報道関係者各位
    プレスリリース
    2016年7月29日 15:00
    学校法人近畿大学

    近畿大学医学部附属病院×立花容器(株)共同開発 看護師の声から生まれた医療器具を発売

    近畿大学医学部附属病院(大阪府大阪狭山市)と立花容器株式会社(岡山県小田郡)が共同開発した医療器具を、平成28年(2016年)8月10日(水)から発売します。今回開発したのは、治療中に出た膿や嘔吐物などを入れたり、医療器具を一時的に置いたりする「膿盆(のうぼん)」で、近畿大学が持つ3つの総合病院で使用するほか、医療機関向けに販売します。

    【本件のポイント】
    ●看護部、医療安全対策室、感染対策室など、現場の声を取り入れた医療器具を共同開発
    ●膿盆と嘔吐物処理容器の2つの機能を併せ持ち、使い捨てにすることで清潔を保つ
    ●安全な医療を提供するために、医療器具の改良に積極的に取り組む

    【本件の概要】
    近畿大学医学部附属病院では、以前は金属製の膿盆を毎回洗浄・消毒して使用していましたが、ここ数年はプラスチック製に変更しておりました。この度、安全・衛生を徹底するため、さらに改良を加えたプラスチック製の膿盆を立花容器株式会社と共同で開発しました。開発にあたっては、看護部、医療安全対策室、感染対策室など、医療現場に立つスタッフの声を取り入れ、従来の膿盆の用途にとどまらず、ガーグルベース(嘔吐物処理容器)としても使用できるように設計しました。通常の膿盆と比べて深さがあるため、嘔吐物が飛び散る心配もなく、カップのふちの2カ所の持ち手が安定感を高めています。
    近畿大学医学部附属病院では、安全な医療を提供するために、人材教育はもちろん、こういった医療器具の改良にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

    ■発売日:平成28年(2016年)8月10日(水)
    ■商品名:ディスポトレー700(膿盆)
    ■サイズ:211×126.6×50mm、12.4g
    ■材 質:PPF(フィラー入りポリプロピレン)単層品
    ■販売元・お問合せ:立花容器株式会社 担当:田中 TEL(06)6339-2238

    【本件の背景】
    立花容器株式会社は、木とプラスチックを柱として食品容器や生活雑貨品等を販売する会社です。代表取締役社長の岡野邦男氏は近畿大学卒業生であり、さらなる活躍の場として医療材料分野への参入をめざすなかで、近畿大学医学部附属病院へ医療器具の共同開発の声を上げました。
    また、看護師からも、衛生面を考慮して、嘔吐物が飛び散る心配がなく、安定感があり持ち運びがしやすい膿盆に改良してほしいという声があり、立花容器株式会社と共同でプラスチック製の使い捨てにできる新しい膿盆を開発するに至りました。

    【開発に協力した看護師のコメント】
    今までのプラスチック膿盆は、医療処置に使用しており、浅い形状でした。現場の看護師の声を聞くなかで、多様性のある容器として使えるようにこの商品を考案しました。医療処置用のみならず、ガーグルベースとしても使用するなど、日々の生活のケアにも活用できると考えています。このように看護ケアに生かせるような製品の開発やアイデアを現場から発信できることはとても貴重な機会だと思います。
    (近畿大学医学部附属病院 副看護部長 酒井 美恵)

    【用語説明】
    ■膿盆(のうぼん)
    医療器具の一つで、体の部位や口角にフィットするようにソラマメのような形をしたトレイ。嘔吐物などの液体を受けたり、手術で切除・摘出した臓器や外傷処置時のゴミを入れたり、医療器具などを一時的に入れておいたりするために使用される。

    ■ガーグルベース(嘔吐物処理容器)
    ベッド上などでうがいした水や嘔吐物などを受けるために使う、カーブした洗面器のような容器。うがい受け。ガーグルベースは在宅でも使用するので、介護用品に分類される。

    【立花容器株式会社について】
    ■商  号:立花容器株式会社
    ■所在地 :岡山県小田郡矢掛町浅海385-1(本社)
    ■代表者 :代表取締役社長 岡野邦男
    ■事業内容:プラスチック・木製品の製造及び販売
    ■設  立:昭和30年(1955年)4月1日

    近畿大学医学部附属病院×立花容器(株)
    近畿大学医学部附属病院×立花容器(株)
    新商品のディスポトレー700(膿盆)
    新商品のディスポトレー700(膿盆)