報道関係者各位
    プレスリリース
    2016年12月8日 14:30
    学校法人産業能率大学

    産業能率大学の年末恒例調査 第9回となる 「社長が選ぶ 今年の社長 2016」結果報告

    次の成長に向けた積極的な経営施策が評価され1位は孫 正義氏

    学校法人産業能率大学(東京都世田谷区)は、従業員数が10人以上の企業経営者(経営トップ)を対象に、2016年の最優秀経営者は誰かを尋ね、その結果を「社長が選ぶ 今年の社長」としてまとめました。調査は、2016年11月11日から11月18日までインターネット調査会社を通じて行いました(有効回答404)。この調査は2008年から実施しており今回が9回目です。 【調査概要】 調査対象:従業員数10人以上の企業経営者495人 有効回答:404 調査期間:11月11日~18日の8日間 調査方法:インターネット調査      今年の最優秀経営者だと思う方1名を自由記述で回答 詳細  :https://www.atpress.ne.jp/releases/117931/att_117931_2.pdf ■TOP10 順位     :1位 前年順位   :2位 氏名     :孫 正義氏 企業名※商号略:ソフトバンクグループ(代表取締役社長) 得票数    :139 順位     :2位 前年順位   :1位 氏名     :豊田 章男氏 企業名※商号略:トヨタ自動車(代表取締役社長) 得票数    :70 順位     :3位 前年順位   :15位 氏名     :カルロス・ゴーン氏 企業名※商号略:日産自動車(取締役会長兼社長) 得票数    :45 順位     :4位 前年順位   :4位 氏名     :永守 重信氏 企業名※商号略:日本電産(代表取締役会長兼社長CEO) 得票数    :25 順位     :5位 前年順位   :- 氏名     :出澤 剛氏 企業名※商号略:LINE(代表取締役社長CEO) 得票数    :16 順位     :6位 前年順位   :9位 氏名     :新浪 剛史氏 企業名※商号略:サントリーホールディングス(代表取締役社長) 得票数    :15 順位     :7位 前年順位   :5位 氏名     :ティム・クック氏 企業名※商号略:アップル(CEO) 得票数    :10 順位     :8位 前年順位   :- 氏名     :青柳 俊彦氏 企業名※商号略:九州旅客鉄道(代表取締役社長) 得票数    :9 順位     :8位 前年順位   :7位 氏名     :柳井 正氏 企業名※商号略:ファーストリテイリング(代表取締役会長兼社長) 得票数    :9 順位     :10位 前年順位   :13位 氏名     :似鳥 昭雄氏 企業名※商号略:ニトリホールディングス(代表取締役会長) 得票数    :5 ・2016年内に「社長」「会長」「CEO」など経営トップに就いた実績があれば有効 ※前年順位欄「-」については前年の得票が無かったことを表します。 ※5位の出澤 剛氏、8位の青柳 俊彦氏、10位の似鳥 昭雄氏は今回初めてトップ10入りです。 ■「社長が選ぶ 今年の社長 2016」結果について 2016年の「今年の社長」は、孫 正義氏(ソフトバンクグループ代表取締役社長)となりました。9月に約3.3兆円を投じて半導体設計の英アーム・ホールディングスを買収し、さらに10月には10兆円の出資ファンドの設立を表明するなど大きな話題となりました。様々なモノがネットワークにつながる「IoT」(Internet of Things)市場を見据えた大型買収、攻めの投資を続ける姿勢など、「先見性」「積極性」「豪快さ」などが回答理由に多く見られました。また、カルロス・ゴーン氏(日産自動車取締役会長兼社長)が5年ぶりにトップ10(3位)に入りました。燃費不正で販売台数が激減した三菱自動車工業を傘下に収めたことで、経営者からは「再建」や「連携での相乗効果」に期待する声が寄せられました。 今回初めてのトップ10入りは、5位に出澤 剛氏(LINE代表取締役社長CEO)、8位に青柳 俊彦氏(九州旅客鉄道代表取締役社長)、10位に似鳥 昭雄氏(ニトリホールディングス代表取締役会長)でした。 ■「今年の社長」トップ10の主な理由 ・1位 孫 正義氏(139票) 「大型買収・ファンド設立など次の成長に着手している」(60歳男性/製造業/埼玉) 「混沌とした時代の中で、常に新たな挑戦を繰り返している」(46歳男性/製造業/山形) 「世界を相手に一歩も引かない緻密で豪腕な買収手法」(51歳男性/製造業/埼玉) ・2位 豊田 章男氏(70票) 「時代のニーズに合った戦略を進めている」(42歳男性/建設業/神奈川) 「世界トップレベルの企業であり、常に新しい技術を模索している」(55歳男性/製造業/神奈川) 「歴史ある会社を現代に合わせて改革を進める姿勢」(64歳男性/製造業/東京) ・3位 カルロス・ゴーン氏(45票) 「三つの大企業の経営をしているから」(50歳男性/建設業/北海道) 「攻めの姿勢を貫き、やっていることが首尾一貫であること」(58歳男性/建設業/岐阜) 「複数の企業を立て直してきた実行力」(55歳/建設業/東京) ・4位 永守 重信氏(25票) 「企業買収をしても問題なく融合させて、成長を続けている」(45歳男性/サービス業/東京) 「長期的視野で成長戦略を実行している」(54歳男性/卸売・小売業/兵庫) 「堅実な経営で好業績を残し続けている」(51歳男性/金融・保険業/東京) ・5位出澤 剛氏(16票) 「新たなビジネススキームを作った」(67歳男性/金融・保険業/東京) 「これまでに見ない手法と拡大戦術」(61歳男性/卸売・小売業/茨城) 「今では子どもから年寄りまで使っているツールとなった」(38歳女性/医療・福祉業/岩手) ・6位 新浪 剛史氏(15票) 「M&Aと選択と集中のバランスが良い。特に酒類や飲料での新商品開発の積極性」(53歳男性/製造業/埼玉) 「既存の体制の中に飛び込み、時代に合った経営を力強く進めているから」(42歳男性/製造業/東京) 「非上場企業として1兆円超の大型買収。福利厚生を積極的に改革推進」(51歳男性/金融・保険業/奈良) ・7位 ティム・クック氏(10票) 「常に進化と前進を続けているから」(43歳男性/その他/愛媛) 「新商品の未来性」(59歳男性/卸売・小売業/福岡) 「毎年新製品が話題になる」(55歳男性/卸売・小売業/大阪) ・8位 青柳 俊彦氏(9票) 「経営の多角化や観光列車の導入により経営を安定させた」(38歳男性/飲食・宿泊業/北海道) 「様々な企画を利用者に提案し、東証一部上場をはたした」(56歳男性/不動産業/茨城) 「移動手段を目的とする楽しみ方を知ったから」(43歳男性/その他/北海道) ・同8位 柳井 正氏(9票) 「一時の利益減少などを覚悟の上でチャレンジを続ける姿勢」(63歳男性/製造業/愛知) 「事業展開のグローバル化がすごい」(62歳男性/卸売・小売業/和歌山) 「世界戦略の手腕」(36歳男性/製造業/岐阜) ・10位 似鳥 昭雄氏(5票) 「長年の増収増益、都市部への店舗展開の強化」(61歳男性/サービス業/千葉) 「品質の高い安価な家具を提供するビジネスの先駆け的存在だから」(40歳男性/不動産業/岡山) 「成長が長年継続中、海外進出に活路」(67歳男性/サービス業/北海道) ■参考資料:「社長が選ぶ今年の社長」(2008年~) https://www.atpress.ne.jp/releases/117931/att_117931_1.pdf