報道関係者各位
    プレスリリース
    2011年12月27日 09:30
    NPO法人理科カリキュラムを考える会

    NPO法人理科カリキュラムを考える会「第13回全国大会」開催のお知らせ

    ~理科としての被災地支援とは?PISAの考え方をふまえ議論する~

     NPO法人理科カリキュラムを考える会(所在地:東京都小金井市、理事長:滝川 洋二)は、2012年1月8日(日)・1月9日(月・祝)に「考えて行動する市民を育てるための科学教育」をテーマに、第13回全国大会を東洋大学白山第二キャンパスにて開催いたします。  前回は200名の参加者、5,000名を越えるUSTREAM視聴者(延べ人数)があり、大いに盛り上がりました。 第13回全国大会詳細URL: http://www.rikakari.jp/sympo/  本会の全国大会やシンポジウムは、現状を批判することだけを目的としてはいません。文部科学省の方や大学の教員、研究者、幼小中高の教員、一般の方々、政治家も招き、どうすれば日本を良くすることができるのか提案をしていきます。  このような運動が不可欠であると考え、現場の優れた実践をしている先生が多く会員となって、年間を通じてその研究を続けています。先生たちが本気で発言し、良い教育に全力で貢献できるような環境を作ることを目的としています。 【本会開催について】  今回の大会のテーマは「考えて行動する市民を育てるための科学教育」。3月11日に東日本大震災を受け、自らが考え、行動を起こすための教育方法をもう一度見直したい。また被災地支援についても、現場の人間だから発信できる言葉があり、そこから理科全体として短期的・長期的にしていく支援を考えたい。そういった気持ちから今回のテーマが決まりました。被災地からの発表者のポスター展示と、すでに支援活動をしている皆様の支援状況の紹介を行い、いまできることは何かを議論していきます。  PISAショックといわれるほど、教育界全体に多大な影響を及ぼすPISAテスト。そもそもPISAが目指している方向性は何なのか。どういった市民を育てようと、OECD諸国は考えているのか。このことから検証するため、小倉 康 氏(埼玉大学)より基調講演をいただき、会全体として、PISAの方向性をふまえた日本の進むべき科学教育のあり方を議論していきます。  2日目は、被災地からの発表者、支援団体から発表者、参加者によるディスカッションを行います。震災後、福島県内の学校で実際に行っている放射線教育から、現場が必要としている科学教育支援を考え、課題である原子力・放射線教育について学校レベルだけでなく、市民レベルの教育デザインに検討を深めていきます。 【NPO法人 理科カリキュラムを考える会 第13回全国大会 概要】 テーマ : 「考えて行動する市民を育てるための科学教育」 日時  : 2012年1月8日(日)13:00~18:00・9日(月・祝)9:30~16:00 会場  : 東洋大学 白山第二キャンパス B棟2階      (〒112-0001 東京都文京区白山2-36-5) 講師  : 滝川 洋二、小倉 康、土佐 幸子、清原 洋一、岡田 努、数本 芳行、      栗山 恭直、小泉 輝武、佐々木 清、兵頭 俊夫、石渡 正志、      白敷 哲久、らんま先生(石渡 学)、小川 慎二郎、佐藤 克行 主催  : NPO法人 理科カリキュラムを考える会 協賛  : 株式会社アイカム      株式会社朝日ネット      株式会社アルファ企画      株式会社島津理化      新日本電工株式会社      株式会社第一学習社      株式会社ナリカ      ケニス株式会社      株式会社バーチャル・ハーモニー 参加費 : <事前申し込み(税込み)>      一般…3,000円  会員…2,000円  学生…1,000円      <当日申し込み(税込み)      一般…3,200円  会員…2,200円  学生…1,000円      ※ 参加費は当日会場にてのお支払い 定員  : 200名 詳細URL: http://www.rikakari.jp/sympo/ 【参加お申込みについて】 以下の内容を記載の上、電子メールまたは郵送にてお申込み下さい。 (事前にお申込みをされると、参加費が割引となります) 「お名前」「ご所属」「ご連絡先Eメールアドレス」「本会会員/非会員」 「1日目懇親会(4,000円程度)参加/不参加」「2日目弁当(800円)要/不要」 <お申込み先> 受付名称 : NPO法人 理科カリキュラムを考える会 事務局 電子メール: sympo@rikakari.jp 郵送   : 〒195-0063町田市野津田町2094-8 小川 慎二郎 【第13回全国大会 日程】 <第1日目>2012年1月8日(日)13:00~18:00 12:00 受付開始 13:00 「開会の挨拶」    滝川 洋二(本会理事長、東海大学教育開発研究所) 13:10 基調講演「PISAはなぜ、考え行動する教育に踏み切ったのか?」    小倉 康(埼玉大学) 14:10 企業展示・ポスターセッションの紹介 14:20 休憩・企業展示・ポスターセッション 14:40 講演「討論を通して自分の考えを作り上げる物理教育―米国物理学会の新しい教育方法―」    土佐 幸子(ライト州立大学) 15:40 休憩・企業展示・ポスターセッション<20分> 16:00 講演「動き出す新学習指導要領―考えて行動する市民を育てる―(仮題)」    清原 洋一(文部科学省・教育政策研究所) 17:00 休憩・企業展示・ポスターセッション 17:20 パネルディスカッション 18:20 諸連絡 18:30 第1目閉会 (19:00~21:00 懇親会 会費4,000円) <第2日目>2012年1月9日(月・祝)9:30~16:00 9:30 「児童が読んで理解できる教科書作り」小中高理科カリキュラム研究会    兵頭 俊夫 他 11:30 「被災地支援についてのJSTの取り組み」 11:40 企業展示・ポスターセッションの紹介 11:50 昼休み・企業展示・ポスターセッション    企業展示:協賛企業各社による展示(現在募集中)    ポスターセッション:「理科教育の国際比較」              「原子力・放射線教育/理科としての被災地支援」              「被災地支援についてのJSTの取り組み」(現在募集中) 13:10 分科会<30分×2×2会場>    「リテラシーとしての理科教育の実践―開発と保全の授業―」    石渡 正志(甲南女子大学)    「自然認識を広げる米国FOSSの授業デザイン―水平的思考の視点から―」    白敷 哲久(昭和女子大学附属昭和小学校)    「児童が読んで理解できる教科書作り」小中高理科カリキュラム研究会 14:10 休憩・移動 14:30 議論「原子力・放射線教育のあり方/理科としての被災地支援」 15:50 「閉会の挨拶」滝川 洋二(本会理事長、東海大教育開発研究所) 16:00 閉会 【ポスターセッション発表者 および 出展企業】 <ポスターセッション発表者> 岡田 努(福島大学) 数本 芳行(仙台市科学館) ガリレオ工房 栗山 恭直(山形大学) 小泉 輝武(科学技術振興機構) 佐々木 清(郡山市立明健中学校) 白敷 哲久(昭和女子大学附属昭和小学校) らんま先生(石渡 学・環境パフォーマー) 小川 慎二郎(福岡科学教育研究会) 佐藤 克行(駒沢学園女子中学・高等学校) 森脇 啓介(中央大学附属中学校) <出展企業> 株式会社アイカム 株式会社朝日ネット 株式会社アルファ企画 株式会社島津理化 新日本電工株式会社 株式会社第一学習社 株式会社ナリカ ケニス株式会社 独立行政法人科学技術振興機構 株式会社バーチャル・ハーモニー 【NPO法人理科カリキュラムを考える会 概要】  理科カリキュラムを考える会は、日本各地の研究者や教師、市民の力によって、理科カリキュラムに関する自主的な研究開発や提案が活性化し、そして理科教育全体が発展することを願って、2000年12月に発足しました。  これまでに日本の教師たちが積み上げてきた優れた実績を集積・共有して草の根のカリキュラムづくりを進めることで、世界の科学教育に大きく貢献すると共に、日本の将来のカリキュラムの変更に実際的な影響を与えることを目的として活動しています。 名称 : NPO法人理科カリキュラムを考える会 所在地: 〒184-0002 東京都小金井市梶野町2-3-3 理事長: 滝川 洋二 設立 : 2000年12月 URL  : http://www.rikakari.jp