても重要なバリア成分を果たしています。
NMFは水分を抱え込み、角質層のうるおいを保つ働きを持っているので、細胞間脂質による「水分を逃がさない仕組み」と組み合わさることで、肌のバリア機能は維持されています。
まとめ:ヒアルロン酸+セラミドは競合ではなく役割分担
ヒアルロン酸は安価で保水力が高く、肌表面で水分を保持して保湿性を発揮します。
一方で、乾燥が気になる敏感肌では、角質層のうるおい環境やバリア機能を支える観点から、「セラミド」が注目されることがあります。
表面で水分を「抱える」保湿と、角質層の環境を「支える」バリアの視点を役割として整理することが、成分選びの近道です。
敏感肌の乾燥対策は「どちらか一方」ではなく、ヒアルロン酸でうるおいを保ちつつ、セラミドで角質層のバリアを支えるという役割分担で考えることが大切です。

創業者/開発者 髙岡 幸二
大阪府出身。神戸大学卒。医学博士。
元神戸大学バイオシグナル研究員。
元奈良女子大学非常勤講師・バイオテクノロジーの研究員。
化粧品・健康食品の開発。
2024年10月に、サンエス石膏株式会社のグループに参画。
会社名 :有限会社DSR
代表者 :宮竹 二郎
本社所在地 :大阪府吹田市江坂町1-23-101大同生命江坂ビル13階
設立 :2002年12月4日
事業内容 :化粧品の開発、製造、販売
資本金 :300万円
URL :https://dsr-skincare.jp/

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https://dsr-skincare.jp/blog/

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