報道関係者各位
    プレスリリース
    2010年10月13日 14:00
    株式会社エスピーアイ

    SPI、TVCM市場コストの推移に関する調査結果を発表

    ~TVCM市場の売買単価には上昇傾向が見られるが、 コスト効率は悪化傾向に歯止めかからず~ 2010年1-6月 対 2009年1-6月

    TVCM市場動向の専門調査会社である株式会社エスピーアイ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:秋葉 祐輔)は、2009年、2010年の上半期ベースの推移を検証し、市場の回復が本当であるか、検証いたしました。 調査の結果、本年年初よりTVスポットCM売買コストの値上がり傾向は見られるものの、TV視聴率の下落傾向などから、TVスポットCMのコスト効率は依然として悪化傾向にあることが明らかになりました。 調査結果: http://www.spi-consultants.com/ja/spi_index/001101.html 【SPI Index(TVスポット市場平均コスト)の推移】 2010年1-6月は2009年1-6月に対し、3地区(東阪名)合計では3%程のインフレとなりました。 <SPI Index(TVスポット市場平均コスト)とは> マーケット全体のスポット世帯GRP平均コスト。 「スポット売上 ÷ スポット15秒世帯GRP」で算出。 【SPI Indexの変動要因】 スポット売上とスポット15秒世帯GRP、この2つの変動要因を分析した結果、2010年1-6月のSPI Indexが、対2009年1-6月で3%程増加している原因は、以下の通りに明らかとなりました。 2009年1-6月に対し、 ●スポット売上    :4%増加 ●スポット15秒世帯GRP:1%増加→売上増による4%インフレを1%押し下げた  1.スポット視聴率(15秒当たり):4%減少  2.スポット総量(放映秒数)  :5%程増加(提供番組枠減少、総CM枠の増加、が原因) スポット単価は値上がりしているものの、視聴率はむしろ減少しており、実績時点のスポットコスト効率が大きく悪化していると推測されます。 購買単価が適正か、スポットGRP実績は予定分を確保できているのか、より一層事後検証の必要性が高まってきていると言えます。 ※スポット売上=東阪名合計、GRP・CM秒数=東阪名世帯数加重平均、を使用 【株式会社エスピーアイについて】 「日本のマーケティング・コミュニケーションの最適化を図る」様々なコンサルティング・サービスを提供するパイオニアとして、広告主の情報格差の縮小と透明性の高い取引を促進することを目指し、「SPI Index」を始めとする各種データ分析やコンサルティング・サービスを提供しています。 社名  : 株式会社エスピーアイ 本社  : 〒101-0003 東京都千代田区一ツ橋2-5-5 岩波書店一ツ橋ビル15F 代表  : 代表取締役社長 秋葉 祐輔 設立  : 1995年 加盟団体: 日本アドバタイザーズ協会、日本広告学会、       日本マーケティング協会、日本消費者行動研究学会、       日本マーケティングサイエンス学界、       日本ダイレクトマーケティング学会、日本行動計量学会       日本メディアアナリシス業協会 URL   : http://www.spi-consultants.com/