報道関係者各位
    プレスリリース
    2022年3月4日 17:00
    あさ出版

    尾林誉史 著『元サラリーマンの精神科医が教える 働く人のためのメンタルヘルス術』2022年3月11日刊行

    尾林誉史 著『元サラリーマンの精神科医が教える 働く人のためのメンタルヘルス術』

    尾林誉史 著『元サラリーマンの精神科医が教える 働く人のためのメンタルヘルス術』
    尾林誉史 著『元サラリーマンの精神科医が教える 働く人のためのメンタルヘルス術』

    株式会社あさ出版(代表取締役:佐藤和夫、所在地:東京都豊島区)は尾林 誉史著『元サラリーマンの精神科医が教える 働く人のためのメンタルヘルス術』http://www.asa21.com/book/b600524.html を2022年3月11日(火)に刊行いたします。

    “心の水位”が下がってどうしようかと思ったら読む本

    メンタル不調には、うつ、抑うつ状態など、いろいろな呼び方がありますが、そうした“心の水位”が下がっている状況とはどういうものなのかを理解し、早めのケアすることが大切です。

    本書では、「病院選び」や「薬のこと」、「復職」に至るまで、メンタル不調を自覚した段階から、回復して復職するまでに、知っておいてほしいことをQ&Aでわかりやすく解説。

    元サラリーマンで、年間3000~4000人のメンタルケアに向き合ってきた精神科医・産業医の著者がお教えいたします。

    “心の水位”が下がったら知っておいてほしいことをQ&Aで解説

    ※以下本書より抜粋要約

    Q. 回復のために第1段階でやるべきことはなんですか?

    A.ともかく、「ちゃんとダラダラ休む」ことです。

    時間の経過とうつ病の症状の変化
    時間の経過とうつ病の症状の変化

    まず初めの第1段階では、ちゃんと休むことが必要です。

    この段階は、ひたすらうみを出し切るようなものだと思ってもらいたいのです。
    「いわばデトックスです」という言い方もします。

    ともかく、回復の右上がりの曲線にしっかりと乗っていくためには、初めのこの時期に、グダグダし、ダラダラすることが、必要です。

    期間は1か月から2か月ぐらい。ちゃんとダラダラすると回復までの時間が短くなります。

    Q.調子のいいときは、仕事のメールに返事をしてもいいですか?

    A.メールやLINEは、見られないようにしてください。 仕事モードに入るのは、まだ早いのでやめておきましょう。

    心ちょっと調子が戻ってくると、受信したメールだけでも返そうかという気持ちになるかもしれません。
    しかし、仕事モードに入るのは、まだやめておきましょう。

    かつてはできていたことがうまくいかないと、自信をなくしてしまいます。
    自分を一番脅かすものは、以前の自分です。

    雑誌をパラパラと眺める、娯楽小説やコミックを読む、動画を観る、外を歩くといった、エネルギーがあまり必要ないものから始めていきましょう。

    Q.良くなったと思ったらまた悪くなるのは、 治療が合わないのでしょうか?

    A.それは必ず起こってくることです。 大きい波で回復していくなかに、どうしても小さい波の上がり下がりがあります。

     大きい波で回復していくなかに、どうしても小さい波の上がり下がりがある
    大きい波で回復していくなかに、どうしても小さい波の上がり下がりがある

    回復は、一直線に右肩上がりするのではなく、良くなったり悪くなったりします。
    大きい波と小さい波があると考えてもらえれば、いいと思います。

    メンタル不調とは、普通でいたものが、何らかの原因でうつ状態に陥って、ストンと落ちてしまっていることです。
    そこから描いていく上昇曲線のカーブは、人さまざまです。

    医師との信頼関係があり、お薬もバッチリはまり、環境も整っていれば、ちゃんとした上昇曲線のカーブを描いていきます。

    小さい波ばかりに注目していると、つらいことも多いし、全体が見えなくなります。
    小さな波が起こるのは一生懸命治療に立ち向かっている証拠です。

    数日という短い単位では悪くなっているように感じても、1か月、3か月単位では良くなっているのです。

    書籍情報

    表紙
    表紙

    タイトル:元サラリーマンの精神科医が教える 働く人のためのメンタルヘルス術
    著者:尾林 誉史
    ページ数:240ページ 
    価格:1,650円(10%税込) 
    発行日:2022年3月11日
    ISBN:978-4-86667-362-2
    http://www.asa21.com/book/b600524.html

    amazon:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866673621/asapublcoltd-22/
    楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/17035961/?l-id=search-c-item-text-01

    目次

    第1章 心の水位が下がってどうしようかと思ったら
    第2章 クリニック・ドクターの選び方
    第3章 どうやって治っていくか
    第4章 治療・薬などで知っておいたほうがいいこと

    著者プロフィール

    尾林 誉史(おばやし・たかふみ)

    著者:尾林 誉史
    著者:尾林 誉史

    精神科医・産業医 VISION PARTNERメンタルクリニック四谷院長
    1975年、東京生まれ。東京大学理学部化学科卒業後、株式会社リクルートに入社。リクルート時代、社内外や年次を問わず発生するメンタル問題に多数遭遇、解決に向けて付き添う中で目にした産業医の現状に落胆するも、とあるクリニックの精神科医の働き方に感銘を受ける。2006年、産業医を志し退職。退職後、弘前大学医学部に学士編入。東京都立松沢病院にて臨床初期研修修了後、東京大学医学部附属病院精神神経科に所属。
    現在、note、面白法人カヤック、ジモティーなど20社弱の企業にて産業医およびカウンセリング業務を務めるほか、メディアでも積極的に発信を行っている。