【イベント開催レポート】 『Remember HOPE 東北復興支援プロジェクト』 NAMIITA BEACH FESTA 2018

震災で失われた浪板海岸の再生と海開きの実現を目指して ~子どもから大人まで、地域が一体となって 「浪板ビーチフェスタ」で復興を願う~

一般財団法人 日本アムウェイ財団(東京都渋谷区宇田川町7-1、代表理事:イ冬 嘉楓)は、8月11日(土) にリメンバーホープ浪板海岸ヴィレッジで開催された、浪板ビーチフェスタ実行委員会主催『NAMIITA BEACH FESTA 2018』に協賛いたしました。

当財団は、2011年3月の東日本大震災によって失われたコミュニティにおける人と人との絆を取り戻すため、東北復興支援プロジェクト「Remember HOPE」のもと、被災地3県(岩手、宮城、福島)で、今回イベント会場となったリメンバーホープ浪板海岸ヴィレッジを含むコミュニティ施設の建設とチャリティイベントの開催を通して、地域の人々が集う場所と機会の提供を行う活動を続けています。

眼下に広がる浪板海岸は、かつて白砂青松の海岸美と、寄せる波はあっても返す波がない「片寄せ波」で知られ、多くのサーファー、海水浴やキャンプを楽しむカップルや家族連れで賑わいを見せていました。東日本大震災の津波の影響により、それらの全てを失いました。

『浪板ビーチフェスタ』は、失われた砂浜の再生と海開きを後押しするムーブメントとなり、更に浪板海岸海水浴場における夏の恒例イベントとして定着し発展していくことを目指しています。

昨年2017年に初開催となった当イベントは、この浪板海岸に再び多くの人々が訪れ、子供から大人までが交流する場として再生していくことを目指し、今年は新たに当財団の協賛、大槌町及び一般社団法人大槌町観光交流協会の後援のもと、第二回の開催が実現しました。


NAMIITA BEACH FESTA 2018


大槌町では東日本大震災により、一割近くの住民が犠牲となりました。月命日の11日にあたるイベント当日は、午前中から浪板海岸に多くの若者や家族連れ、お年寄りを含む、のべ1,000人もの来場者が集まり、地元の絶品帆立の浜焼きやクレープ等に列をなし、かつてのような賑わいを見せました。

参加した子ども達は大学生が企画した様々な遊び場や、ふわふわトランポリン、当財団のブースでのオリジナルキャンドル作り、そしてSUP体験などの各種アクティビティに大興奮で、会場内を走り回ったり、飛び回ったりと、当イベントを全力で楽しんでいました。

午後の部は、県内外から駆けつけたバンドのステージ演奏や迫力満点のソーラン節などのパフォーマンスが披露され、爽やかな日差しの中、想いのこもったライブに会場が一体となりました。また、2006年公開の実話映画「フラガール」で蒼井優さんが演じた谷川紀美子役のモデルとなった小野恵美子氏が主催する、「レイモミ小野フラスクール」の生徒達ダンサーによるフラダンス&タヒチアンダンスショーが始まると、更に多くの観客が集まりました。


続いて、夕暮れが近づく中、浴衣を着たキッズコーラスが歌声でふるさとの想いを響かせると、お祭りの雰囲気と共に観客に感動の輪が広がりました。

日も暮れ始めると、ひとり、またひとりと徐々に来場者の輪が大きくなり、やぐらを取り囲むように音楽にあわせて盆踊りが行われました。



■コメント紹介

<大槌町 町長 平野 公三 氏>

大槌町では多くの方々が犠牲になり、いまだに400名を超す方々が行方不明になっています。皆様のご支援によって、新しい町づくりは8年目を迎えました。今回、大阪・富田林から15時間かけて当イベントに駆けつけてくださった方々もいらっしゃいます。その熱い想いにお応えするには、「大槌の復興を成し遂げる」ということしかありません。是非、このイベントを楽しいひと時にしましょう。


<浪板ビーチフェスタ実行委員会 代表 臺 隆明(だい たかあき) 氏>

浪板海岸は地元の人達にとって、サーフィンや海水浴をしたり、キャンプをしたりと本当に思い出深い場所です。その思い出や夏の賑わいを取り戻すきっかけとして、この浪板ビーチフェスタがひとつの契機になればと思い、今年も無事開催することができました。更に、今年は日本アムウェイ財団より協賛をいただき、照明やステージ機材などもより充実したことで、大勢の来場者に楽しんでいただくことができました。今後もこの音楽と海に親しむイベントを通じて、浪板海岸の復興に力を注いでいきたいと思います。


<レイモミ小野フラスクール 教師 小野 ルミ子 さん>

普段は室内でダンスをすることが多いですが、今回、浪板海岸という潮の香りがする美しい自然に囲まれた空の下でフラダンスを披露することができ、とても開放的に踊ることができました。震災から7年以上経った今でも東北地方ではお祭りに行くことのできない人もいらっしゃいます。その方々のためにも、今後もフラダンスを通して、少しでも東北の復興支援に関わっていきたいと思います。



■東北支援プロジェクト『Remember HOPE』の歩み

2011年3月の東日本大震災の被災地復興支援のもと、人と人との絆を取り戻すための活動として、日本アムウェイ合同会社が2012年に開始した社会貢献プログラムです。2013年10月1日、透明性をもって長期的な支援を行うため、「一般財団法人 日本アムウェイ One by One 財団(現:一般財団法人 日本アムウェイ財団)」を同社内に設立。被災地3県(岩手、宮城、福島)のコミュニティ施設の建設とチャリティイベントの開催を通して、地域の人々が集う場所と機会の提供を行う活動を続けています。



■Remember HOPE プロジェクト関連の受賞歴(2016年)

・「Remember HOPE 浪板海岸ヴィレッジ(大槌アムウェイハウス)」グッドデザイン賞・日本フィランソロピー協会のフィランソロピー大賞企業賞

・パブリックアフェアズアジア(Public Affairs Asia)のゴールド・スタンダード・アワード社会貢献プログラム トップ3選出



■「一般財団法人 日本アムウェイ財団」の概要

 (旧:一般財団法人 日本アムウェイ One by One 財団)

所在地 :東京都渋谷区宇田川町7-1(日本アムウェイ合同会社内)

設立日 :2013年10月1日

代表者 :イ冬 嘉楓(とう かふう・日本アムウェイ合同会社 渉外部 部長)

     ※「イ冬」正式には人編に冬で一文字です

活動内容:1.コミュニティハウス建設、貸与、管理

     2.地域交流のためのイベント企画運営

     3.被災地支援のためのチャリティ募金活動

     4.その他、上記目的を果たすために必要な事業など


そして最後に、手作りのキャンドルライトに導かれ、来場者達が海岸の眺望スポットに集まり、カウントダウンが始まると、「鎮魂と復興」の祈りを込めた花火が大槌の夜空を彩りました。浪板海岸に打ち寄せる波の音とタイミングを合わせるように打ち上がる花火が、来場者それぞれの復興への想いと希望を明々と照らしました。

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