プレスリリース
「75(ナナゴー)の日」で家族の絆を未来へ—特定非営利活動法人つむぎが新たな文化創造へ
「75(ナナゴー)の日」イベント開催ためのクラウドファンディングを開催中。皆さまご協力をお願いいたします。
特定非営利活動法人つむぎ(所在地:奈良県天理市東井戸堂町372-11、代表:山本博美)は、高齢化社会における家族間コミュニケーションの新しい形として「75(ナナゴー)の日」を提唱し、家族の絆を未来へとつむぐ文化づくりを推進します。この取り組みは、介護離職の予防や地域経済の活性化にも貢献することを目指しています。
高齢化社会における新たなコミュニケーション文化の必要性
日本の高齢化率は29.1%(2025年現在)と世界最高水準に達し、65歳以上の人口は3,600万人を超えています。特に75歳以上の高齢者の増加は顕著で、2025年には全人口の15%を占めるまでになっています。こうした中、高齢の親と成人した子どもの間で、「介護」や「将来の備え」といった大切な話題が避けられ、いざという時に家族間の連携不足が問題となるケースが増加しています。
厚生労働省の調査によれば、介護のために仕事を辞める方は年間約10万人に上り、その多くが事前準備不足による緊急対応を余儀なくされています。また、家族間での将来計画の共有不足が、高齢者の孤立や介護負担の増大、さらには家族の経済的困難をもたらす要因となっています。
こうした社会課題に対して、特定非営利活動法人つむぎは、重くなりがちな「将来の備え」や「介護」といった話題をより自然に、前向きに家族で話し合える機会として「75(ナナゴー)の日」を提案しています。
「75(ナナゴー)の日」の意義とアプローチ
「75(ナナゴー)の日」は、健康な生活の節目となる75歳という年齢に着目した新しい文化的取り組みです。日本人の平均して健康に暮らせる期間(男性72.68歳、女性75.38歳/2024年データ)を考慮すると、75歳前後は生活スタイルや健康状態の変化が顕著になる重要な転換期です。
しかし、「将来の備え」や「介護」という言葉のマイナスイメージから、多くの家族がこれらの話題を避ける傾向にあります。「75(ナナゴー)の日」は、こうした重要でありながら話しづらい話題へのアプローチを変え、以下のような価値を提供します:
- 家族間の対話促進:親世代と子世代が自然に将来について話し合うきっかけを作ります
- ポジティブな未来設計:「介護される/する」ではなく、「どう生きたいか」という前向きな視点での対話を促します
- 早期準備の意識醸成:健康なうちから将来の備えについて考え、準備する文化を育みます
- 地域との連携強化:地域社会や企業と連携した支援の仕組みづくりを進めます
特に注目すべきは、この取り組みが単なる家族内の問題解決だけでなく、地域経済の活性化にも寄与する点です。賛同企業との協働により、高齢者とその家族を支援するサービスやプロダクトの開発・普及を促進し、新たな市場創出も視野に入れています。
「75(ナナゴー)の日」が目指す社会的効果
この取り組みによって期待される社会的効果は多岐にわたります:
- 家族のつながりの強化:世代を超えた対話を通じて、家族の絆を深め、互いの思いや希望を共有できる関係づくりを支援します
- 仕事と介護の両立支援:事前の備えと家族間の理解促進により、突然の介護による離職リスクを減らします
- 高齢者の生活の質向上:自分らしい老後を自ら設計し、家族と共有することで、より充実した生活の実現を支援します
- 地域の活性化:高齢者と家族を支援する新たなサービス市場の拡大により、地域の発展に貢献します
- 社会全体の負担軽減:家族や地域による支援体制の強化によって、公的サービスへの過度な依存を緩和します
特定非営利活動法人つむぎの山本博美代表は「家族間のコミュニケーションを通じて、誰もがその人らしく年を重ねられる社会を目指しています。『75(ナナゴー)の日』は、家族の絆を未来へとつむぐための新しい文化として根付かせていきたい」と語っています。
特定非営利活動法人つむぎについて
団体名:特定非営利活動法人つむぎ
所在地:奈良県天理市東井戸堂町372-11
代表者:山本博美
活動内容:高齢化社会における家族間コミュニケーション支援、介護と仕事の両立支援のための啓発活動、地域活性化に向けた企業連携プログラムの推進
URL:congrant.com/project/npo-tumugi/19501
本プレスリリースに関するお問い合わせ:
特定非営利活動法人つむぎ 広報担当
TEL:0743-68-1513
Email:inetpeko@opal.ocn.ne.jp