報道関係者各位
    プレスリリース
    2016年8月9日 14:00
    株式会社ヒューマンバリュー

    「脳科学」が職場や教育現場の「学び」を変える! 書籍『脳科学が明らかにする大人の学習』8月2日発刊

    ~専門家による論文が編纂 学習の設計をより効果的に!~

     株式会社ヒューマンバリュー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:兼清 俊光)は、書籍『脳科学が明らかにする大人の学習~ニューロサイエンス・オブ・アダルトラーニング』を2016年8月2日(火)に発刊しました。

    表紙

    書籍URL: http://www.humanvalue.co.jp/hv2/publish/book17.html


    ■脳科学から「学習の設計」を考察!
     本書では、神経生物学者、臨床心理学者、教育者といった専門家たちによって執筆された「脳の働きと学習」に関する論文が編纂されています。その中で、脳科学の観点から、学習を設計する際に重要となるポイントを数多く紹介しています。
     こうした脳科学の知見を生かし、職場や教育現場の学習プロセスや学習環境をデザインすることで、職場や教育現場での学びをより適切で、効果的なものにすることができます。
     研修講師、コンサルタント、企業の人事・人材開発担当者、現場のマネージャー、教育系の事業に携わる方(企業、NPO)、教師、スポーツのコーチなどといった学習を設計する方々や、子供から大人までの成長支援に関わるすべての方にとって、有意義な情報を得られる書籍となっています。


    ■書籍の中であげられているポイント(文中より抜粋)
    ・恐れや不安が、学習を阻害する
     私たちは脅威を感じると、心も体も安全を確保するために、防衛反応を行うようになっています。私たちの心は、その瞬間、脅威に反応するために、重要な情報だけに集中しています。しかし、学習者が安全を感じると、好奇心が湧き上がります。私たちは安全を感じ、自分の周りのことをよく知っていると、新しいものを望みます。

    ・感情を伴った学習経験が、記憶の定着を促進する
     アドレナリンの効果の1つは、経験の記憶を強化することです。アドレナリンは、感動的でポジティブな出来事のときにも放出されます。そのため、いかに学習者の感情を動かし、動機づけとなるような興味を喚起するかが重要です。そのようにつくられた教室のアクティビティは、彼らの注意を引きつけ、より鮮明に記憶させるでしょう。

    ・正解のない問題を解くときには、内省と十分な時間を要する
     正しい答えを得るときの作業は、言語活動の領野が存在する前頭葉で行われます。それとは対照的に、多面的な観点から問題を検証するには内省が必要となり、それは後頭葉を中心として行われます。また、複雑な神経回路の中で、脳が探索、分類、統合作業を行うため、時間を必要とします。


     欧米ではすでにこうした「脳科学」の知見を活かした、人材育成や教育プログラムの設計、評価プロセスの変革等の取り組みが広がっていますが、今後日本でもそうした取り組みが広がっていくことが考えられます。


    ■書籍概要
    書籍名: 脳科学が明らかにする大人の学習
         ~ニューロサイエンス・オブ・アダルトラーニング~
    編著 : サンドラ・ジョンソン、キャスリン・テイラー
    翻訳者: 川口 大輔、長曽 崇志
    価格 : 2,400円+税
    出版社: 株式会社ヒューマンバリュー
    URL  : http://www.humanvalue.co.jp/hv2/publish/book17.html


    ■会社概要
    商号  : 株式会社ヒューマンバリュー
    代表者 : 代表取締役社長 兼清 俊光
    所在地 : 〒102-0082
          東京都千代田区一番町18番地 川喜多メモリアルビル4階
    設立  : 1985年11月15日
    事業内容: 人材開発・組織変革に関する最先端情報の収集と研究・情報発信、
          コンサルティング
    資本金 : 4,500万円
    URL   : http://www.humanvalue.co.jp/


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    メール: info@humanvalue.co.jp