プレスリリース
AIスキルは“必須要件”へ──約9割が年収に影響と回答
―ハイクラスの評価基準の変化とスキル不足の実態―
株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長:田崎 ひろみ)が運営する転職サイト(URL:https://www.jac-recruitment.jp/?utm_campaign=pr)にて、中途採用に関わっている企業の採用担当者・人事責任者1,017人を対象に「企業の採用担当者がハイクラスに求めるAIスキルと市場価値」に関する調査を実施しました。
本調査から、ハイクラス転職市場ではAIスキルが「年収を左右する必須要件」へと変化していることが明らかになりました。加えて、企業が求める実務レベルの人材は依然として不足しており、市場の需給ギャップが顕在化しています。
採用現場のリアルな声をもとに、市場価値の変化と今後求められるキャリアの方向性を整理します。
調査ハイライト
● AI活用は8割超(81.7%)、一部業種で先行
● AI活用はトップダウンから現場主導へ。88.2%が現場ニーズありと回答
● 求められるのは「日常活用」だけでなく「課題設定力」などの上流スキル
● AIスキルは年収に直結。89.5%がオファー年収への影響を認識
● 約6割が「スキル水準不足」と回答。業種を問わず不足が顕在化
● 求められる役割は「新規事業・DX推進」。評価軸は実行から変革へ
● 採用だけでなく育成・連携へ。組織で補う方向にシフト
調査概要:「企業の採用担当者がハイクラスに求めるAIスキルと市場価値」に関する調査
調査期間:2026年4月22日~23日
調査方法:インターネット調査(PRIZMA)
調査対象:中途採用に関わっている企業の採用担当者・人事責任者1,017名
調査実施:株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント
【関連サイト】 AIスキルは“必須要件”へ── 年収にも影響する評価軸の変化
【調査レポート】
URL:https://www.jac-recruitment.jp/market/knowhow/preparation/research-aiskill
調査結果詳細
1. AI活用は8割超(81.7%)、一部業種で先行

企業全体におけるAI活用の進捗を見ると、「非常に進んでいる(26.4%)」と「ある程度進んでいる(55.3%)」を合わせ、81.7%がAI活用を進めていることが分かりました。

さらに業種別に見ると、AI活用が「非常に進んでいる」と回答した割合は「メディカル・バイオ」が42.4%と突出して高く、次いで「コンサルティング」(30.1%)、「製造」(29.9%)と続きました。
メディカル・バイオ業界においてAI実装が顕著に先行している背景には、創薬や医療データ解析など、AIが競争力に直結しやすいという産業特性があります。
2. AI活用はトップダウンから現場主導へ。88.2%が現場ニーズありと回答
現場からのAI活用ニーズについて見ると、「頻繁に要望や声が上がる」(33.8%)と「ときどき要望や声が上がる」(54.4%)を合わせ、88.2%でニーズがあることが分かりました。
これは、AI活用が経営層主導にとどまらず、現場レベルでも業務効率化や課題解決の手段として期待されていることを示しています。

3. 求められるのは「日常活用」だけでなく「課題設定力」などの上流スキル
ハイクラスの採用では、89.3%が「AIスキルを重視している」と回答しました。
具体的に求めるスキルとして上位に挙がったのは、「AIツールの日常的な業務活用」(47.5%)、「AI活用領域の見極め・課題設定力」(38.1%)、「AIの基礎知識」(36.0%)でした。
この結果から、企業は基礎知識やツール操作にとどまらず、「どこにAIを適用すべきか」を見極める力、すなわち事業成果につなげる上流設計力を求めていることが分かります。

4. AIスキルは年収に直結。89.5%がオファー年収への影響を認識
ハイクラスの転職において、AIスキルがオファー年収に与える影響を見ると、「非常に影響する」(34.9%)と「ある程度影響する」(54.6%)を合わせると、89.5%の企業がオファー年収に影響すると回答しました。
AIスキルは、採用評価だけでなくオファー年収を左右する重要指標として定着しています。

5. 約6割が「スキル水準不足」と回答。業種を問わず不足が顕在化
ハイクラスのAIスキル水準について見ると、約6割(59.8%)が「求める水準に達していない」と回答しています。
業種別に見ても大きな差はなく、いずれの業種でも約6割が「求める水準に達していない」と回答しました。 実務を牽引できるレベルの経験・スキルを備えた方が、あらゆる業種で不足していることが明らかになっています。

6. 求められる役割は「新規事業・DX推進」。評価軸は実行から変革へ
AIが普及する今後のビジネス環境において、企業はハイクラスに対し「新規事業・イノベーション創出」(40.6%)や「データに基づく意思決定」(34.0%)、「AIやテクノロジーの進化を前提に物事を考えられる思考力」(31.2%)といった資質を強く求めています。
また、AIスキルを持つ方を雇用するメリットとしても、「DX推進スピードの加速」(32.9%)や「高度なデータに基づく意思決定」(28.8%)、「新規ビジネス・サービスの創出」(28.1%)が上位に挙がりました。
企業は、AIを前提に「意思決定・DX推進・新規事業創出」をリードできる存在を求めています。 一方で、これらを単独で担える方は限られており、前章で示されたスキル不足の背景にもなっています。

7. 採用だけでなく育成・連携へ。組織で補う方向にシフト
このような深刻な人材不足に対し、企業側もアプローチを変えつつあります。AIスキルを持つハイクラスの採用・育成に関する今後の方針として、「AI研修・教育の強化」(39.7%)や「AI関連の資格取得・学習支援」(36.0%)、「社内AIプロジェクトの実践機会の創出」(30.7%)といった育成重視の姿勢が示されました。
また、採用したハイクラスにAIスキルが不足していた場合でも、「AIツール・仕組みによる業務補完(本人の負荷軽減)」(40.2%)や「AIスキルがある社員との協業推進」(34.9%)、「OJT・メンターによる個別支援」(31.4%)といった対応が取られています。
「完璧なAI人材の採用は難しい」という前提から、採用後の育成やチーム連携を前提とした戦略へシフトしています。

ハイクラス転職ならJAC Recruitment
JAC Recruitmentでは、企業の経営層と日常的に対話を重ね、AI活用やDX推進を含む採用背景や組織の方向性を深く理解しています。
「自身のAIスキルや専門知見をより高く評価してくれる環境で働きたい」
「AIを前提とした新規事業創出や、組織のDX変革をリードしたい」
「次のステージでは、次世代のリーダーとしての力を試したい」
市場価値を高めたい方や、AIを活用したDX・新規事業に挑戦したい方に向けて、AIスキルを正しく評価される環境や、次のステージにつながるポジションをご提案します。
URL:https://www.jac-recruitment.jp/?utm_campaign=pr
【株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント】
JAC Recruitment は1975年に英国で設立、日本では株式会社ジェイ エイ シー リクルートメントとして1988年設立。2025年5月1日に、JACグループとして50周年を迎えました。
スペシャリストや管理職人材の紹介に特化し、コンサルティング型の人材紹介会社としては、国内最大クラスの東証プライム市場上場企業です。国際ビジネス経験をもつ人材紹介が強みで、日本国内では外資系企業や日系企業の海外事業などのグローバル領域の求人を多数取り扱っています。
海外では英国、ドイツ、アメリカおよびアジアの世界12ヵ国、36拠点で事業を展開し、人材紹介事業の他、雇用代行サービスやコンサルティング事業も行っています。その他グループ会社として、外資系企業に特化したJAC Internationalや、グローバル、バイリンガル人材に特化した求人サイトを運営するCareerCrossを傘下にもつグローバル企業です。
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