美術出版社、書籍『戦争と万博』発売と刊行記念イベント開催

報道関係者各位プレスリリース　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2005年2月2日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　株式会社美術出版社 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 　　株式会社美術出版社が、2005年1月27日、書籍『戦争と万博』を発売　　　 2/27青山ブックセンター本店、3/3ジュンク堂書店池袋本店で　　　　　　　　　　　　刊行記念イベントを開催　　　　　　 ……戦争はまだ続き、万博は繰り返される。…… ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 株式会社美術出版社（所在地：東京都千代田区、代表取締役社長：大下健太郎）は、2005年1月27日、美術評論家・椹木野衣（さわらぎのい）著『戦争と万博』を出版しました。本書は、戦前に計画された紀元二六〇〇年博と1970年の大阪万博EXPO'70を結ぶ、都市計画家、建築家、そして前衛芸術家たちの、終わりなき「未来」への夢の連鎖のなかに「環境」の起源をたどるタイムトラベル的異色長編評論。月刊『美術手帖』2002年8月号から2003年9月号にかけて発表された連載をもとに、新たな調査・研究に基づく書き下ろしの新章を加えた完全版です。岡本太郎、丹下健三、浅田孝、瀧口修造と実験工房、メタボリズム、粟津潔、磯崎新、ハイレッド・センター、石子順造、李禹煥（リ・ウファン）、ダダカン（糸井貫二）、中ハシ克シゲ、ヤノベケンジ――彼らの作品を独自の視点でリンクしながら、昭和史の戦前・戦中・戦後を貫くもうひとつの戦争美術＝「万博芸術」の時代を浮き彫りにします。 ■書籍データ書　　　名　戦争と万博著　　　者　椹木野衣（さわらぎのい）判　　　型　A5判／ハードカバー／カラー口絵8ページ／総360ページ装　　　丁　木下勝弘価　　　格　2,940円（税込） ISBNコード　4-568-20174-8 C3070 ■著者略歴美術評論家。1962年秩父市生まれ。同志社大学文学部卒。著書に『シミュレーショニズム』(増補版・ちくま学芸文庫)、『日本・現代・美術』(新潮社)、『平坦な戦場でぼくらが生き延びること』(筑摩書房)、『「爆心地」の芸術』(晶文社)、『黒い太陽と赤いカニ――岡本太郎の日本』 (中央公論新社)など、共著に『神は細部に宿る』(村上龍との対話集、浪漫新社)、編著に『ジ・オウム』(太田出版)他。展覧会キュレーションに「アノーマリー」「909アノーマリー2」(レントゲン藝術研究所、1992/95年)、「日本ゼロ年」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、 1999-2000年)、「オプトランス」(東谷隆司との共同キュレーション、KPOキリンプラザ大阪、2001年)、「通俗的、秘宝館的」(広島市現代美術館、2002年) 「EXPOSE 2002　夢の彼方に」(KPOキリンプラザ大阪／横浜赤レンガ倉庫、 2002-03年)などがある。現在、多摩美術大学美術学部助教授。 ■刊行記念イベント □2月27日(日) 15時～17時（開場14時半）青山ブックセンター本店内カルチャーサロンライブイベント「殺す・な博」開催出演＝「殺す・な」万博部隊［椹木野衣＋石川直樹＋伊東篤宏＋宇治野宗輝　　＋小田マサノリ＋カスガアキラ＋田中偉一郎(展示参加)＋点(グラフィック　　参加)＋西尾康之＋山川冬樹＋山本ゆうこ＋ヲノサトル］（以上参加予定）入場料1000円、定員100名様（電話予約のうえ当日精算）電話予約・お問い合わせ＝電話03-5485-5511 ＊詳細は http://www.aoyamabc.co.jp/ □3月3日(木) 18時半よりジュンク堂書店池袋本店4階カフェ「JUNKU 連続トークセッション」椹木野衣（美術評論家）×曽我部昌史（建築家・みかんぐみ）「戦争と万博と建築――大阪万博《EXPO'70》から愛知万博《愛・地球博》まで」入場料1000円(ドリンク付)、定員40名(要電話または来店時に申込み、先着順) お問い合わせ＝03-5956-6111（池袋本店1Fサービスカウンター）＊詳細は http://www.junkudo.co.jp/ 【株式会社美術出版社について】美術、デザインを専門に、書籍、雑誌を発行する出版社。発行する雑誌に、月刊『BT美術手帖』、隔月刊『デザインの現場』、季刊『ワイナート』『みづゑ』『コミッカーズ』がある。【本件の連絡先】株式会社美術出版社　営業部広報課　担当＝斉藤哲郎 Tel 03-3234-2151　FAX 03-3234-9451 e-mail t-saito@bijutsu.co.jp URL http://www.bijutsu.co.jp/ 〒101-8417　東京都千代田区神田神保町2-38 稲岡九段ビル8階