報道関係者各位
    プレスリリース
    2009年6月23日 11:00
    株式会社テクノツリー 株式会社レクサー・マトリクス

    生産準備支援ソフトウェア「Prometree(プロメトリー)」を新発売

    ~蓄積した技能から仮想量試を行い、製造用ドキュメントが準備できます~

    株式会社テクノツリー(本社:兵庫県明石市、代表取締役:木下 武雄)と株式会社レクサー・マトリクス(本社:鳥取県鳥取市、代表取締役:中村 昌弘)は、蓄積した技能から仮想量試を行い、製造用ドキュメント準備まで一貫して対応できる生産準備支援ソフトウェア「Prometree(プロメトリー)」を開発し、7月1日から販売を開始いたします。 ■「Prometree」開発の背景 生産活動の準備段階においては、CADデータと連携した各種の工程設計用ツールが提供されているが、システムの規模が大きいこともあって高価(Min.数千万円)であり、製造業の生産準備段階に普及するには至っていません。 このようななか、株式会社テクノツリーと株式会社レクサー・マトリクスは、両社のコア技術である技術・技能伝承用教材作成ソフトウェア「Mastree」と仮想量試用ソフトウェア「GP4」を融合させることで、工程設計から製造用ドキュメントの準備と技能伝承まで一貫して対応できる画期的かつ廉価なソフトウェア「Prometree」を開発いたしました。 ■「Prometree」の概要 「Prometree」は、CADデータや製作手順のデータを外部からインプットし、ベテランの作業映像などから標準時間を分析することで、仮想空間でのアニメーションによる動作分析と工程間の山積み改善などを行います。さらに、各工程で必要な製造ノウハウの見える化を行います。 そして、これら工程設計の結果をそのまま、製造教育用のビジュアルマニュアルや従来の紙ベースマニュアルのデータとしてアウトプットします。これにより、生産準備段階における工程設計の効率化と見える化を実現すると共に、製造段階での事前教育から技能伝承活動まで一貫して対応できるシステムを構築します。 ■「Prometree」の特長 工程設計から製造段階まで一貫して対応できる生産準備支援ソフトを低価格で提供します。 1.バーチャルな情報とリアルな情報を組み合わせた、新しいスタイルの生産準備支援用ソフトです。 ・ビデオ映像から標準時間を分析し、仮想空間で工程設計のシミュレーションが可能です。 ・具体的には、アニメーションによる動作分析や工程間の山積み改善を行います。 2.工程設計から技能教育まで幅広く活用できます。 ・上流での工程設計データを取り込んだ、臨場感ある製造用作業マニュアルが作成できます。 3.導入しやすい低価格で提供します。 ・従来のCADシステム主体のものより、導入費用が大幅に削減できます。 ■「Prometree」の機能 1.各種データ取込機能:CAD、画像、Excelなど各種電子データの取り込み 2.工程設計機能:図面や各種情報を組合せてアニメーション化         仮想空間でのシミュレーションによる仮想量試 3.山積み編集機能:工程間の作業負荷配分(山積み改善) 4.時間分析機能:ビデオ映像から動作時間を分析し標準時間を設定 5.ビジュアルマニュアル編集機能:基本は簡単なドラッグ&ドロップ操作                 映像やアニメーション入りビジュアルマニュアルを編集 6.作業指示書作成機能:工程設計データから所定フォーマットの作業指示書を作成 ■「Prometree」の用途 1.多品種少量型生産(機械組立工場、大型産業機械、造船・各種プラントなど) 2.量産型生産(コンベヤ組立ライン、セル型ライン、フロー・ショップ型ライン) ■販売価格と提供時期 価格:7,000千円より 時期:2009年7月1日より ■販売目標 今年度(2010年3月まで)15セット、105百万円を計画 ■「Prometree(プロメトリー)」を活用したイメージ例 下部の図1がイメージ例です。