プレスリリース
学校に通えない子どもたちの学習機会を支援―AI先生と対話できる「学習守」カードを開発
健康上の理由や不登校、経済的困難、地方格差… 塾に行けなくてもAI先生がマンツーマンで支える新しい学びの形
AI講師チャットくん(所在地:沖縄県三原2-1-102F、代表:森田浩進)は、学校や塾に通えない子どもたちの学習機会を支援するため、お守り型カード「学習守(がくしゅうまもり)」を開発しました。カード裏面のQRコードを読み込むことで、子どもたちがいつでもどこでもAI先生とのマンツーマン学習ができる仕組みを提供し、教育格差の解消を目指します。
子どもたちが抱える学習機会の格差
健康上の理由や不登校、経済的困難、離島や地方での塾へのアクセス不足など、様々な事情により学びの機会を失っている子どもたちが日本には少なくありません。文部科学省の調査によれば、2022年度の不登校児童生徒数は約29万人に上り、前年度比で38.5%増と過去最多を更新しています。さらに、経済格差による教育機会の不平等も深刻で、世帯年収300万円未満の家庭の大学進学率は約30%にとどまり、年収950万円以上の家庭(約70%)との間に40ポイント近い差があります。また、地方や離島では学習塾の数が都市部の10分の1以下となる地域も多く、オンライン学習環境がない子どもは全国で約7%(約70万人)に及ぶとされています。
こうした状況を受け、AI講師チャットくんは「すべての子どもたちに平等な学習機会を」という理念のもと、子どもたちが安心して学べる環境づくりに取り組んできました。代表の森田浩進氏は自身も子ども時代に学習を一人で抱え込んだ経験から、「子どもたちが孤独感を感じることなく、いつでも相談できる存在の大切さ」を実感していたといいます。
「学習守」の特長と活用方法
「学習守」はアクリル素材で作られたお守り型のカードで、裏面にQRコードが印刷されています。このQRコードをスマートフォンやタブレットで読み取ることで、ChatGPTをベースとしたAI先生「チャットくん」とのマンツーマン学習が始まります。
主な特長は以下の通りです。
- 対話型学習方式: 問題演習から丁寧な解説、そして励ましのメッセージまで、対話形式で学習を進められます。わからない問題をその場で質問できるため、つまずきを解消しながら学習を継続できます。
- 5教科対応: 英語・数学・国語・理科・社会の主要5教科に対応しており、科目ごとに専用のカードが用意されています。
- 24時間いつでも利用可能: 夜間や休日など、いつでもどこでも学習サポートを受けることができます。
- 心理的サポート機能: お守りのデザインが心理的な支えとなり、学習意欲を維持する効果が期待されます。また、AI先生は勉強の相談だけでなく、子どもたちの小さな悩みにも寄り添います。
- 教材連携機能: 教科書や問題集を写真で撮影して送れば、その内容を解析して解説や回答を提供します。
具体的な利用シーンとして、夜間に一人で勉強する中学生が数学の問題でつまずいた際、「学習守」のQRコードを読み込んでAI先生に質問。AI先生が解き方を丁寧に説明し、さらに練習問題を出題して理解を深めるといった使い方ができます。
今後の展開と提供開始時期
「学習守」は2025年11月の製造開始、12月の発送を予定しています。価格は1科目版が5,000円、2科目版が8,000円、全5科目セットが15,000円(いずれも税込)となります。また、学校や教育機関向けにカスタマイズ版の提供も計画しており、部活動マニュアルや校則など、オリジナルコンテンツを搭載したカードの制作も可能です。
現在、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にてプロジェクトを展開中であり、支援を通じて「学習守」を先行入手することができます。集まった資金は、カードの製造費用やAI教材システムの運用費、子どもたちへの支援用カード製作費などに充てられる予定です。
森田代表は「中高生の学びは、未来をつくる大切な力です。環境や経済的な事情で学校や塾に通えず、勉強や悩みを一人で抱えている子どもたちに、『ひとりじゃない』と感じられる安心を届けたい」と語っています。
制作者情報
- 名称:AI講師チャットくん
- 所在地:沖縄県三原2-1-102F
- 代表者:森田浩進
- 事業内容:AI技術を活用した教育支援サービスの開発・提供
- URL:https://camp-fire.jp/projects/878215/