報道関係者各位
    プレスリリース
    2010年9月24日 11:00
    未来予想株式会社

    「起業家の資金調達に対する意識調査レポート」 全体の44%が直接金融による資金調達を希望

    ~アラフォー起業家と女性起業家は直接金融に積極的!?~

    起業家を支援するレンタルオフィス「CROSS COOP」( http://crosscoop.com/ )を運営する未来予想株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:矢田 峰之、以下 未来予想)は、起業家を対象に、「起業家の資金調達に対する意識調査」を実施いたしましたので、その調査結果を発表いたします。 ■調査概要 実施期間:2010年7月22日(木)~2010年8月18日(水)(28日間) 調査方法:インターネット・オンライン調査      ※経営支援ポータルサイト「MiraiZ.bz」会員登録時に実施 調査対象:20代~70代の起業家      ※会員登録時の役職が「代表」「取締役」「社長」「役員」を含む経営層      ※設立1年未満27%、3年未満23%、5年未満9%、7年未満9%、10年未満7%、10年以上25%      ※従業員数5名未満66%、10名未満15%、20名未満9%、30名未満4%、50名未満3%、50名以上3% 有効回答数:344件 ※今回の調査結果の詳細な資料につきましては、「CROSS COOP」のホームページにてご覧いただけます。 http://crosscoop.com/misc/entrepreneur_report1 ■調査結果 ●資金調達手法:起業家の44%が直接金融での資金調達を希望 資金調達の手法として最も希望が多かったのは銀行借入(39%)、以下、資金調達してまで成長させたくない(17%)、エンジェルからの出資(15%)、ベンチャーキャピタルからの出資(15%)、パートナー企業からの出資(14%)と続いた。依然として間接金融への依存度は高い傾向にあるが、直接金融による資金調達を希望する割合は全体の44%と、半数近い起業家が何らかの方法で直接金融を検討している。 また、以下の通り、回答者の起業家を、「年代別」、「性別」、「起業年数別」、「起業年代別」、「従業員数別」、「上場志向別」に分けて集計したところ、直接金融に積極的な起業家の特徴として、年齢は40代、性別は女性、創業した時期が2001年以降の第3次ベンチャーブーム、設立3~5年、従業員数11~20名規模の企業、上場志向が強い起業家というキーワードが抽出された。 ●年代別:40代起業家が最も直接金融を希望 直接金融を希望する年代別では40代起業家が49%と最も高く、それ以外の特徴として20代起業家がパートナー企業からの出資を希望する割合が高い傾向にある。また、30代の起業家は銀行借入が45%を占めている。 ⇒40代の起業家はビジネス経験や知識の成熟により、直接金融による資金調達を検討する割合が増加 ⇒20代の起業家は人脈が少ないこともあり、資本提携も含めたパートナー企業の開拓を希望 ⇒30代の起業家は銀行借入にも積極的であり、個人保証などのリスクを背負える環境 ●性別:女性起業家は男性以上に直接金融に積極的ではあるが、パートナー企業との資本提携を望む傾向 直接金融を希望する割合は男性起業家が44%に対して、女性起業家は50%と女性起業家の方が直接金融を検討している。また、パートナー企業との資本提携については、男性起業家13%に対し女性起業家は22%となった。 ⇒女性の起業家の半数は直接金融に積極的であるが、パートナー企業との資本提携を希望しており堅実志向 ●起業時期別:2000年の第三次ベンチャーブームを境に直接金融の希望が増加 起業家のなかで直接金融を希望する割合は、2000年以前に創業した起業家は31%であるのに対し、2001年以降に創業した起業家においては40%以上となった。 ⇒2001年以降、第3次ベンチャーブームの起業家は直接金融の活用に積極的であり、マザーズやジャスダックなどの新興市場上場企業の増加や大型ベンチャーキャピタルファンドの増加が背景にあると想定 ●起業年数別:創業時と創業3年~5年に直接金融の需要が増加 創業1年未満の起業家の57%は直接金融を希望している。一方で、創業1年~3年の起業家の直接金融を希望する割合は37%と一時的に低下するが、創業3年~5年になると再び52%と上昇する。 ⇒創業時と設立3年~5年のタイミングで成長のための資金需要が高まる傾向 ●従業員数別:11名~20名の企業規模が最もベンチャーキャピタルからの出資を希望 従業員数11~20名の企業の26%がベンチャーキャピタルからの調達を希望している。従業員規模が大きくなればなるほど、資金調達してまで成長を望まない傾向にある。 ⇒従業員数が11名~20名規模の企業が、最もベンチャーキャピタルからの調達を希望する割合が高い。事業の成長局面を迎える企業規模が20名前後に多い ●上場志向別:上場を目指している起業家は直接金融からの資金調達に積極的 直接金融による調達を希望する割合は上場志向のない起業家は41%であるのに対し、上場志向のある起業家は68%と高い傾向にある。また、時期や機会があれば上場を検討したい起業家も66%は直接金融を希望している。 ⇒一般的にベンチャー企業の資金調達においては、直接金融の方が間接金融よりも調達できる金額が大きいため、上場志向が強い起業家ほど、直接金融による資金調達を希望                                  以上 ■レンタルオフィスオフィス「CROSS COOP( http://crosscoop.com/ )」について 1名から30名規模のベンチャー企業に対して、新宿、六本木、青山などの利便性の高い都内オフィスを、敷金・礼金0円で安価に提供するレンタルオフィス。入居起業家同士のインキュベーション・コミュニティをコンセプトに、ベンチャー支援経験の豊富なスタッフが同オフィス内に常駐し、経営をサポートすることで複数の上場企業輩出実績を保有。 ■会社概要 (1)商号    : 未来予想株式会社 (2)代表者   : 代表取締役CEO 矢田 峰之 (3)本店所在地 : 東京都港区北青山2-7-26 フジビル28 2階 (4)設立年月日 : 2006年9月 (5)主な事業内容: インキュベーション事業           (経営コンサルティング/インキュベーションオフィス運営)           広報支援事業           (PRコンサルティング/プレスリリース配信代行サービス) (6)資本金   : 93,000千円 (7)URL     : http://www.miraiz.co.jp/