報道関係者各位
    プレスリリース
    2010年4月28日 15:30
    ABB株式会社

    ABB、現場設置型ガスクロマトグラフ「PGC1000」の TIIS防爆(国内防爆)を取得

    ~炭化水素プロセスに最適な省スペース・低価格・高信頼性タイプ~

    ABB株式会社(トニー・ザイトーン社長、東京都渋谷区)は、経済性に優れたシェルター不要の現場設置型プロセスガスクロマトグラフ「PGC1000」のTIIS防爆規格を取得し、製品ラインアップに加えました。今後はTIIS防爆規格を必要とする過酷な環境下でもご使用いただけるようになり、各種産業用ガスの製造プロセスはもとより、天然ガスやバイオガスなどの燃料用ガスの品質管理及び生産性改善に貢献します。

    フィールド設置型ガスクロマトグラフ「PGC1000」

    「PGC1000」は、コンパクトな本体の中に2つの分析系統と検出器を装備。炭化水素C1~C9+、無機ガス類(H2、CO2 etc.)、H2S(硫化水素)等を測定します。2インチポールマウントを標準とし、最小限のスペースで設置可能な、シンプルで信頼性に優れたプロセスガスクロマトグラフです。


    ■「PGC1000」の主な特長

    ◇代表的な用途
    各種産業用ガスの製造プロセス、天然ガス、メタンその他のバイオガス

    ◇測定成分
    炭化水素C1~C9+、無機ガス類(H2、CO2 etc.)、H2S(硫化水素)

    ◇測定レンジ
    最小レンジ:0-10ppm 最大レンジ:0-100%

    ◇コンパクトな省スペースタイプ
    寸法:241mm(W)×397mm(D)×224mm(H)

    ◇検出器
    熱伝導度検出器(TCD)

    ◇筐体
    NEMA 4X、IP56

    ◇防爆規格
    TIIS Exd IIB +H2 T6


    ABBは1957年に世界で初めてプロセスガスクロマトグラフ(PGC)の実用化に成功した同分野のリーディングカンパニーです。世界トップクラスのシェアを誇る「PGC2000」シリーズは、蒸留点分析計、PNA分析計、昇温ガスクロ、燃料油中全硫黄分析計、高速昇温ガスクロをラインナップ。高い品質と信頼性、優れた操作性、省スペース性、Ethernet接続のVista NET2.0による相互通信機能などが特長です。「PGC1000」と「PGC2000」により、お客さまの測定ニーズや設置条件に最適なソリューションをお届けします。また、今後もTIIS防爆規格取得製品ラインナップを増やし、使用用途を広げていく予定です。


    ■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
    ABBは、世界のおよそ100カ国に117,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。

    ■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
    ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
    また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約700名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。