報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年10月16日 10:00
    株式会社マクニカ

    マクニカ、三菱自動車工業へ「ANTERAS ASM」を提供し、グローバル拠点・関連会社を含むサプライチェーン全体の外部公開資産の可視化・リスク管理の高度化を実現

     株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長:岸浦 恵介、以下三菱自動車)へ、マクニカの自社開発ソリューション「ANTERAS ASM*1」を提供し、グローバル拠点・関連会社を含むサプライチェーン全体の外部公開資産の可視化及びリスク管理の高度化を実現したことを、本日発表いたします。

    ■背景
     三菱自動車では、グローバル拠点・関連会社を含む広範囲なIT環境に対し、インシデント調査や脆弱性のモニタリングといったセキュリティ監視・運用を行ってきました。昨今、IT環境の拡大やサプライチェーンの複雑化に伴い、自社で把握・管理しきれない外部公開資産が増加しています。また、それらを狙うサイバー攻撃も増えていることから、同社は2023年にASMツールを導入しました。しかしながら運用を進める中で、リスク管理のさらなる高度化に向け、資産やリスクに関する情報をより効率的に活用し、外部公開資産を包括的に把握できる環境が必要となり、新たなASMツールの検討を開始しました。

    ■「ANTERAS ASM」選定の理由
     三菱自動車は、外部公開資産を網羅的に把握できることだけでなく、発見したリスクをいかに効率良く対処できるかを重視して評価を行いました。その結果、以下の理由から「ANTERAS ASM」を採用しました。

    選定理由①:未知の外部公開資産を高精度で検出し、正確かつ網羅的な資産検出・管理ができる
     グローバルに事業を展開する三菱自動車にとって、自社及び関係会社が保有する外部公開資産を正確に把握することは重要な課題でした。「ANTERAS ASM」は、高度な調査技術とマクニカのセキュリティ研究センターが持つ独自の知見を活かした分析により、未知の資産や関連会社の資産まで含めて、正確かつ網羅的に可視化できる点が評価されました。

    選定理由②:資産とリスクが関連付けて可視化されたポータル画面により、リスクの優先順位付けや対応判断を効率化できる
     従来は資産やリスクの情報を受け取っても、どの資産にどのようなリスクが紐づいているのか関連性が整理されていなかったため、膨大な量のデータを自力で突き合わせる必要があり、特定までに長い時間がかかっていました。「ANTERAS ASM」は検出した資産とリスクがポータル上で関連付けて可視化されており、優先順位付けから対応状況の管理までを一元的に行うことができる点が評価されました。

    <導入前後のASMワークフロー比較>
    <導入前後のASMワークフロー比較>

    ■導入効果
     導入後は、高精度な資産検出により、これまで把握できていなかった外部公開資産やクリティカルなリスクを可視化することができました。また、ポータルを活用することで、リスクの緊急性と重要度による対策の優先順位付けや、該当する拠点の担当者へピンポイントで対応を依頼することが可能になり、効率的な運用を実現しました。その結果、リスク特定から対応の依頼までに要していた工数を、1件あたり10時間以上削減することができました。

    ■今後の展望
     三菱自動車では、「ANTERAS ASM」で発見されたリスクを、各拠点の担当者に通知し対応を依頼するフローで運用していますが、今後は担当者の負担軽減を目的として、検出した重要リスクへの対応完了までを支援する「ANTERAS ASM Assist*2」の導入も検討しています。マクニカのスペシャリストに運用の一部を委ねることで、セキュリティチームがより高度な戦略立案や全社的なガバナンス強化に注力できる体制の構築を目指しています。

     マクニカは今後も独自の知見と専門アナリストの技術を組み合わせた高精度なASMサービスを通じ、製造業をはじめとするグローバル企業のセキュリティ強化を支援してまいります。

    *1:ANTERAS ASMとは
     マクニカは、2021年6月、日本でいち早く自社開発のASMソリューションの提供を開始しました。ANTERAS ASMは、マクニカセキュリティ研究センターの知見を活用した独自開発のAI駆動型ツールに加え、必要に応じてエキスパートによる調査も行うことで、正確かつ網羅的な調査を実現しています。お客様自身が把握できていないドメインや野良サーバなど、海外拠点を含めた資産の洗い出しが可能となり、攻撃者の動向を考慮した独自のリスク指標に基づき、リスクの高い資産から効果的に対処をすることができます。
     なお、本ソリューションは2026年5月27日より「Macnica Attack Surface Management」から「ANTERAS ASM」へ名称変更しています。
    詳細はWebサイトをご覧ください。
    URL:https://www.macnica.co.jp/business/security/manufacturers/anteras/asm.html

    *2:ANTERAS ASM Assist
     ANTERAS ASMで検出した重要リスクの対処完了までを支援するサービス。マクニカが資産管理部門への通知・進捗管理およびセキュリティ責任部門へのエスカレーションを代行し、重要リスクへの対応を推進することで、リスクの放置防止を支援します。

    【事例の詳細はこちら】
    URL:https://www.macnica.co.jp/business/security/manufacturers/anteras/case_10.html

    【製品に関するお問い合せ先はこちら】
    株式会社マクニカ ANTERAS担当
    TEL:045-476-2010
    E-mail:sec-service@macnica.co.jp

    ※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカ及び各社の商標または登録商標です。
    ※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。

    三菱自動車工業株式会社について

    1970年、三菱重工業の自動車部門が独立する形で設立。2009年に世界初の量産型EVを発売するなど、新時代をリードする独自性で我が国の自動車産業を牽引してきた。長年にわたるラリー参戦で培ってきたSUV・4WDなどの高い技術力は、国内外で高く評価されている。近年は「アウトランダーPHEV」をはじめとする電動車(PHEVやEV)の販売も伸長し、アジア・アセアン・欧州など巨大マーケットでの存在感を増している。
    三菱自動車工業株式会社について:https://www.mitsubishi-motors.com/jp

    株式会社マクニカについて

    マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界33か国/地域100拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
    マクニカについて:www.macnica.co.jp