報道関係者各位
    プレスリリース
    2020年11月6日 17:15
    和歌山県北山村

    和歌山県北山村で特産柑橘「じゃばら」の収穫が始まりました! ~2019年に実施した「花粉症モニター」では、 68.3%以上の方が効果を実感!~

    和歌山県北山村特産の柑橘「じゃばら」の収穫が11月6日(金)より始まりました。

    また同村は、2019年に実施した、“花粉症に対してじゃばらを使用することで効用があるのか調べるモニター調査”の結果も公開しました。



    1. じゃばらの収穫が始まりました。

    特産柑橘「じゃばら」の収穫が、11月6日(金)7時半より始まりました。収穫は12月上旬まで続く見通しで、収穫量は村全体でほぼ例年並みの約110tを見込んでおります。

    果実の大半は丸ごと搾汁し、ドリンクやジャム等の加工品に使用されます。


    ・今年度収穫予想量:110t (2019年 108t、2018年 86t、2017年 109t)

    ・作付面積    :8ha(木の本数:約5,000本)

    ・村内栽培農家数 :29戸


    果実1


    2. 2019年花粉症モニターの結果を公開しました。

    北山村が、2019年に行った花粉症モニター調査の結果を2020年10月23日に発表いたしました。

    合計3,000名を対象に調査を行い、アンケートにお答えいただきました。



    ■全体の68.3%の方が、効果を実感!

    3回にわたって実施した調査全体で、有効回答者数2,272人のうち、68.3%に相当する、1,551人(無効回答を除く)の方が、花粉症の症状に何かしら効いたと回答されました!



    ■第1弾・第3弾で実施、「じゃばら果皮粉末」の調査結果

    「じゃばら果皮粉末」を使用した調査では、効いた、または少しでも効いたと回答された方が1,002名と、66.8%の方が花粉症に何かしらの効果を実感したという結果になりました。


    【2019年】果皮粉末の調査結果1


    さらに、症状別の改善度アンケートでは、特に鼻水・鼻づまりで最も高い改善度を実感されているという結果となり、くしゃみについても半分以上の方が、改善されたという結果となりました。


    【2019年】果皮粉末の調査結果2


    【調査方法】

    ・第1弾・第3弾モニター対象者、計2,000人に調査

    ・対象者は、1日3~4g程度のじゃばら果皮粉末を1週間~10日ほど摂取

    ・調査後、アンケートで花粉症への効果を自己評価

    ※第1弾有効回答人数:726人

    ※第3弾有効回答人数:773人 計1,499人



    ■第2弾で実施、「じゃばら果汁」の調査結果

    「じゃばら果汁」を使用した調査では、効いた、または少しでも効いたと回答された方が549名と、71.0%の方が花粉症に何かしらの効果を実感したという結果になりました。


    【2019年】果汁の調査結果1


    さらに、症状別の改善度アンケートでは、こちらも特に鼻水・鼻づまりで最も高い改善度を実感されているという結果となり、くしゃみや目のかゆみについても、半分以上の方が改善されたという結果となりました。


    【2019年】果汁の調査結果2


    【調査方法】

    ・第2弾モニター対象者、計1,000人に調査

    ・対象者は、1日10g程度のじゃばら果汁を10日ほど摂取

    ・調査後、アンケートで花粉症への効果を自己評価

    ※第2弾有効回答人数:773人



    ■モニターの方からもご意見をいただきました

    ※一部抜粋

    ・市販の薬などを使わず、じゃばらだけで快適に過ごす事ができました。

    ・効果は抜群で、鼻水・鼻づまりが解消されました。

    ・鼻水・鼻づまりはだいぶ楽でした。薬無く改善されるなら、嬉しいです!

    ・朝、夕飲むだけで鼻水が止まり、くしゃみも止まることにびっくりしました。


    詳しい発表内容はこちらをご参照ください。

    https://kitayamamura.net/result/



    3. 2年ぶりに!花粉症でお困りの方2,000名様を募集予定です!

    北山村では、2年ぶりにモニター調査を行います!

    2,000名様を対象に行う予定で、12月中旬より募集を開始できるよう準備を進めています。詳細が決まりましたら、北山村のホームページ等でお知らせいたします。

    https://www.vill.kitayama.wakayama.jp/



    ■じゃばらとは…

    「じゃばら」は、昔から北山村に自生していた自然雑種で、北山村の宝として村外不出で大切に育てられてきたユズやカボスの仲間です。じゃばらの名前は「邪気を払う」ほど酸っぱいことに由来し、果汁が豊富で種もなく、風味が独特で、地元では縁起物としてお正月の料理などに珍重されてきました。



    ■じゃばらと花粉症

    北山村産のじゃばらについては、2008年に岐阜大学医学部より、じゃばらで花粉症の諸症状(くしゃみ、鼻づまりなど)が改善されたとの学会発表が行われています。じゃばらには他の柑橘に比べフラボノイドの一種である「ナリルチン」という成分が多く含まれており、花粉症への緩和にこの成分が注目されています。


    ▼じゃばら春先新聞

    http://www.kitayamamura.net/monitor/harusaki-news.pdf



    ■過去のモニター調査結果

    北山村では2001年2月にもモニター調査を行っており、1,000人中46%の方からなんらかの効果があったとの調査結果が出ています。さらに2018年3月のモニター調査では、「鼻づまりに効きました」「スギ花粉の症状が軽くなった」等とのご意見もいただきました。



    ■和歌山県北山村

    和歌山県東牟婁郡北山村は、和歌山県でありながら、三重県と奈良県に囲まれ和歌山県に接していない全国でも唯一の飛び地の村です。村の97%を山林が占め、すぐそばを北山川が悠々と流れる自然豊かな人口450人の小さな村です。「じゃばら」は村の特産品として売り出し、村の基幹産業となっています。

    北山村は北山川観光筏下り、特産柑橘じゃばら、おくとろ温泉を中心とした地域づくりに取り組んでいます。



    ※モニター調査は、北山村が実施しました