報道関係者各位
    プレスリリース
    2009年7月6日 10:00
    スタートフォース株式会社 広瀬電工株式会社

    『Startforce Enterprise』とネットブックをパッケージした低コストの 仮想デスクトップソリューション『Startforce Boot Client ソリューション』を販売開始

    ~月額料金のみで、ネットブック(Linux OS)とWebTop(仮想デスクトップ)を提供~

    スタートフォース株式会社(所在地:東京都千代田区大手町、代表取締役社長:Jin Koh 、以下 スタートフォース)と広瀬電工株式会社(所在地:東京都千代田区外神田、代表取締役社長:廣瀬 美智俊、以下 広瀬電工)は、企業向けWebTop(仮想デスクトップ)ソリューション『Startforce Enterprise』と、専用にカスタマイズされた『Linux(Ubuntu)』のプレインストール済みネットブックのパッケージ新製品『Startforce Boot Client ソリューション(以下 SFBCソリューション)』の販売を開始いたします。

    スタートフォース株式会社ロゴ


    現在、企業における情報漏えいの事件があとを絶ちません。このようなセキュリティの問題に対処するために、7割以上の企業ではノートPCの社外持ち出しの禁止や制限を行っています。(※1)
    ノートPCの社外への持ち出しを禁止する事は情報漏洩対策として有効ですが、反面、業務の効率化や生産性の低下などが多くの企業で問題となっています。

    ■効果的で安全な社外での情報活用
    『SFBCソリューション』は、個人情報などの機密情報をスタートフォースのストレージで管理し、高いセキュリティ機能で守られ、アクセスも監視される事で、効果的で安全な社外での情報活用が可能となります。
    また、企業内の既存の情報システムと柔軟に接続が可能であるために、既存のインフラを変更する事なく短期間で導入、利用を開始する事が可能です。

    ■社外における低コストでの情報活用を促進
    『SFBCソリューション』は、クライアントPC(ネットブック)をソリューションの一部とする事で、社外において、より低コストでの情報活用を促進する事が可能となります。
    バンドルされる『Linux』(『Ubuntu 9.04』をベースとしてカスタマイズ)は、広瀬電工により『Startforce Enterprise』の利用環境に合わせ、カスタマイズ(※2)が実施され、同時に『OpenOffice.org』(※3) がインストールされた状態で、『SFBCソリューション』専用ネットブックとして提供されます。
    『OpenOffice.org』によって、オフライン環境でのオフィス資料の作成や編集が可能となるほか、作成・編集されたファイルを『Startforce Enterprise』のクラウド上に保存することで、より安全なファイル共有を実現しました。

    ■『Startforce Boot Client ソリューション』の特長
    ○月額課金により、ネットブックと仮想デスクトップ・ソリューションをワンストップで購入、利用が可能

    ○ネットブック本体と『Startforce Enterprise』のアカウント情報ですぐに利用が開始

    ○ネットブックに情報を保存しない事で、ネットブック紛失時の情報損失や漏洩リスクを削減

    ○SaaS型の仮想デスクトップにより、デスクトップOSやアプリケーションのメンテナンスなどの管理者の作業負荷が軽減され、運用に関するコストを大幅に削減

    ○データの管理作業(バックアップやウィルス対策)も『Startforce Enterprise』の利用料金に含まれているため、通常では必要となる情報管理のためのアプリケーションのコストを削減

    ○詳細な機密情報へのアクセス管理やアクセス履歴情報収集により、コンプライアンス遵守が可能


    (※1)日経BP社サイト「Enterprise Platform」による、ノートPCの利用実態についてのアンケート結果
    (調査期間:2008年12月10日~2009年1月28日)
    http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090408/328108/?ST=erm&P=1

    (※2)SFBC向けにカスタマイズされた『Ubuntu』の概要
    ・『Ubuntu9.04』をベースとして『Startforce Enterprise』実行環境に特化したアプリケーション及びサービスの動作環境を最適化し、短時間でのOSの起動も同時に実現
    ・インターネット使用時に利用するキャッシュデータはRAMディスクで処理され、シャットダウン時に自動的に削除。その他のデータは、マシンの起動時に前回の保存データを削除し、ネットブックにユーザのデータを残さない利用を実装
    ・『Startforce Enterprise』専用ランチャーにより、スムーズな立ち上がりを実現

    (※3)『OpenOffice.org』
    『OpenOffice.org』とは、オープンソースのオフィスソフトの一つであり、誰でも自由に無償で利用することができ、興味があれば開発に参加することもできるアプリケーションです。


    ■Ubuntu Japanese Team 代表 小林 準様からのコメント:

    「スタートフォース株式会社様と広瀬電工株式会社様による、『Startforce Boot Client ソリューション』のリリースを心より歓迎致します。WebベースOSとして注目される『Startforce』と、『Ubuntu』ベースのOSを搭載したネットブックの組み合わせは、セキュリティとモビリティの両面において最適であるように思われます。この製品により『Startforce』および『Ubuntu』、そして、それらで活用されているオープンソース・ソフトウェアのさらなる普及を期待します。Ubuntu Japanese Team は、『Startforce Boot Client ソリューション』ユーザの皆様に安心して利用して頂けるよう、引き続き『Ubuntu』のさらなる改善とコミュニティの発展に努めて参ります。」


    ■『Startforce Boot Client ソリューション』製品概要
    出荷開始予定日:2009年8月上旬
    価格     :月額3,500円(2年間の継続利用の場合)
    販売経路   :広瀬電工株式会社が販売、ハードウェアの保守、テクニカル・サポート等を一貫して提供。(テクニカル・サポートに関する保守費用は月額課金に含まれています。)


    ■『Startforce Enterprise』とは
    『Startforce Enterprise』は、独自のWeb OS機能をWebブラウザから利用者に提供します。利用者はインターネットに接続されたPCがあれば、アプリケーション等をインストールすることなしに、Webブラウザ上で安全かつ容易に情報共有が可能となります。

    ■『Ubuntu』について
    『Ubuntu』は、『Linux』をベースとして、オープンソース・ソフトウェアを組み合わせて開発されているOSです。2004年10月のリリース以降、世界中の企業、家庭、学校、政府組織において、数百万のユーザに利用されています。
    英国Canonical社の支援のもと、確実にセキュリティ・アップデートが提供されることと、使いやすいユーザ・インタフェースを備えていることが特徴です。
    『Ubuntu』は無償で提供されており、自由に変更を加えることができます。

    『Ubuntu』英語版URL : http://www.ubuntu.com/
    『Ubuntu』日本語版URL: http://www.ubuntulinux.jp/

    ■スタートフォース株式会社 会社概要
    <日本支社>
    社名  : スタートフォース株式会社
    創業者 : 代表取締役社長 Jin Koh
    設立  : 2007年12月14日 日本支社法人登記
    資本金 : 1,000万円(Startforce, Inc. 100%出資)
    所在地 : 東京都千代田区大手町1-8-1 KDDI大手町ビル16階
    事業内容: Webデスクトップ製品の販売・保守・コンサルティングサービス
    URL   : http://www.startforce.co.jp/

    <本社>
    社名  : Startforce, Inc.
    創業者 : 代表取締役社長 Jin Koh
    設立  : 2006年3月設立
    所在地 : 5 Thomas Mellon Circle, Suite 270 San Francisco, CA. 94134


    ■広瀬電工株式会社 会社概要
    社名      : 広瀬電工株式会社
    代表取締役社長 : 廣瀬 美智俊
    設立      : 1925年3月
    資本金     : 2,100万円
    所在地     : 東京都千代田区外神田1-10-5 廣瀬本社ビル6F
    事業内容    : 電設資材(照明・家電小物)販売及び設計・施工、情報セキュリティ製品開発、保守サポート等
    URL       : http://hirosedenko.co.jp