プレスリリース
業界初のコンスーマエレクトロニクス機器向け組込みLinuxプラットフォームを発表
平成15年1月9日
モンタビスタ、業界初のコンスーマエレクトロニクス機器向け
組込みLinuxプラットフォームを発表
~ダイナミック・パワーマネジメント、豊富なネットワークサポート、高い信頼性を
提供~
米カリフォルニア州サニーベール、仏パリおよび東京発―2003年1月8日―MontaVista
Software, Inc.(以下、モンタビスタ)は、携帯電話、デジタルテレビ、STB、テレ
マティックスのようなコンスーマエレクトロニクス製品に特化した高品質なLinuxオ
ペレーティングシステムとクロス開発環境、MontaVista™ Linux® Consume
r Electronics Edition 3.0を発表しました。
モンタビスタのCEO兼社長のJim Readyは以下のように述べています。
「MontaVista Linux Consumer Electronics Editionは、組込みLinuxでの当社の豊富
な専門技術とコンスーマエレクトロニクス市場における経験を基に開発されたもので
ある。世界のトップ4のコンスーマエレクトロニクス・メーカは既にモンタビスタの
顧客である。さらに、ソニー殿、Panasonic(松下電器産業)殿、東芝アメリカ殿、
ヤマハ殿を含むグローバルなコンスーマエレクトロニクス企業の数社が弊社へ出資し
ており、それは、Linux搭載の次世代のデジタル家電製品に対する当社のビジョンへ
のサポートを確証するものである。」
MontaVista Linux Consumer Electronics Edition (CEE)は、ダイナミック・パワー
マネジメント、家電向けの豊富なネットワークサポート、家電製品の品質レベルの信
頼性を追加することにより、Linuxを強化した製品で、特にコンスーマエレクトロニ
クス機器メーカのニーズに応えるために開発されたものです。CEEは、コンスーマ機
器に特化したプロセッサをターゲットとしており、まずはTI OMAP 1510およびOMAP 5
910とそれに対応する Innovator開発キット、およびIBM社のPowerPC 405LPとそれに
対応する Arctic IIリファレンスボードがサポートされ、その他のプラットフォーム
についても今後サポートしていく予定です。CEEは、主要なモバイル機器、コンスー
マ機器、車載システムのバーティカルマーケットにおけるソフトウエアパートナから
提供される豊富なソリューションの根幹となっています。
また、CEEは、低消費電力、メモリサイズ制限、および起動/再起動時間の短縮が要求
される、極めて制約の厳しいモバイル機器の条件にも対応するようチューニングされ
ています。完全なクロス開発環境に加えて、CEEでは、製品のエンドユーザが高品質
な機能を利用できるようにシステム性能を最適化するための新しい開発ツールが加わ
っています。
MontaVista Linux Consumer Electronics Editionは、オープンソースおよびモンタ
ビスタ・ライセンスのソフトウエアをベースにしており、モンタビスタの主力製品で
あるMontaVista Linux Professional Editionのすべての利点を取り入れ、また両エ
ディション間でアプリケーションの互換性もあります。MontaVista Linux Consumer
Electronics Edition 3.0の特長は次の通りです。
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