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    プレスリリース
    2026年8月20日 18:00
    株式会社マーケットリサーチセンター

    ヘルス&ウェルネスツーリズムの日本市場(2026年-2035年)、市場規模・分析レポートを発表

    株式会社マーケットリサーチセンター(本社:東京都港区、世界の市場調査資料販売)では、「ヘルス&ウェルネスツーリズムの日本市場(2026年-2035年)、英文タイトル:Japan Health and Wellness Tourism Market 2026-2035」調査資料を発表しました。本資料には、ヘルス&ウェルネスツーリズムの日本市場規模、動向、セグメント別予測、関連企業の情報などが盛り込まれています。

    ■主な掲載内容

    日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場は、2025年時点で14.2億米ドル規模に達しており、2026年から2035年にかけて年平均成長率(CAGR)13.6%で拡大し、2035年には50.8億米ドルに達すると予測されている。市場成長を支える主な要因は、国内外旅行者の健康志向の高まり、温泉やKampoといった日本独自の伝統的ウェルネス資源、予防医療への関心、デジタルヘルスとの融合、そして高付加価値なリトリート・リゾート開発である。

    日本は歴史的に世界のヘルス&ウェルネスツーリズム市場売上の約3%を占めたとされる。市場は単なるスパ旅行にとどまらず、温泉、リラクゼーション、瞑想、フィットネス、デトックス、アンチエイジング、ホリスティックケアなどを旅行体験として組み合わせる方向へ広がっている。

    旅行タイプ別ではDomesticが最大シェアになる見通しである。国内旅行は移動負担が小さく、短期滞在でも利用しやすいため、日本人旅行者が温泉地やリゾートでウェルネス体験を取り入れやすい。特に週末型・短期滞在型の健康旅行は、長期休暇を必要としない点で需要を取り込みやすい。

    一方、Internationalも重要な成長余地を持つ。海外旅行者にとって、日本の温泉文化、食、自然、静養環境、伝統的な健康文化は差別化要因になり得る。特に高付加価値旅行では、一般観光だけでなく「滞在中に健康を整える」という目的を組み合わせることで、旅行単価や滞在価値を高めやすい。

    旅行目的別ではPrimary Wellness Travelが予測期間中に主要カテゴリーになるとされる。これは、旅行そのものの主目的が健康改善、リラクゼーション、心身の回復、予防健康などである旅行を指す。通常観光に付随してウェルネス体験を行うSecondary Travelよりも、より専門性の高いプログラムや長期滞在との親和性が高い。

    サービス別ではSpa and Wellness Resortsが最大シェアを占める見通しである。高級宿泊、スパ、温泉、食事、運動、リラクゼーションなどを一体化した総合体験を提供できるため、国内外の富裕層や健康志向旅行者を取り込みやすい。

    ただし、資料ではSpa and Wellness Resortsの説明にAyurvedaやYogaが含まれている一方、日本市場の特徴としてはOnsenやKampoを強く打ち出している。このため、サービス分類は国際的なウェルネスツーリズムの一般分類をそのまま使っている可能性があり、日本固有の市場構造と完全には一致していない。

    日本ならではの最大の強みはOnsenである。温泉は単なる観光資源ではなく、休養、リラクゼーション、地域食、自然環境、宿泊体験と結びつけやすい。温泉地を中心に、スパ、睡眠改善、食事、軽運動、マインドフルネスなどを組み合わせることで、総合的なウェルネス滞在へ発展させやすい。

    2025年6月には、Fuji-Hakone-Izu National Park内にHotel the Mitsui Hakoneを開業する計画が発表され、2026年初頭の開業予定とされている。126室、温泉、ホリスティックスパなどを備え、伝統的な温泉文化と高級ウェルネスを組み合わせる事例として紹介されている。

    また、2025年7月にはRoyal Minor HotelsとList Developmentが、Nagano PrefectureのKaruizawaにAnantara Karuizawa Retreatを2030年までに開業する計画を発表したとされる。約4万1,000平方メートルの敷地にスパ、温泉、ウェルネス重視の食事などを組み込む予定で、自然環境とラグジュアリーを融合した長期滞在型需要を狙う。

    こうした施設開発から、市場の成長軸が「温泉旅館」だけではなく、「国際的なラグジュアリーホテルブランド+日本文化+ウェルネス」という形へ広がっていることが分かる。特にKaruizawaやHakoneのような大都市からアクセスしやすい自然観光地では、国内外の高所得層を取り込みやすい。

    デジタルウェルネスも重要なトレンドである。2025年4月にはMETIがExpo 2025 Osakaで「Unlock a New Wellness Era with PHR」プロジェクトを開始し、Personal Health Recordを活用して睡眠、栄養、運動などを記録・可視化する取り組みを進めたとされる。

    PHRを旅行体験と組み合わせれば、滞在前後の健康データをもとに食事や運動、睡眠、リラクゼーションのプログラムを個別化する可能性がある。これにより、ウェルネスツーリズムが単発のスパ利用から、データに基づく継続的な健康管理へ広がる余地がある。

    ただし、METIのPHRプロジェクトが直接観光サービスとして実装されたことまでは資料では示されていない。したがって、現時点では「デジタル健康基盤と観光の融合可能性」を示す政策的トレンドとして見るのが適切である。

    Kampoも日本市場の差別化要素として挙げられている。伝統的な漢方医学の考え方を、食事、体質管理、ウェルネス滞在などに組み込めば、海外旅行者にとって日本独自の健康文化として訴求できる可能性がある。

    一方で、Kampoは日本の医療制度の中で医薬品として扱われる側面もあり、一般的なスパやリラクゼーションサービスとは性格が異なる。旅行商品へ組み込む場合は、医療行為とウェルネス体験の境界を明確にする必要がある。

    市場の成長テーマにはDetox、Rejuvenation、Anti-Agingも含まれる。こうしたプログラムは、食事、睡眠、スパ、運動、休養などをセットで提供する高価格帯リゾートと相性が良い。一方、「detox」などの表現は医学的意味が曖昧な場合もあるため、健康効果の訴求には科学的根拠と表現上の注意が必要である。

    Yoga and Meditation Retreats、Spiritual and Holistic Healingも市場を構成する。日本では禅、寺院滞在、自然体験などと組み合わせれば、単なるヨガ旅行とは異なる文化的価値を付加できる可能性がある。

    Fitness and Weight Loss Programsも対象に含まれる。旅行中に運動指導、栄養管理、体組成測定などを組み合わせることで、一般的なリゾート滞在より明確な健康目標を持つ商品を設計できる。

    競争環境では、Hilton、Hyatt、Marriott、Four Seasons、IHG、Radissonなど大手ホテルグループが挙げられている。これらの企業は、日本国内でスパ、フィットネス、リラクゼーション、高級宿泊を組み合わせることでウェルネス需要を取り込む。

    一方、Niraamaya Wellness Retreat、Rancho La Puerta、Vana Retreat、Nirvana Naturopathyなど、日本国外を拠点とするウェルネスリトリート企業も主要プレイヤーとして紹介されている。これらは日本国内施設の競争相手というより、日本人旅行者の海外ウェルネス旅行需要やグローバルなサービスモデルを示す存在と見る方が自然である。

    この点から、今回の「Japan health and wellness tourism market」は、日本を目的地とする国内・訪日旅行だけでなく、日本人による海外ウェルネス旅行も一部含んでいる可能性がある。市場規模を解釈する際には、旅行者の居住地ベースなのか目的地ベースなのか、定義確認が必要である。

    また、この市場規模は、以前の「Japan wellness tourism market」の2025年286.7億米ドルと比べて非常に小さい。今回の「health and wellness tourism」は14.2億米ドルであり、名称が近いにもかかわらず約20倍の差がある。これは対象サービス、旅行目的、医療要素、集計範囲などの市場定義が大きく異なる可能性を示している。

    総合すると、日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場は2025年の14.2億米ドルから2035年には50.8億米ドルへ約3.6倍に拡大し、CAGR13.6%という高成長が見込まれる。国内旅行が最大、Primary Wellness Travelが主要目的、Spa and Wellness Resortsが最大サービスカテゴリーとなる見通しである。

    2035年に向けた主要テーマは、「Onsen」「Luxury Wellness Resorts」「Primary Wellness Travel」「Domestic Travel」「PHR・Digital Wellness」「Nature-Integrated Retreats」「Kampo」「Spa」「Mindfulness」「Premium Wellness Hospitality」に集約できる。日本市場は、温泉や自然といった伝統的資源を、デジタルヘルス、個別化サービス、国際的ラグジュアリーホスピタリティと組み合わせることで、高付加価値型のウェルネス旅行市場へ発展していくと考えられる。

    ※目次構成

    1. 序文
      1.1 調査目的
      1.2 主要前提条件
      1.3 レポート対象範囲 ― 主要セグメンテーションおよび分析範囲
      1.4 調査方法

    2. エグゼクティブサマリー

    3. ヘルス&ウェルネスツーリズム市場概要

    3.1 アジア太平洋地域のヘルス&ウェルネスツーリズム市場概要
     3.1.1 アジア太平洋地域のヘルス&ウェルネスツーリズム市場の過去市場規模(2019~2025年)
     3.1.2 アジア太平洋地域のヘルス&ウェルネスツーリズム市場予測(2026~2035年)

    3.2 日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場概要
     3.2.1 日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場の過去市場規模(2019~2025年)
     3.2.2 日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場予測(2026~2035年)

    1. 日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場ランドスケープ

    4.1 日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場:開発企業ランドスケープ
     4.1.1 設立年別分析
     4.1.2 企業規模別分析
     4.1.3 地域別分析

    4.2 日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場:製品ランドスケープ
     4.2.1 サービスタイプ別分析
     4.2.2 旅行タイプ別分析

    1. 日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場ダイナミクス
      5.1 市場促進要因および制約要因

    5.2 SWOT分析
     5.2.1 強み
     5.2.2 弱み
     5.2.3 機会
     5.2.4 脅威

    5.3 PESTEL分析
     5.3.1 政治的要因
     5.3.2 経済的要因
     5.3.3 社会的要因
     5.3.4 技術的要因
     5.3.5 法的要因
     5.3.6 環境要因

    5.4 ポーターの5フォース分析
     5.4.1 サプライヤーの交渉力
     5.4.2 買い手の交渉力
     5.4.3 新規参入の脅威
     5.4.4 代替品の脅威
     5.4.5 競争の激しさ

    5.5 主要需要指標
    5.6 主要価格指標
    5.7 業界イベント、主要施策およびトレンド
    5.8 バリューチェーン分析

    1. 日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場セグメンテーション(2019~2035年)

    6.1 サービスタイプ別・日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場(2019~2035年)
     6.1.1 アーユルヴェーダ・インド伝統療法
     6.1.2 ヨガ・瞑想リトリート
     6.1.3 スパ・ウェルネスリゾート
     6.1.4 デトックス、若返り・アンチエイジング療法
     6.1.5 フィットネス・減量プログラム
     6.1.6 スピリチュアル・ホリスティックヒーリング

    6.2 旅行目的別・日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場(2019~2035年)
     6.2.1 ウェルネスを主目的とする旅行
     6.2.2 ウェルネスを副次目的とする旅行

    6.3 旅行タイプ別・日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場(2019~2035年)
     6.3.1 国内旅行
     6.3.2 海外旅行

    1. 規制枠組み

    2. 資金調達・投資分析
      8.1 資金調達件数別分析
      8.2 資金調達タイプ別分析
      8.3 資金調達額別分析
      8.4 主要企業別分析
      8.5 主要投資家別分析
      8.6 地域別分析

    3. 戦略的取り組み
      9.1 パートナーシップ件数別分析
      9.2 施策タイプ別分析
      9.3 主要企業別分析
      9.4 地域別分析

    4. サプライヤーランドスケープ

    10.1 ベンダーポジショニング分析
     10.1.1 主要ベンダー
     10.1.2 将来有望なリーダー企業
     10.1.3 ニッチ市場のリーダー企業
     10.1.4 ディスラプター/市場変革企業

    10.2 国別市場シェア分析(上位5社)

    10.3 Niraamaya Wellness Retreat
     10.3.1 財務分析
     10.3.2 サービスポートフォリオ
     10.3.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.3.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.3.5 認証

    10.4 Hilton
     10.4.1 財務分析
     10.4.2 サービスポートフォリオ
     10.4.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.4.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.4.5 認証

    10.5 Rancho La Puerta, Inc.
     10.5.1 財務分析
     10.5.2 サービスポートフォリオ
     10.5.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.5.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.5.5 認証

    10.6 Hyatt Corporation
     10.6.1 財務分析
     10.6.2 サービスポートフォリオ
     10.6.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.6.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.6.5 認証

    10.7 Marriot International, Inc.
     10.7.1 財務分析
     10.7.2 サービスポートフォリオ
     10.7.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.7.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.7.5 認証

    10.8 Vana Retreat
     10.8.1 財務分析
     10.8.2 サービスポートフォリオ
     10.8.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.8.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.8.5 認証

    10.9 Four Seasons Hotels Limited
     10.9.1 財務分析
     10.9.2 サービスポートフォリオ
     10.9.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.9.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.9.5 認証

    10.10 InterContinental Hotels Group
     10.10.1 財務分析
     10.10.2 サービスポートフォリオ
     10.10.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.10.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.10.5 認証

    10.11 Nirvana Naturopathy and Retreat
     10.11.1 財務分析
     10.11.2 サービスポートフォリオ
     10.11.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.11.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.11.5 認証

    10.12 Radisson Hospitality
     10.12.1 財務分析
     10.12.2 サービスポートフォリオ
     10.12.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.12.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.12.5 認証

    1. 日本のヘルス&ウェルネスツーリズム市場 ― 流通モデル(追加分析)
      11.1 概要
      11.2 潜在的な販売・流通事業者
      11.3 流通パートナー評価の主要項目

    2. キーオピニオンリーダー(KOL)インサイト(追加分析)

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