報道関係者各位
    プレスリリース
    2011年11月4日 09:30
    身延町役場

    「額から飛び出した切り絵たち  『切り絵とモビールの世界展 ―高橋ユタカ― 』」を開催中  ~in 富士川クラフトパーク内「富士川・切り絵の森美術館」~

    山梨県南巨摩郡身延町の「富士川・切り絵の森美術館」では、第5回企画展として「額から飛び出した切り絵たち『切り絵とモビールの世界展 ―高橋ユタカ― 』」を12月25日まで開催しています。

    高橋氏は岐阜県出身の新進気鋭の切り絵作家で、様々な素材を用い、国内外でオリジナリティあふれる創作活動を展開していますが、モビールもその新たな表現方法の一つです。
    URL: http://www.kirienomori.jp/modules/art_museum/


    【モビールとは】
    「動く彫刻」とも呼ばれるモビールは、紙やプラスチック、薄い木の板などの軽い素材を糸や棒で吊るし、特定の位置でバランスをとり安定させたものです。一部分を固定するため回転しやすく、風や空気の流れによって様々な形に変化するのが特徴です。

    その芸術性はまだ広くは知られていないものの、繊細で神秘的な動きは観る者の感性を刺激し、豊かなイマジネーションの世界へと誘ってくれます。


    【額から飛び出した切り絵たち『切り絵とモビールの世界展 ―高橋ユタカ― 』】
    当館は、モビールを“動く切り絵”として着目。今回の展示では素材を可能な限り「紙」にこだわり、切り絵とモビール、モビールが作りだす影とを一つの作品として表現し、静と動、平面と立体のコンビネーションという新たな視点から作品を鑑賞できるよう工夫しています。

    展示室ごとに「額から飛び出した切り絵たち」「切り絵の分身 モビールたち」「Pray For Japanがんばろうニッポン」の3つのテーマを設け、切り絵・モビール作品約250点を展示。

    東日本大震災の被災地復興を願い、来館者が参加して大きな切り絵パネルを制作するコーナーも設置(デザインは高橋氏が担当)、完成後は被災地に届ける予定です。
    またクリスマス前には、モビールの魅力を幅広く知ってもらうためのワークショップも開催いたします。

    ■開催期間および展示会場
    開催期間:2011年10月8日(土)~12月25日(日)まで
    会場  :富士川・切り絵の森美術館 芝生ギャラリー
         (山梨県富士川クラフトパーク内)
         山梨県南巨摩郡身延町下山1597
    開館時間:午前10時~午後5時(入館は閉館30分前まで)
    休館日 :毎週水曜日(水曜が祝日の場合は翌日)
    入館料 :一般500円、小・中学生200円
         (団体割引20名以上・一般400円、小・中学生100円)

    ■高橋ユタカワークショップ
    「東日本大震災復興応援 クリスマスモビールを作ろう!」
    開催期間:12月3日(土)、4日(日)
         ともに午後1時30分~午後3時30分
    定員  :各回とも定員20人
    参加料 :500円(材料費込み)
    ※参加費はすべて義援金とさせていただきます。


    ■展示室ごとの作品内容
    <第1・2展示室> 切り絵作品17点、モビール作品約40点
    テーマ「額から飛び出した切り絵たち」
    バレエ音楽や童話の主人公をテーマにした切り絵や、切り絵の一部が目の前に飛び出したようなモビールの動き、その組み合わせとバランスの妙をお楽しみいただけます。

    <第3展示室> モビール作品約100点
    テーマ「切り絵の分身 モビールたち」
    動物、花、音楽、スポーツなど様々なモチーフのモビールを展示するとともに、モビールの製作過程や飾り方をパネルにて解説します。

    <第4展示室> 切り絵作品13点
    テーマ「Pray For Japan がんばろうニッポン」
    参加者一人ひとりが東日本大震災被災地復興を願い、思いを込めて紙を切って貼り、高橋氏デザインによる大きな切り絵パネルを完成させます。


    ■高橋ユタカ氏プロフィール
    岐阜県出身、岐阜県岐阜市在住
    グラフィックデザインを学んだ後、1996年デザイン事務所「アトリエ・ボザール」設立。
    「JOCオリンピック協会(2004年)」「ユニクロ(2004~2009年)のコラボレーションなど幅広いデザインワークを展開。
    2006年画家に転身。現在、各地で展覧会を開催する一方、新たな表現の場を舞台美術やモビールの世界でも探求。
    2010年、岐阜県美術館×高橋ユタカ×岐阜県図書館/「絵本の中の住人たち」展では、美術と図書の架け橋役を務める。
    2011年、「ゲゲゲの鬼太郎」とのコラボレーションによる“ゲゲゲのモビール”が発売される。またニューヨーク、ホーチミン、パリでも切り絵のパフォーマンスを行い、好評を博す。
    当企画展会期中にもマレーシア、クアラルンプールにて個展・ワークショップを開催。

    高橋氏のモビール作品の多くにバレエダンサーが登場しますが、高橋氏が切り絵の創作を始めた頃からバレエは彼のシンボリックな存在となっています。空気の流れを受けて揺らめくモビールの動きは、バレエの華やかな舞いとも重なります。


    ▼富士川・切り絵の森美術館
    http://www.kirienomori.jp/
    ▼身延町ホームページ
    http://www.town.minobu.lg.jp/
    ▼楽天×身延町ブログ「身延Life」
    http://plaza.rakuten.co.jp/machi19minobu